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ゴールデンエイジとは?子供の運動神経が伸びる大事な時期!

ゴールデンエイジとは?子供の運動神経が伸びる大事な時期!

ゴールデンエイジは、子供の運動神経を伸ばすことができるとても大事な時期です。この時期に様々な遊びや運動を経験することが子供の運動能力を高めるには必要不可欠と言っても良いでしょう。そもそもゴールデンエイジという言葉自体を初めて知ったという方も多いのでは?ゴールデンエイジについて詳しく解説していきます。

2021.12.16

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公式ライター
tsutaete


ゴールデンエイジとは?

Young Swimmer Child Kick Board - Free photo on Pixabay (95609)

ゴールデンエイジとは、子供の運動能力が著しく向上するある時期のことを言います。一般的には6歳から12歳の時期がゴールデンエイジとされ、この時期にどのような運動をするか、どれだけの運動量をこなすかで運動能力は大きく変わります。

これらの基なったのは、アメリカのR.E.スキャモンが発表した「発育・発達曲線」で、運動能力を示す神経型の曲線を見ると12歳頃までに運動能力はほぼ100%発達するとしています。

ゆえに、お子さんの運動能力を向上させるにはゴールデンエイジを理解し、いかに過ごさせるかが非常に大切​です。

ゴールデンエイジは3つに分けられる

Woman Child Mother - Free photo on Pixabay (95606)

①プレ・ゴールデンエイジ

ゴールデンエイジを迎える前の3歳から6歳位までの期間をプレ・ゴールデンエイジと言います。

プレ・ゴールデンエイジは、運動能力の基礎を身につけるためには重要な時期で、大脳からの信号を筋肉へ伝えるメカニズムが著しく成長するのもこの時期です。

神経回路は80%程まで発達するともされており、所謂優れた運動神経を身につけるためには大切な時期と言えるでしょう。

②ゴールデンエイジ

ゴールデンエイジは、個人差はありますが6歳頃から迎えるとされており、この時期であれば新しい動きを直感的に理解してスムーズに体を動かすことができます。

そのため、「手本となる動きを見ただけで覚えられる」ということも少なくなく、動作の習得に適した時期です。技術的なことも徐々に身についてくるので、スポーツのセンスを養うにも重要な時期と言えるでしょう。

また、この時期に覚えた動作はなかなか忘れないともされています。競技を離れて久しいのに「体が動きを覚えている」という感覚はゴールデンエイジに習得した動作ならではです。

③ポストゴールデンエイジ

動作の習得が容易にできたゴールデンエイジが過ぎると、新しい動作を覚えることが難しくなってきます。

12歳頃から14歳頃まではポストゴールデンエイジとされており、以前のように動作の手本を見て直感的に習得するということがスムーズにはいかなくなります。

ただ一方、理解力は増します。戦術的な要素を含んだ動きを十分にこなせるようになります。また、体格が良くなることで身体能力が向上するのもこの時期の特徴です。

ゴールデンエイジで大切にしたいこと

Child Boy Bike On - Free photo on Pixabay (95607)

①日々の過ごし方

ゴールデンエイジという運動能力を著しく伸ばせる貴重な時期をいかに過ごすかはとても重要です。この時期を不意にしてしまうと運動能力の成長を鈍感させてしまいます。

では具体的に何をして過ごしたら良いのか。望ましいのは、昔ながらの外遊びを通じて様々な動きを体験することです。

鬼ごっこやだるまさんが転んだ、簡単なボール遊びなど子供が体を使って楽しめる遊びを十分に体験しておくことです。この遊びが運動能力の基礎をつくります。

②スポーツの選択

ゴールデンエイジでは、あらゆるスポーツを体験することが運動能力の発達をバランス良く促します。もちろん子供がやりたいというスポーツを集中的に行うのも良いですが、それだけにならないことが大切です。

一つのスポーツに集中してしまうと能力に偏りが生じる他、後でスポーツを変えた時に苦労するからです。

できればサッカーをやりながらバスケットなど、動作に大きく違いのあるスポーツを並行して体験したいところです。

ただ、特定のクラブチームに所属をしていて他のスポーツをする時間が無いという場合もあるでしょう。その時は、遊びで様々な動きをを体験しておくことが重要です。

③保護者の関わり方

ゴールデンエイジを有意義なものとするには、保護者のサポートが必要不可欠です。

近年では幼少期における子供たちの運動不足というのも良く耳にしますが、この時期に運動や遊びを通じて様々な動作が習得できないと、運動以前の問題も生じる恐れもあります。転んだ際に手を付けないというのは一例です。

そのため、子供がやりたいスポーツは積極的にやらせるというのも一つ。外遊びに積極的に誘って一緒に遊ぶというのも良いでしょう。子供がのびのびと体を動かせる環境を整えてあげる、ということです。

それぞの時期に合ったトレーニングや遊び

Boys Football Soccer - Free photo on Pixabay (95605)

①プレ・ゴールデンエイジ

プレ・ゴールデンエイジは、様々な体の動きを体験しておくことが運動能力の基礎をつくるには必要不可欠です。

そして、この時期においては何より遊びを通して様々な動きを体験するといのがうってつけと言えます。先にも紹介しましたが、鬼ごっこやだるまさんが転んだ、ボール遊び、さらには音楽に合わせて踊るというのも良いでしょう。

幼少期はいかんせん集中力が長続きしないので「楽しめる」遊びや運動をたくさんさせるというのがベターです。

②ゴールデンエイジ

ゴールデンエイジでは、特定のスポーツを行っているのであればスキル習得に関わるトレーニングをしておくことが大切です。基礎トレーニングも重要ですが見様見真似で動きを習得できるのもこの時期なので高度なスキルもトレーニングしておくと良いでしょう。

また、最近ではコーディネーショントレーニングがこの時期においては非常に有効とされています。コーディネーショントレーニングとは、頭で思ったように体を動かせるようにするトレーニングで、後出しジャンケンはその一例です。

相手が出した手に対して勝てる手は何か考え、手を通して瞬時に表現するというものです。シンプルではありますが、頭と身体を連動させる能力を鍛えることができます。

③ポストゴールデンエイジ

ポストゴールデンエイジは、理解力が身についてくるのでチームスポーツであれば戦術を絡めた実戦形式のトレーニングが有効となります。

また、心肺機能や敏捷性が備わってくるのもこの時期です。そのため、持久力の向上を目的とした走り込みや敏捷性の向上を目的としたラダートレーニングなども効果的です。ただ、筋力アップを図った筋力トレーニングに関しては個人差があるので見極めが大切です。

体の成長期で骨格が完成されていない場合もあるのでポストゴールデンエイジが過ぎてからでも良いでしょう。

ゴールデンエイジは子供の運動能力をグンッと成長させる

ゴールデンエイジは、子供の運動能力が格段に向上する時期です。この時期に様々な遊びや運動を体験しておくことが運動能力の基礎をつくりますし、運動神経と言われるようなスポーツのセンスを身につける上でも重要です。

ただ、そのためには保護者の関わり方もポイントとなります。お子さんがのびのびと体を動かせる環境を整えてあげることが、この時期においては大切です。お子さんが興味を持ったスポーツを積極的にやらせてあげたり、遊びに一緒になったりというのも必要でしょう。

ゴールデンエイジを有意義なものとするにはサポートも必要です。

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