バレーボールのサーブカットのやり方とは?3つのコツを理解して練習しよう
バレーボールのサーブカットは、ボールの軌道を素早く予測し、ボールを正面で捉えることがコツです。コート内の選手同士が声を出し合うことも大切で、個人スキルとチームの連携の練習が必要になります。落ち着いてボールを処理することを意識して、バレーボールのサーブカットの上達をめざしましょう。
Writer
公式ライター まる蔵
選手・コーチ・認定審判員と、バレーボールと共に人生を謳歌しています。スポーツやバレーの楽しさをお伝えしたい、そう思いながらweb記事を書いています。
サーブカットとは?
サーブカットはバレーボールの攻撃の起点となる重要なプレーで、アンダーハンドパスとオーバーハンドパス両方が許可されています。
サーブカットのやり方
【サーブカットのやり方】
・正しいポジション取り
・体と視線をサーバーに向けて低く構える
・ボールを引き付けて落ち着いてレシーブ
サーブカットはサーバーとレシーバーの距離が長いので、タイミングを測ることが難しいプレーですが、正しいサーブカットの練習をこなすことで感覚が鍛えられます。
サーブカットの基本姿勢
手は、手を組まずに胸あたりで構えることで、アンダーハンドパス・オーバーハンドパス両方に対応しやすくなります。
ポジションの取り方
同じフォーメーションのときも、サーバーに向かって扇形にポジションをとることで、レシーバーがサーバーに正対することができます。
サーブカットのコツ
・ボールの軌道と落下地点の予測
・レシーブするときの手の形
・選手同士のコミュニケーション
サーバーの手からボールが打たれた時点で誰がレシーブをするか判断できれば、ボールの落下地点の移動が楽になり正面へ素早く入ることができます。レシーブをするときは、腕で面を作ることと、声を出して自分がレシーブすることが大切です。
ボールの軌道と落下点の予測
サービスボールの軌道やボールの速さはサーバーを観察することが大切です。サーバーの構えや体の向きを見て判断しますが、相手選手のサーブの特徴を覚えておくことも大切で、常にサーバーとサーブの観察を忘れない意識を持ちましょう。
レシーブするときの手の形
オーバーハンドレシーブの場合も、強いサーブの場合ボールを弾くことがあり、両手が均等にボールに触れる位置に素早く移動することが大切です。
選手同士のコミュニケーションの方法
レシーブをする選手ははい!オーライ!と、自分が取る意思をアピールし、周りの選手もまかせた!おねがい!と声で伝えることが必要です。取ってほしい選手の名前を呼ぶのも効果的で、呼ばれた選手が迷わずボールに向かうことができます。
サーブカットが上手くなる方法
【サーブカットが上手くなる3つの方法】
・ボールの正面に素早く移動
・変化球はボールを充分に引き付けてレシーブ
・速いボールは腕を引き気味でレシーブ
基本的な動きを意識しないで数多くのサーブを受けても上達の効果はありません。常にボールの正面に素早く移動する習慣づけが大切です。
サーブカットをするときの動き方
自分が取るアピールをした後にボールの軌道が変わった場合も、他の選手に託さずに自分で移動してレシーブします。周りの選手は、アピールした選手の邪魔にならないために声を出して避けることも大切です。
変化球に対処する方法
焦ってボールに飛びつかずにボールの正面で低い位置でレシーブすることで、ボールをコート外に弾く危険性が少なくなります。
速いサーブに対処する方法
サービスボールが速く正面に移動しきれなかった場合は、腕で面を作り腕を振らずにボールをコート内に上げることを心がけましょう。
サーブカットの練習方法
数多くサーブを受ける練習は、サーブレシーブの基礎を固める練習の段階を踏んでからすることをおすすめします。
腕で面を作る練習
【腕で面を作る方法】
・両手を組む
・組んだ腕に板を乗せ、傾きがないか確認
・面をセッター方向に向けてレシーブ練習
板が乗った状態でボールを受けて、正しい面を作ることを体得しましょう。
サーブをキャッチする練習
慣れたらボールを前後左右に振り、素早く移動して正面でボールをキャッチする練習に移行します。気をつけたいことは、移動してキャッチするときは必ず止まってボールを受けることです。レシーブは止まった状態でするのが基本です。
2人でサーブを打ち合う練習
やり方は、ネットを挟んでお互いコートの中央辺りにポジショニングして、お互いに軽くサーブを打ってキャッチするを繰り返し、少しずつ距離を伸ばします。体の横でも取れる速さのボールですが、正面に移動して静止してボールを扱う癖付けに最適な練習です。
声掛けの習慣をつける練習
お見合いやぶつかることを恐れずに声を出すことが重要なポイントで、サーブカットのときに自然に声を出す習慣が身に着きます。
サーバーを変えて連続でレシーブ練習
サーバーとレシーバーを順番に入れ替えてチーム全員が数本ずつサーブを打ち、順番にサーブカットの練習をすることで、サーブとサーブカットの両方のスキル上達が期待できます。
サーブカットが上手くいかない原因
【上手くいかない原因】
・ボールが逸れる原因
・ボールの正面に入れない原因
・相手コートにボールが行く原因
サーブカットが苦手な人は多いですが、原因がわからないまま練習を続けても効果がありません。失敗の傾向を考えて原因を知り、意識して練習を重ねることで確実にミスが減ります。
レシーブボールが逸れる原因
レシーブするときに体が止まっていないとボールが逸れることがあります。ボールの落下地点に移動したら、必ず止まってセッター方向に体を向けてサーブカットをすることが大切です。
ボールの正面に入れない原因
まわりの選手の意志がわからず、自分が取ってよいのか迷うこともあり、日ごろの練習で皆が早めに声を出す癖をつけましょう。
相手コートにボールが行く原因
焦って高い位置でレシーブしたり、腕を振ることで相手コートにボールが返るケースもあります。充分にボールを引き付けて落ち着いて対処しましょう。
サーブカットは攻撃の起点
判断を早くして声を出し、素早くボールの正面に移動して落ち着いてボールを処理することで成功率は確実に上がります。個人のレシーブスキルを上げる練習と、チーム内の連携を取る練習を同時に進めることが効果的です。
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