バドミントン審判の基礎知識!審判のやり方やコールの仕方とは?
バドミントンの審判っていったい何を審判しているの?そのやり方、コール、ジェスチャーの意味は?バドミントン初心者の方でもわかりやすいよう、基礎知識をまとめました。審判に関わる資格検定についての情報も掲載しています!!
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公式ライター Activel_director
バドミントンの審判
バドミントンの審判には、日本バドミントン協会から発行される正式な資格検定があり、検定に合格すると取得することができます。
バドミントンプレイヤーの方も、正確な審判・ルールについて学ぶ目的でこの検定に挑戦する方も多いようです。
今回は、バドミントンの審判が知っておきたい必要知識をご紹介します。
バドミントン審判の種類
レフェリー
大会すべての運営を任されている存在であり、マネージメントとしての業務が多くなります。
デュピティーレフェリー
また、副部長はそれらを潤滑に行えるよう更に細かな業務に当たっています。
主審
主審はサービスジャッジの審判内容を取り消す権限があり、バドミントンの試合全体の審判権限を持ちます。
線審
特に、バドミントンでは速い球のラリーが多いため、線審と主審の連携が正しい審判結果を生み出すために重要です。
バドミントンの審判位置
バドミントンのルール
ゲーム進行
サービスのルール
審判コール:全体の流れ編
試合開始時「ラブオール、プレー」
休憩時「インターバル」
審判は、この休憩時間を示す時に「インターバル」とコールします。秒数は「〇〇セコンズ」と続けるやり方です。何秒かを伝えるので内輪のバドミントン試合なら日本語でも構わないですが、正式なコールの仕方としては英語がベターです。
ゲーム終了時「ゲームウォンバイ…~」
マッチ終了時「マッチウォンバイ~…」
審判コール:サービス編
コールのやり方「サービスオーバー」
得点数のコールのやり方
例えば、「3-1」の場合は「スリーワン」と言います。同点の場合は「オール」という言葉を使います。「18-18」の場合は「エイティーンオール」です。
サービスが正しくない場合のコール「フォルト」
フォルトの種類をジェスチャーで審判が示す
バドミントンでは一番このサービス時の審判のやり方が重要になりますので、ジェスチャーとコールを初心者の方はしっかり覚えてください。
ゲームの区別の仕方
ファーストゲーム
セカンドゲーム
ファイナルゲーム
ゲームの進行を伝えるコールの仕方
ゲームポイント
同点で20点に差し掛かった時は、1点差になった時点でコールします。
マッチポイント
審判コール&ジェスチャー:アウト編
シャトルの落下点が不明だった場合は「見えなかった」ことをジェスチャーで審判が伝えます。
審判によってコールされる「レット」
バドミントンでは、下記の場合がレットの条件と決められています。
〇サーバーのサービスがレシーバーの準備前に行われた
〇サービスの際にレシーバー・サーバーが双方フォルト行為を行った
〇試合中にシャトルがネットに引っ掛かった・乗っかった
〇コーチやその他の理由でプレイヤー以外の存在が試合を中断した際
〇突発的な事故が起こった場合
〇主審・線審双方が審判できない状態が起こった場合
レットとフォルトを誤解しているバドミントン初心者の方もいますが、レットはあくまでやり直しという意味なのでご注意ください。
【初心者向け】バドミントン実戦シミュレーション
試合開始時
①対戦相手紹介
「オンマイライト 〇〇さん、チーム名、オンマイレフト △△さん、チーム名」
②サービス相手確認
「〇〇さん、トゥサーブ」
③試合開始コール
「ファーストゲーム、ラブオール、プレー」
初心者の方は声があまり出ないかもしれませんが、サーブのタイミングはフォルトやレットに関わる大切なものなので、大きな声で伝えるやり方を心がけましょう。
ラリー終了時
初心者の方は不安かもしれませんが、とにかくバドミントンにおいてアウトかセーフかの判断は得点に関わる重要な審判なので、ハッキリと伝えることが大切です。
コート内にシャトルが落ちた場合は足元を指さすジェスチャーを行ってください。主審の場合は得点数を伝えましょう。
それぞれの得点に差がある時は「フォーワン」など、その得点を英語で伝えるやり方です。
同点の場合は、「エイトオール」のように、その点数を伝えたあとにオールをつけるやり方で伝えます。
フォルトと判断した、レットでやり直しにしたい時は…
また、フォルトの場合のジェスチャーはできる限りハッキリと見せてください。初心者の方は少し曖昧なジェスチャーになりがちですが、プレイヤーにわかることが大切ですので、オーバーなジェスチャーをとって構いません。
インターバルを挟む時のコールの仕方
①得点数とインターバルのコール
「イレブンエイト、インターバル」
②コート番号と秒数のコール ※ストップウォッチで時間計測
「コート番号〇〇、フォーティーセカンズ」
③開始直前
「イレブンエイト、プレー」
ゲーム終了時のしめの仕方
①情報を伝えるやり方
「ファーストゲーム、ウォンバイ〇〇さん、チーム名、トゥエンティワンエイティーン」
②ストップウォッチでインターバル時間計測
※チェンジエンド(コートの変更)などがある場合はこの時間に行う。
初心者の方は厳密なルール内の試合で審判をすることはないとは思いますが、次ゲームへの時間も明確に取り決められているため、試合終了で息を抜かないよう気をつけましょう。
バドミントン審判初心者に気を付けてほしいこと
わかりやすく素早いやり方で
初心者の方は、「あれ?どっちだろう…」と悩むことがあるかもしれませんが、わからない場合は主審やバドミントンの先輩に意見を仰ぐことにして、瞬時に判断するスキルを培うことを意識してみましょう。
また、バドミントン審判の初心者が誤審をしてしまうことは決して珍しいことではありません。どんなに集中しているつもりでも、バドミントンでは速い球があるため、どうしても間違ってしまうこともあります。
ミスがないに越したことはありませんが、初心者の方は完璧にこなそうという心構えに押しつぶされないよう、冷静な目で試合を見られるよう頑張ってください。
ジェスチャーとコールは大きく
審判はわかりやすく、が基本になりますので、大きなジェスチャーを初心者の方は特に心がけてください。ジェスチャーの動きを「ビシッ」と決まるように鏡の前で練習してみるのも良いでしょう。
特別なバドミントン試合での審判の扱い
特例①主審不在のバドミントン試合
また、おそらく練習や楽しみとしてのバドミントン試合になるかと思いますが、審判不在の場合は、上記に書かれたような条件をプレイヤー同士で判断しながら進める必要があります。
初心者の方は自分でレットをかけるのは気が引けるかもしれませんが、場合によっては有利に試合を進めるために必要な判断ですので、きちんと進言しましょう。
特例②線審不在のバドミントン試合
大変な審判作業となりますが、インの場合は得点数を、アウトの場合は「アウト」とコールした上で得点数をコールするやり方が主流です。
バドミントン上級者ならば審判の勉強を
バドミントンを深く理解するうえで必要な勉強
体力や体づくりももちろん大切ですが、そもそもどんなやり方でバドミントンに向き合うべきか、どんな戦略が最も勝てるかを考えるならば、ルールの勉強が必須でしょう。
バドミントン審判のやり方やルールを熟知しておくことで、バドミントンの戦略を練る力は抜群に上がります。
バドミントンに関わる仕事が長く続けたい方も
バドミントンの審判やコーチという形でバドミントンに触れていたい方は、資格検定に挑戦しておく必要があります。できる限り高いランクの資格検定に合格しておいたほうが、仕事の幅も広がります。
上級者向けの大会では審判の資格が必須というケースも
バドミントンのスキルだけでなく、正確なバドミントンのルールを知っているかどうかも大会参加権に関わるということです。
ですので、バドミントンでより高みを目指していきたいという方にとっては審判知識の習得は必須の関門と言えるでしょう。
バドミントン審判の資格取得の仕方
公式検定を受験する
初心者の方も、バドミントンのルールから学ぶという点では非常に良い経験になると思いますので、ぜひ挑戦してみてください。
資格取得までの3ステップ
詳しくはあなたが住んでいる地区のバドミントン協会支部に確認し、具体的なスケジュールはいつが良いのかを検討してください。
筆記試験対策の仕方
筆記試験の内容はこのルールブックに基づいて出題されますので、学校の試験勉強のやり方同様に本を元に勉強すれば問題なく合格することができます。
バドミントン審判資格には4ランクがある
資格検定のランク分け
公式バドミントン試合におけるレフェリーや主審、線審になるには、上記それぞれ資格取得しておかなければならない条件が決まっています。
バドミントンの審判資格に飛び級という概念はないので、地道にランク更新されていくしかありません。
審判資格のランクは今まで試合で審判した経験、バドミントン審判の資格を取得してからの年数などによって決定づけられます。それぞれ試験もあるので、常に正確な審判スキルを培っておく必要があるのです。
ちなみに、資格検定の1-3級は下記のように定められています。
〇3級 18歳以上 資格検定合格したもの
〇2級 2年以上 3級の資格をとって5回以上の大会 70試合以上の審判をしたもの
〇1級 2年以上 2級の資格をとって5回以上の大会 70試合以上の審判をしたもの
準3級は初心者にも受けやすい資格検定
実技試験では、主審・線審どちらも受験者同士で交代しながら受けることになります。ここで緊張せず、初心者の方も落ち着いて学んだことを発揮できれば、問題ありません。
資格検定というと難しいものを想像してチャレンジするのが嫌だという方もいますが、バドミントン審判については、とりあえず準3級を持っておいて間違いありません。
バドミントンのルールについての書籍も充実している
様々なルートからバドミントンのルールについて興味を持つことで、プレイヤーとしての幅を広げていきましょう。
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