卓球のバックサーブとは?初心者へバックサーブの打ち方と5つのコツを解説!
卓球のバックサーブとは、ラケットのバック面で出すサーブになります。バックサーブの打ち方のポイントは、体の正面で打球することです。バックサーブのコツは、正確なトスを上げる、卓球台に近い位置で打球する、体重移動、サーブの長短、同じようなフォームで回転を出し分けることの5つになります。バックサーブは練習を重ねることで習得することが可能です!
Writer
公式ライター Activel_director
卓球のバックサーブとは?
近年の卓球界では、バックサーブをメインに使う選手が少ないですが、カットマンの中にはバックサーブ主体でプレーする選手が多く存在しています。
卓球のバックサーブのメリット
・バックサーブを使う選手が少ない
・コントロールがしやすい
・フォアサーブと比較して難易度が低い
バックサーブを使う選手が少ない
近年はフォアサーブが主流となっており、世界のトップ選手を見渡してもバックサーブを主体にしている選手は、フォアサーブを主体にしている選手と比較して圧倒的に少ないと言えます。
バックサーブを使うことによって、他の選手と差別化を図ることが可能です。
長短のコントロールがしやすい
フォアサーブは体の横でサーブを打つので、正面で打つバックサーブと比較して打球する位置がズレやすくなります。コントロールを重視してサーブを出したい場合には、バックサーブを活用してみましょう。
フォアサーブと比較して難易度が低い
バックサーブは体の正面で打球するので、卓球初心者でもトスしたボールにラケットを当てやすく、安定して相手コートに入れることが可能です。
フォアサーブよりも安定しやすいバックサーブから覚えることで、サーブミスを減らすことにつながるので、卓球初心者はバックサーブから覚えるのもおすすめです。
卓球のバックサーブのデメリット
フォアサーブと比較してバリエーションが少ない
フォアサーブはグリップを外してスイングができるので、順横回転と逆横回転どちらも出しやすいのが特徴です。バックサーブはグリップを外してスイングしづらいので、左回転(右利き選手の場合)中心になってしまいます。
また、フォアサーブは体の横で打球するため、フォロースルーを工夫することが可能です。
インパクトを隠しづらい
相手にインパクトする瞬間のラケット面を見せることは、サーブの回転の情報を与えることになってしまいます。フォアサーブであれば、体の横側で打球するので、工夫次第でインパクト時のラケット面を見えづらくすることが可能です。
卓球のバックサーブの打ち方
・下回転の出し方
・ナックルサーブの出し方
・横下回転の出し方
・横上回転の出し方
下回転の出し方
【卓球動画】下回転バックサーブ【卓球スクール・タクティブ】
①右足を少し前に出して構える
②トスを上げると同時に、右足に体重をかける
③左肩付近にラケットを振り上げる
④ラケットを振り下ろしながら、ボールの真下をこするようにスイング
⑤打球すると同時に、左足に体重を移動する
ナックルサーブの出し方
①右足を少し前に出して構える
②トスを上げると同時に、右足に体重をかける
③左肩付近にラケットを振り上げる
④ラケットを振り下ろしながら、ボール斜め下に軽く当てるように打球
⑤打球すると同時に、左足に体重を移動する
横下回転の出し方
バック横下回転サーブ
①右足を少し前に出して構える
②トスを上げると同時に、右足に体重をかける
③左肩付近にラケットを振り上げる
④ラケットを振り下ろしながら、ボールの右斜め下をこするように打球してヒジを引き上げる
⑤打球すると同時に、左足に体重を移動する
横上回転の出し方
バック横上回転サーブ
①右足を少し前に出して構える
②トスを上げると同時に、右足に体重をかける
③左肩付近にラケットを振り上げる
④ラケットを振り下ろしながら、ボールの正面を捉えてヒジを引き上げる
⑤打球すると同時に、左足に体重を移動する
バックサーブの5つのコツ
・正確なトスを上げる
・卓球台に近い位置で打球する
・体重移動を利用する
・サーブの長短を意識する
・同じようなフォームで回転を出し分ける
正確なトスを上げる
トスが不安定になってしまうと、バックサーブの打球位置がバラバラになってしまい、ボールをコントロールすることが難しくなってしまいます。
卓球のサーブを出す時、トスを真っ直ぐに上げるのは簡単ではありません。特に卓球初心者であれば、手のひらを開いたまま正確なトスを上げるのは、ある程度慣れが必要になります。
トスが真っ直ぐに上げられない場合には、トスを上げる練習をしましょう。トスを上げる練習は、ボールさえあれば場所を選ばず1人で行えます。
卓球台に近い位置で打球する
卓球台に近い位置で打球するために、前傾姿勢でバックサーブを出すようにしましょう。前傾姿勢になることで、体を卓球台に近づけることができ、自然と打球する位置も低くなります。
体重移動を利用する
体重移動を利用することで、体重移動の力をボールに伝えてサーブを出すことができます。また、体重移動を行うことでサーブのタイミングをとりやすくなり、サーブミスを減らすことにもつながります。
右利きの選手がバックサーブを出す時は、トスを上げる時に右足に体重を乗せて、インパクト時に左足に体重を移動させるようにしましょう。
サーブの長短を意識する
バックサーブは、フォアサーブと比較して回転をカモフラージュすることが難しいので、長短をコントロールして相手を惑わすことが重要です。特にハーフロングサーブをイメージ通り出せるようになると、相手の攻撃を封じながら、3球目のチャンスを生み出しやすくなります。
サーブの長さをコントロールする時、第1バウンドの位置を意識してみましょう。ショートサーブを出す場合には、第1バウンドをネットの近くに落とすことで、相手コートで2バウンドしやすくなります。
ロングサーブを出す場合には、第1バウンドをエンドライン付近に落とすようにすると、相手コートの深い位置にコントロールできます。
サーブの質をより高めるなら、長短どちらも第1バウンドをエンドライン付近に落とすようにしましょう。相手が第1バウンドを見て、サーブの長さを判断できなくなります。
同じようなフォームで回転を出し分ける
横下回転と横上回転のバックサーブを習得したとしても、それぞれが全く違うフォームであれば、相手に回転を見破られてしまいます。バックサーブの回転が相手にバレないように、数種類の回転を同じようなフォームで出せるように練習していきましょう。
同じようなフォームで出すといっても、サーブの回転によってやり方やボールの捉え方は異なるので、打球した後のフォロースルーが同じになるように工夫することをおすすめします。
バックサーブを練習して、サーブのバリエーションを増やそう!
卓球の試合が接戦になると、サーブのバリエーションの多さが勝敗を分けることになります。フォアサーブを主体にしてプレーする選手でも、バックサーブを持っていると勝負所で効果的に使うことができます。
バックサーブを練習して、数多くの得点パターンを準備できるようにしましょう。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。