Aパスとは?Bパスなどのバレーボールのパスを詳しく解説!
Aパスとは、セッターがかまえた位置に正確に返すレシーブのことです。セッターを一歩も動かすことなく返したAパスは、自分のチームの攻撃パターンをすべて使うことができ試合を有利に運ぶことができます。Bパスはセッターを1~2m動かすパスで、C・DパスはBパスより乱れたパスです。
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公式ライター Activel_director
4つのパスの種類(Aパス・Bバス・Cパス・Dパス)
Aパスはセッターが構えた位置に正確に返すパスで、Bパスはセッターの位置から数歩の範囲に返すパスです。CパスはBパスより乱れたパスで、Dパスは相手コートに返るなど失敗したパスのことを指します。
Aパス
同じAパスでも、じっくり落ち着いて攻撃を組み立てたいときは高さのあるパスを、素早く攻めたいときは速いパスを送り、状況で使い分けます。
Bパス
BパスはAパスよりもやや処理し辛いパスですが、セッターに返ったジャッジとなります。Bパスの場合もセッターはコンビ攻撃の選択ができ、ほぼすべてのスパイク攻撃につなげることができます。Bパスは、セッターがボールの下に移動する時間を作るために、高いパスを上げることでコンビ攻撃につなげやすくなります。
Cパス
セッターにCパスが返った場合コンビバレーは機能しなくなり、得点獲得はセッターとスパイカーのスキルにゆだねられます。
Dパス
Cパスまでは辛うじて攻撃につなげることができますが、Dパスはレシーブがセッターから逸れた状況を指すので、味方選手がフォローしきれない場合は相手の得点になります。
Aパスのメリットとは?
攻撃パターンが多いチームも、Aパスの数が少ないとコンビ攻撃を活かすことができません。
Aパスとサーブレシーブ成功率
バレーボールの試合を分析するにはさまざまな計算式を用いますが、サーブレシーブ成功率は試合を大きく左右する数値となります。Aパスが多い試合展開は自分のチームが有利となり、成功率の高いリベロは優秀と評価されます。
【サーブレシーブ成功率の計算式】
サーブレシーブ成功率(%)=(Aパスの数×100+Bパスの数×50)÷レセプション数×100
2019年Vリーグディビジョン1のサーブレシーブ成功率のトップは、男子がサントリーの鶴田大樹選手(67.0%)で、女子は久光の新鍋理沙選手(68.8%)でした。
Aパスのやり方
Aパスの基本はセッターを動かさずに返球することですが、返す位置だけでなく、柔らかく弧を描くパスを出すことでセッターがボールを処理しやすくなります。
Aパスのコツ
Aパスははディグやレセプションの場面で使いますが、パスの基本を習得することが必要となります。対人パスのときから相手に正確にパスを返す癖をつけることが大切です。
Aパス成功のポイント
セッターの真上にAパスを返そうと意識しすぎると、ボールがネットを越えてDパスになることがあります。落ち着いて、セッターのやや手前に向けてパスを送ることがAパス成功のポイントです。
Aパスはコンビ攻撃の要
サーブやスパイクの技術は日々向上して、Aパスを出すことが難しい場面も増えていますが、ただ漠然とレシーブをせず、セッターがトスを上げやすいパスを出すことを意識してプレーすることが大切です。
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