アッレグリ戦術とは?マッシミリアーノ・アッレグリ監督の戦術を解説!
アッレグリ戦術とは、世界的に有名なマッシミリアーノ・アッレグリ監督が考案した、選手の個性を充分に活かすためのサッカー戦術です。アッレグリの名を轟かせるきっかけとなった変則フォーメーションや、クロスボール戦術をはじめとした具体的な方法を、実践例と併せて解説します。
Writer
公式ライター Activel_director
マッシミリアーノ・アッレグリとは?
特に監督としてサッカー史に名を遺したのはACミランとユベントスFCのときで、アッレグリ戦術がチームに大きな変革をもたらしています。選手の特性を活かし、柔軟に戦術を変化させることで有名です。
マッシミリアーノ・アッレグリのプロフィール
身長 | 183cm |
体重 | 73kg |
ポジション | MF |
主な経歴1 |
ペスカーラ・カルチョ(1991~1993年)
|
主な経歴2 | カリアリ・カルチョ(1993~1995年) |
2003-2004年 | ACアグリアネーゼ(セリエC) |
2004-2005年 | SPAL(セリエC) |
2005-2006年 | USグロッセート(セリエC) |
2007-2008年 | USサッスオーロ・カルチョ(セリエB) |
2008-2010年 | カリアリ(セリエA) |
2010-2014年 | ACミラン(セリエA) |
2014-2019年 | ユベントスFC(セリエA) |
4年後ACミランから突如ユベントスに就任し、前監督コンテに続いてセリエA連覇を果たす偉業を成し遂げました。戦術だけでなく選手も入れ替つつ、柔軟に改革していったからこその偉業です。
アッレグリの評価
ユベントスの選手ジュルジョキエッリーニからは管理の達人と評され、チームが苦しいときも全体をまとめ上手くリードする管理力の高さが取り上げられました。
アッレグリ戦術を解説
特に守備を積極的におこなわない攻撃に特化した選手が1人あるいは2人いることで、アッレグリ戦術は大きな効果を発揮してきました。アッレグリ戦術の重要な点は、、攻撃のチャンスをどれだけ多くつくれるかになります。
アッレグリ流の基本的な戦術
囲い込んだうえでボールを奪取するのが目的です。攻撃に反転すると、今度はピッチを広く使いながら前進し、スペースができたらサイドから一気に攻撃を仕掛けます。
基本フォーメーション
変則フォーメーション
変化は攻撃陣の位置によって判断され、守備範囲を広く変化させた中盤が攻撃の起点です。また、攻撃のときには主に4-3-1-2へとポジションが変化します。
クロスボール戦術
引き続き4-3-1-2だと、2人が同時にサイドに流れるので、相手ディフェンスもサイドに分かれ、スペースを作りやすくなるのが狙いです。ゴール下にスペースができれば、トップ下に下がっていた1人が中央から攻めていくこともできます。
アッレグリ戦術の実践例
実践例からわかる特徴は、攻撃に特化した選手が活躍できる場をチーム全体でつくりあげると、大きな威力を発揮することです。また攻撃だけではなく、守備範囲の広さや運動量の多さ、判断力の早さといった各選手の個性が活かせるよう考えられています。
例①クリスティアーノ・ロナウド
彼はまさに攻撃に特化していたため、最低限の守備に組み込み、足りない部分をインサイドハーフのマテュイディがカバーするシステムを構築しました。一方ロナウドは攻撃に集中し、中央やファーサイドでクロスボールのターゲットとして存分に活かすことができます。
例②マリオ・マンジュキッチ
マンジュキッチは空中戦・地上戦共に優れていて、競り勝つ強さでチームのチャンスを数多く生み出しました。相手をギリギリまで引き付け、スペースを生み出すアッレグリ戦術の基本システムを活かすキーマンでもあります。
例③パウロ・ディバラ
自らゴールするだけでなく、狭いスペースを上手く使ってアシストする能力も優れていたため、攻撃のキーマンとなるフォーメーションがマッチしています。。さらに守備時の献身が高く、基本戦術のゾーナルディフェンス&プレッシングを忠実にこなしました。
アッレグリ戦術を知ってサッカーを深く楽しもう
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。