二の腕の筋肉の名前とは?画像付きで上腕三頭筋・上腕二頭筋などの名称と役割を解説!
二の腕の筋肉は、主に肘の曲げ伸ばしをする筋肉の集まりです。二の腕の筋肉をまとめた筋肉群の名前を上腕筋群といい、上腕筋群はさらに2つに大別できます。上腕二頭筋、烏口腕筋、上腕筋で構成される表側の筋肉群の名前が上腕屈筋群、上腕三頭筋と肘筋を合わせた裏側の筋肉群の名前が上腕伸筋群です。
Writer
公式ライター 萩原歩
学生時代より趣味として仕事としてスポーツ業界に携わってきました。記事を通してスポーツの楽しさや奥深さが伝われば幸いです。
二の腕の筋肉とは?
二の腕の筋肉の構造
二の腕の筋肉 | ||
---|---|---|
上腕筋群 | 上腕屈筋群 | 上腕二頭筋 |
烏口腕筋 | ||
上腕筋 | ||
上腕伸筋群 | 上腕三頭筋 | |
肘筋 |
上腕屈筋群は、上腕二頭筋、烏口腕筋、上腕筋から成り、腕を屈曲する動作をする筋肉群です。上腕伸筋群は、腕を伸ばす動作をする部位で、上腕三頭筋と肘筋で構成されています。俗に言う力こぶができる側に付いているのが上腕屈筋群の筋肉で、上腕屈筋群の筋肉は上腕伸筋群の裏側に付いています。
二の腕の筋肉の名前
上腕二頭筋
烏口腕筋
筋肉群のかなり深い場所に位置するために筋トレで集中して鍛えることが難しい筋肉ですが、上腕二頭筋や上腕筋と連動して動く性質があり、上腕二頭筋と上腕筋を鍛えることが烏口腕筋の強化につながります。
上腕筋
一般的には1つのかたまりと認識されていますが、形状に個人差が見られる筋肉で、頭が外側頭、中間頭、内側頭と3つに分かれている人もいます。上腕筋の筋トレには、鉄棒にぶら下がってする逆手懸垂が効果的です。
上腕三頭筋
筋肉の頭が3つに分かれていることから上腕三頭筋の名前が付けられました。長頭、外側頭、内側頭の3つの頭は肩甲骨の上部外側と上腕骨の後面に付着し、肘の先端に向かって次第に合わさりながら伸びています。
肘筋
肘筋だけをターゲットに鍛える筋トレはありませんが、腕立て伏せに代表される肘を伸展するトレーニングで上腕三頭筋と同時に鍛えることができます。
二の腕の筋肉の役割と働き
・肘の屈曲
・肘の伸展
・肘から先の前腕の回旋
体幹の力を前腕に伝達したり、前腕の重さを支えたりと、前腕を動かし安定させる役割があり、前腕をコントロールするために大きな力を出すことができるパワフルな筋肉です。
上腕二頭筋の役割と働き
烏口腕筋の役割と働き
上腕や肩関節の屈曲と内転では肩関節を安定させる重要な働きをみせ、役割は補助でありながらもカバーする範囲は広い特徴があります。肩や上腕の動きのほとんど全てに関与するため、烏口腕筋を発達させることで腕の動きがスムーズになり、テニスや野球のスイング動作の改善に貢献します。
上腕筋の役割と働き
上腕三頭筋の役割と働き
日常生活ではドアを押して開ける動きや、包丁で食材を切る小刻みな動きに作用しています。また、3つの頭のうち長頭が肩甲骨に繋がるため、肘関節の伸展だけでなく肩関節の伸展や内転に対しても関与している筋肉です。
肘筋の役割と働き
また、肘が屈曲するときには、肘関節の関節包の位置を安定させる働きもあり、肘関節に関わる障害予防に大きく寄与する筋肉です。
二の腕の筋肉を理解して効果的なボディメイクにつなげよう
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