草野球の意味とは?プロ野球とのルールの違いや由来は何?
草野球とは、野球を楽しみたい者同士が集まり、有志でおこなう野球です。草野球には素人が集まって楽しみながらする野球の意味があり、誰でも参加できる野球であることが由来です。草野球のルールはプロ野球と違う点があり、試合時間制限の有無や、使用できるバットやボールに違いがあります。
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公式ライター Activel_director
草野球とは?
しかし、草野球の選手は団体に所属しておらず、チームの運営を自分たちでする必要があります。野球に必要な用具を購入したり、練習場所を借りたりと、野球をするために必要な費用は基本的に自己負担です。
草野球の意味
草野球は素人がする野球の意味を持ちますが、選手が全員素人とは限りません。野球経験者が参加してはいけない決まりはなく、草野球チームに元プロ野球選手が所属している場合もあります。
草野球の由来
草野球は、野球に接頭語の草が付いた言葉です。接頭語の草を使用する言葉は草相撲や草競馬もあり、接頭語の草は本格的ではない、広く誰でもの意味を持ちます。
野球に接頭語の草を付けると、アマチュア野球や誰でも参加できる野球を意味するため、素人が集まってする野球を指す言葉となりました。
草野球と軟式野球の違い
全日本軟式野球連盟の規定の1つにユニホームの統一があり、たとえ本気で練習に取り組むチームであっても、選手がバラバラのユニフォームを着ている場合は草野球の扱いとなります。
草野球とプロ野球のルールの違い
【試合のルール】
①試合時間
②イニング数
③コールドゲームの仕組み
④臨時代走の可否
⑤不正投球発覚時の対応
【用具】
⑤使用するボール
⑥金属バットの使用可否
【試合・用具以外】
⑦参加資格
草野球には、通常の野球に比べて試合時間を短縮するためのルールがあり、使用する用具を草野球とプロ野球で変えることで、安全性を確保しています。
①試合時間
プロ野球は、試合時間ではなくイニング数で試合を打ち切ります。9イニングを終えた時点で、得点の多いチームが勝ち、同点の場合は点差が付くまで延長し、決着をつけます。
②イニング数
試合時間を短縮させるため、草野球のイニング数は通常の野球に比べて少なくしています。さらに、草野球には時間制限も設けられ、7イニングが終わる前に試合時間が90分を経過したら試合終了です。
③コールドゲームの仕組み
天候悪化や日没で試合を続行することができないと審判が判断した場合も、コールドゲームです。ただし、プロ野球では5イニングを終えている場合に限り、適用されます。
④臨時代走の可否
草野球のベンチには控えの選手が少なく、出場選手以外から代走を送ることが難しいため、臨時代走が認められています。プロ野球のベンチには控えの選手が多く、臨時代走は必要ありません。
⑤不正投球発覚時の対応
【不正投球となる行為】
・マウンド上で手に口を付ける
・ボール/手/グローブに唾液を付ける
・ボールを手/グローブ/ユニフォームで擦る
・ボールに傷を付ける
・異物を所持する
不正投球が発覚したときの対応は草野球とプロ野球で異なり、草野球は1回目の不正投球は警告であるのに対し、プロ野球は即退場かつ10試合出場停止です。
⑥使用するボール
子供でも野球を安全かつ気軽に楽しめるために作られたのが、軟式ボールです。草野球は素人が参加したり、球場以外の場所でしたりすることもあり、安全に野球が楽しめる軟式ボールが使われています。
⑦金属バットの使用可否
プロ野球選手は人並み以上の技術と筋力があり、守備の選手が金属バットで打った球を受けるときに大怪我をする危険があるため、金属バットは禁止されています。
⑧参加資格
プロ野球選手になるためには、毎年秋に開催されるプロ野球ドラフト会議で球団から指名を受ける必要があります。各球団のスカウトが偵察するなかで、スカウトの目に留まる活躍をすることができるかどうかが重要となります。
プロ野球との違いを知って草野球の理解を深めよう
草野球はプロ野球と共通するルールがある一方、草野球とプロ野球の特性に合わせた異なるルールもあります。草野球って何と疑問を持ったときは、球場やテレビで馴染み深いプロ野球との違いを知ることで、草野球の理解を深めることができます。
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