プロトコールとは?バレーボールの試合開始前の準備は何があるの?
プロトコールとは、バレーボールの試合がおこなわれる前に、試合を正しく実施させるために諸々の準備をして公式練習を開始することです。審判には、試合前に用具の点検やオーダー表の確認、試合時間の管理といった数々の任務があります。プロトコールは、バレーの試合を公正にするための重要な時間です。
Writer
公式ライター Activel_director
バレーボールのプロトコールとは?
バレーの試合を正確にジャッジをするために、笛と腕時計を携帯した主審と副審の指導のもと、両チームはプロトコールの吹笛からタイムテーブルにのっとり、公式練習をはじめます。
プロトコールの意味
・儀式
・典礼
・規定
・議定書
プロトコールは、もともとは違う宗教や慣習を持つ外交官がフォーマルな席で最低限守るべき習慣を定めたことが始まりでした。
プロトコールの意味を1番簡単な言葉で表すと、約束事となりますが、バレーボールでは、目的を遂行するために必要な流れや手順の意味で使われることが多いです。
バレーのプロトコールの意味
基本の意味は儀式や規定であるプロトコールですが、バレーボールでは儀式ではなく、試合を公正に進行させるための公式練習の開始となります。
プロトコールにかかる時間とは?
プロトコールにかけられる時間のトータルは、公式練習の6分を含む約10~11分間です。
プロトコールの手順
試合開始10分前 | 公式練習開始 |
---|---|
試合開始7分前 | 公式練習・チームを交代 |
試合開始4分前 | 公式練習終了・選手はベンチへ戻る |
試合開始3分前 | 選手全員エンドラインに整列・相手チームと握手 |
試合開始1分前 | スターティングメンバーがサーブ順に横一列に整列 |
試合開始0分前 | 主審がサーブ許可の吹笛・試合開始 |
プロトコール前の準備
・ユニフォームが規定通りかの追認
・ネットの高さを計測
・アンテナや白帯が曲がっていないかのチェック
・ボールの空気圧を計り、傷がないかを確認
・審判台の高さが適切かの調整
・記録用紙に両チームの監督からサインをもらう
審判の準備が済みしだい、プロトコールのホイッスルを吹きます。
コイントス
【コイントスで招集されるメンバー】
・主審
・副審
・両チームのキャプテン
コイントスには直径3cm、約10gの専用に販売されているコインが使用され、主審がコインを投げて、裏か表か出た面によってサーブ権を決めます。
公式練習
3本の指を立てた主審の吹笛の合図で、サーブ権のあるチームから順に練習が開始となり、3分間の練習後、副審の再吹笛でチームの入れ替えです。
選手整列
【選手整列の流れ】
①主審のサインでエンドラインに整列する
②よろしくおねがいしますと声をだす
③ネットまで移動して相手チームの選手と握手
④両チームのキャプテンが主審・副審と審判台の脇で握手する
審判団による最終確認
・コートに入ったスターティングメンバーとローテーションの確認
・ベンチ周辺にボールや水筒・タオルなどが置かれていないかを目で点検
・線審や得点は定位置にいるか、準備できているかを確認
・記録用紙の記述にミスがないかをチェック
試合開始
【試合開始の流れ】
①副審がサーブを打つ側のコートにボールを流す
②記録員が記録用紙に最初にサーブを打つ選手を記載
③記録を終えた記録員が両手を真上に真っすぐ上げて副審にアピール
④副審が記録員と同じ動作で主審に合図
⑤主審が試合開始の笛を吹いて試合開始の合図
最初のサーバーは、主審の吹笛の合図を確認してからサーブを打ち、ラリーが始まります。
バレーのプロトコールまとめ
審判団にとっては、プロトコールは試合時間を管理しつつ、メンバーのユニフォームや装飾品のチェックといった細部にまで配慮しばければならない緊張した時間です。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。