テニスラケットのグリップテープの巻き方とは?【テニスコーチ監修】
テニスラケットのグリップテープの巻き方は、5つのステップで行います。まず保護シールを剥がし、グリップエンドに両面テープで固定したらグリップテープを巻きます。グリップ部分を全て巻き終えたら、余分な部分をカットし、テープでテニスラケットに固定して完成です。
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公式ライター Activel_director
テニスラケットのグリップテープとは?
グリップテープが適切な方法でテニスラケットに巻かれていないと、握り難く、滑り易くなります。さまざまな種類のテープが売られており、自分に合ったものを使用するのが重要です。
グリップテープの種類
・リプレイスメントグリップテープ
・オーバーグリップテープ
リプレイスメントグリップテープは元々ラケットに巻かれているものです。牛革のレザーもしくは人工素材の2種類があります。ラケットを握る際にクッションとして握り心地を下支えする役割になります。
オーバーグリップテープはリプレイスメントグリップテープの上に巻くグリップテープです。実際に握る時には手が直接触れるグリップテープになります。オーバーグリップテープによって、握りやすさ、フィット感が異なり、握り心地を決める重要な役割を担います。
グリップテープの選び方
・テニスラケット用のものを選ぶ
・サンプル品で握り心地を確認する
・色合いを確認する
テニス用のグリップテープであることをまず確認し、握り心地は試供用のものを握ってみて検討しましょう。色を選ぶ際には、グリップテープは汚れやすいので、汚れが目立たないものを推奨します。
グリップテープの生地で選ぶ
・ウェットタイプ
・ドライタイプ
・タオル生地タイプ
ウェットタイプは握りやすさ、速乾性、吸水性全てのバランスが良い素材です。ドライタイプは速乾性に優れており、手汗に悩むプレーヤーがおすすめです。タオル生地はタオルのような厚手の生地になり、吸水性が圧倒的によい生地ですが、一定量以上水分を含むと乾きにくいため、プレー時間が短い方におすすめです。
グリップテープの色味やデザインで選ぶ
まずは自分のラケットを使っているプロ選手が、グリップテープの色を何色にしているか確認してみましょう。その色味を基本として、自分のこだわりの色を探してみてください。錦織圭選手は、これまで多くの種類のラケットを使ってきましたが、基本的にグリップテープの色は白で統一されています。色々な選手のラケットとグリップテープの色味の掛け合わせを参考にしながら色味を選びましょう。
テニスのグリップテープの巻き方
グリップテープの巻き方の種類
・ハサミを使う巻き方
・ハサミを使わない巻き方
どちらも基本的な流れは同じですが、ハサミを使い、余分な部分を切り取った方が綺麗にグリップテープを巻巻くことができます。ハサミを使わないと、余った部分も巻きつけることになり、巻き終わり部分に厚みが出てしまいます。両手打ちのバックハンドの方は特にグリップ上部も握るため、ハサミの使用を推奨します。
グリップテープの巻き方の手順①保護シールを剥がす
グリップテープによっては、表裏両面に保護シールが貼り付いているものがあります。その場合は両面ともに最初に剥がすようにしましょう。保護シールを剥がすと、表面の吸着性によりくっつきやすくなりますので、テープの表面がテープ同士で接着しないように注意しておきましょう。
グリップテープの巻き方の手順②両面テープを貼り付ける
・グリップエンドを上に向けて持つ
・ラケットは左手で持つ
・グリップテープは右手で持つ
両面テープの貼付け位置はグリップエンドのお好みの場所で構いません。貼付け位置を決めてから両面テープの剥離紙を剥がします。両面テープはしっかりと粘着しないと、プレー中に剥がれてしまう可能性があるのでしっかりと固定しましょう。
グリップテープの巻き方の手順③グリップテープを巻きつける
1周巻きつける毎に、重なっている部分が極端に狭くなったり広くなったりしていないか確認しながら巻いていきます。
巻くときには少しグリップテープを引っ張りながら巻いていくと皺が入らずに、重なる部分もバランスよく巻くことができます。
グリップテープの巻き方の手順④余った部分をカットする
カットするときは、巻き終わりの部分をテープで固定することを想定して、斜めに切ると見栄えのよい仕上がりにすることができます。誤って切りすぎないように注意して下さい。
グリップテープの巻き方の手順⑤テープで止める
ラケット面を上向きに持ち替え、巻き終わったグリップテープの端をテープでラケット本体に貼り付け、その後はグリップテープを抑えるようにテープで固定します。テープの剥離紙を剥がしながらラケットを回すことで、巻きつけましょう。
グリップテープが剥がれてこないように固定できたら完成です。
テニスのグリップテープの交換のタイミング
リプレイスメントグリップテープ
プレー頻度や保管環境により劣化状況は異なります。素材の劣化具合を確認して、触ると滑ったり、ボロボロになってしまった場合は交換が必要です。リプレイスメントグリップテープの劣化は、オーバーグリップテープの固定にも悪影響を与えるので定期的な交換が必要です。
オーバーグリップテープ
夏場や梅雨時は汗をかきやすいので、オーバーグリップテープが濡れやすく、消耗が激しい時期です。こまめに劣化状況を確認しながら交換しましょう。
おすすめのグリップテープ3選
ヨネックス:ウェットスーパーグリップ
タイプ | ウェット |
長さ | 120cm |
厚さ | 0.6mm |
幅 | 25mm |
ウィルソン:プロオーバーグリップ
タイプ | ウェット |
長さ | 110cm |
厚さ | 0.6mm |
幅 | 25mm |
プロテニス選手でも多くの選手が使用しており、錦織圭選手も使用していることで、人気に火がつきました。その品質とフィット感は多くのプロ選手から認められており、高いレベルを維持しています。
バボラ:VSオリジナル
タイプ | ドライ |
長さ | 110cm |
厚さ | 0.43mm |
幅 | 記載無 |
グリップテープに関する疑問
手汗がひどい人は?
・ドライタイプの選択
・グリップテープの交換
・リストバンドの着用
手汗が気になる方は、ドライタイプのテープを選び、試合中でも小まめにグリップテープを交換するようにしましょう。さらにリストバンドを着用することで、腕から汗が流れる事を防ぐことができます。他にも、タオルでしっかりと汗を拭うなど、快適にプレーをできるように工夫しましょう。
ラケットの滑り止めはどうしたらいいの?
グリップパウダーは、手のひらやグリップテープに直接かけて使います。水分を吸い込み、滑りを抑えることができます。グリップテープの巻き替えが面倒だったり、グリップテープの触感を変えたくないプレーヤーにおすすめです。手間がかからないので、緊急対応にも効果的ですが、使いすぎると手のひらの繊細な感覚が損なわれたり、ラケットに粉がついたりします。
グリップテープの手入れ方法は?
・乾燥させる
・汚れを拭き取る
プレー後のグリップテープは汗を含み、濡れてしまいます。プレー後はグリップテープを乾燥させましょう。濡れたままにしておくとカビが生えたり雑菌が繁殖しやすくなります。テニスラケットは通気性の良いところで保管しましょう。
皮脂の汚れや垢がついた場合には、グリップテープにダメージを与えないようにタオルなどで汚れを拭き取りましょう。
自分に合ったグリップテープを見つけるために
・凸凹タイプ
・メッシュタイプ
凸凹タイプは、グリップの裏側に棒状のスポンジがついており、握る断面に凸ができるタイプです。握るときに指の隙間に凸がフィットします。また、メッシュタイプは無数の穴が空いており、握った時のフィット感をより強くします。
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