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プロトコールとは?バレーボールの試合開始前の準備は何があるの?

プロトコールとは?バレーボールの試合開始前の準備は何があるの?

プロトコールとは、バレーボールの試合がおこなわれる前に、試合を正しく実施させるために諸々の準備をして公式練習を開始することです。審判には、試合前に用具の点検やオーダー表の確認、試合時間の管理といった数々の任務があります。プロトコールは、バレーの試合を公正にするための重要な時間です。

2023.09.23 バレーボール

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バレーボールのプロトコールとは?

man wearing black 13 volleyball jersey photo – Free Person Image on Unsplash (128857)

バレーボールのプロトコールとは、審判が試合開始の吹笛をする前に、試合の準備をする手順のことをいいます。プロトコールは、バレーの試合を時間通りに正しく遂行させるためには欠かせない、大切なプロセスです。

バレーの試合を正確にジャッジをするために、笛と腕時計を携帯した主審と副審の指導のもと、両チームはプロトコールの吹笛からタイムテーブルにのっとり、公式練習をはじめます。

プロトコールの意味

プロトコール(protocol)には、英語を直訳すると4つの意味があります。

・儀式
・典礼
・規定
・議定書

プロトコールは、もともとは​違う宗教や慣習を持つ外交官がフォーマルな席で最低限守るべき習慣を定めたことが始まりでした。

プロトコールの意味を1番簡単な言葉で表すと、約束事となりますが、バレーボールでは、目的を遂行するために必要な流れや手順の意味で使われることが多いです。

英語のprotocolには、プロトコールと呼ばれる場合と、プロトコルと呼ばれる場合の2種類の読み方があります。

バレーのプロトコールの意味

MJクラブ応援インスタ(江東区ママさんバレー) on Instagram: “#ママさんバレーメンバー募集 #江東区バレー #試合開始 #ネットの高さは2m5cm #区民大会” (128828)

バレーボールのプロトコールとは、試合の下準備をして公式練習を始める合図という意味です。プロトコールは公式練習を始めるサインのことを指し、プロトコールが始まってからは、監督も選手も審判団の指示にしたがって行動しなければなりません。公式練習を始める合図からの一連の流れを総称してプロトコールと呼びます。

基本の意味は儀式規定であるプロトコールですが、バレーボールでは儀式ではなく、試合を公正に進行させるための公式練習の開始となります。

プロトコールにかかる時間とは?

プロトコールから試合開始までの時間は約10分です。10分間の短い間に、試合に必要な公式練習判団による確認作業がおこなわれます。コイントスや選手同士の挨拶の時間には規定はありませんが、公式練習の時間は両チームあわせて6分までと決められています。

プロトコールにかけられる時間のトータルは、公式練習の6分を含む約10~11分間です。

プロトコールの手順

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プロトコールは、公式練習の開始からサービス許可の吹笛まで、定められた順序で実施されます。
試合開始10分前 公式練習開始
試合開始7分前 公式練習・チームを交代
試合開始4分前 公式練習終了・選手はベンチへ戻る
試合開始3分前 選手全員エンドラインに整列・相手チームと握手
試合開始1分前 スターティングメンバーがサーブ順に横一列に整列
試合開始0分前 主審がサーブ許可の吹笛・試合開始

プロトコール前の準備

審判団は、プロトコール前に試合をおこなうために必要な項目を細かく確認します。

・ユニフォームが規定通りかの追認
・ネットの高さを計測
・アンテナや白帯が曲がっていないかのチェック
・ボールの空気圧を計り、傷がないかを確認
・審判台の高さが適切かの調整

・記録用紙に両チームの監督からサインをもらう

審判の準備が済みしだい、プロトコールのホイッスルを吹きます。

コイントス

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コイントスでは、4名が集合して、どちらのチームのサーブから始めるかを公平に確定​するために実施します。

【コイントスで招集されるメンバー】
・主審
・副審
・両チームのキャプテン

コイントスには直径3cm、約10gの専用に販売されているコインが使用され、主審がコインを投げて、裏か表か出た面によってサーブ権を決めます。

公式の大会では主審が正式のコインを用意しますが、ローカルな大会ではじゃんけんで済ませる場合もあります。

公式練習

公式練習には、チーム別に3分ずつの場合と、合同で6分の場合があります。個別に練習する場合は、サーブ権があるチームから先にコートに入ります。

3本の指を立てた主審の吹笛の合図で、サーブ権のあるチームから順に練習が開始となり、3分間の練習後、副審の再吹笛でチームの入れ替えです。

主審は、選手が公式練習をしている間に、ラインズマンを呼んでハンドシグナルの最終確認をします。
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選手整列

両チームの公式練習が終わった後、選手はエンドラインに整列して主審のサインで挨拶をします。整列時の主審のサインのハンドシグナルとは、両手を横に広げて大きくホイッスルを吹き、手を伸ばしたまま前へ合わせる動作です。

【選手整列の流れ】
①主審のサインでエンドラインに整列する
②よろしくおねがいします​と声をだす
③ネットまで移動して相手チームの選手と握手
④両チームのキャプテンが主審・副審と審判台の脇で握手する

審判団による最終確認

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審判団は、正式に試合を開始する前に、試合の開始に向けて4つの最終確認をします。最終確認を担当するのは、ラインアップシートを持った副審と記録員です。

・コートに入ったスターティングメンバーとローテーションの確認
・ベンチ周辺にボールや水筒・タオルなどが置かれていないかを目で点検
・線審や得点は定位置にいるか、準備できているかを確認

・記録用紙の記述にミスがないかをチェック
ラインアップシートとは、スターティングメンバ―のローテーションが記載された用紙のことです。ラインアップシートはオーダー表とも呼ばれており、試合開始前に各チームの監督が副審に提出します。

試合開始

?女子Vリーグ&石井優希選手応援垢? on Instagram: “サーブ構える真佑ちゃん?  2019(令和元年)/09/29 ワールドカップバレー2019 日本×オランダ(丸善インテックアリーナ大阪)  #火の鳥NIPPON #石川真佑 #いしかわまゆ #東レアローズ #ワールドカップバレー #ワールドカップバレー2019…” (128834)

審判団の全ての準備が整った時点で、ようやく試合開始となります。

【試合開始の流れ】
①副審がサーブを打つ側のコートにボールを流す
②記録員が記録用紙に最初にサーブを打つ選手を記載
③記録を終えた記録員が両手を真上に真っすぐ上げて副審にアピール
④副審が記録員と同じ動作で主審に合図
⑤主審が試合開始の笛を吹いて試合開始の合図

最初のサーバーは、主審の吹笛の合図を確認してからサーブを打ち、ラリーが始まります。

バレーのプロトコールまとめ

19 on Instagram: “*【19.11.23 全日本バレーボール高等学校選手権 愛知県予選会 決勝戦 愛工大名電×大同大大同】決勝戦開始#春高バレー  #春高バレー2020 #春高#愛工大名電 #名電 #名電バレー #時差投稿” (128850)

プロトコールは、バレーボールの試合を公正におこなうために必要な段取りです。選手には自分のコンディションを把握してウォーミングアップをする時間で、審判団には、オーダー表にミスはないかを確認をする大切なインターバルとなります。

審判団にとっては、プロトコールは試合時間を管理しつつ、メンバーのユニフォームや装飾品のチェックといった細部にまで配慮しばければならない緊張した時間です。

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