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フットフォルトとは?テニスのルールをわかりやすく解説!

フットフォルトとは?テニスのルールをわかりやすく解説!

フットフォルトはサーブモーション中に足がサービスの区域外に足が触れたときにとられるテニスの反則です。フットフォルトが起きる原因はサーバーの問題意識の欠如とサーブの技術不足が挙げられます。正しいサーブフォームを身につけて、練習時からフットフォルトを意識することで未然に防ぐことができる反則です。

2021.12.16 テニス

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公式ライター
yama1116

学生時代はバスケ、テニス、アメフトをしていました。 現在は観戦専門ですが、サッカーや野球などスポーツ全般に興味がある30代3児のパパです。


フットフォルトとは?

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フットフォルトは、サービスモーション中にセンターマークやベースラインを足が越え、サービスの区域外に触れるととられる反則です。テニスではサーブでフットフォルトをすると失敗となり、2ndサーブではダブルフォルトになり失点します。

フットフォルトはセルフジャッジではレシーバー側は反則コールをできず黙認されがちです。誰も見ていないことが多く、反則になりづらいため、プレーヤーの倫理観が顕著に表れる反則です。

フットフォルトの意味

フットフォルトの意味は直訳すると足による失敗です。

フットフォルトを英語表記では、foot faultとなりfootの意味は足、faultの意味は失敗です。サービスモーション中にサーブの位置を歩いたり走ったりして変える場合も反則を取られます。

なぜフットフォルトはいけないのか?

フットフォルトがいけない理由はサービスが入る確率が上がりサーバーが有利な展開になり、セルフジャッジの試合ではレシーバーがコールをすることができません。悪質な場合は故意に反則を冒すプレーヤーも存在しアンフェアな試合になることもあります。

試合中に突然フットフォルトをコールされるとサーブに自信がなくなりリズムが崩れ、試合の流れがかわり、結果的に試合の勝敗を左右する可能性があります。

フットフォルトが起きる理由

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フットフォルトが起こる原因は大きく分けて2つです。

・サーブフォームの問題
・問題意識の欠如

フットフォルトは、サーバー側のプレーヤーの倫理観しだいで起こりうる反則です。

サーブフォームの問題

綺麗な正しいサーブフォームでサーブを打てばフットフォルトは起きません。サーブフォームのスタンスやサーブのトスを上げるとき、サーブを打ち出すときの足の動きに問題があるとフットフォルトが起こる可能性があります。

問題意識の欠如

問題意識の欠如は、倫理上フットフォルトが悪いことである認識の欠如が原因です。セルフジャッジの試合ではコールされないから、気にしないでよいと安易な考えを持つ選手の倫理観の問題が根底にあります。

テニスは紳士淑女のスポーツと呼ばれ公平なスポーツであり、選手自身が倫理上フットフォルトはいけないと認識する必要があります。

フットフォルトになるケース

フットフォルトになるケースは、大きくわけて3つあります。

・立ち位置
・前足が動く
・後ろ足が動く

プロ選手の試合では、サーブのスタンスを取ったときに足がセンターマークやベースラインをはみ出し、フットフォルトを取られるケースが多いです。全豪オープンではフットフォルトやボールのイン・アウトを判定する線審を機械化する動きがあり、フットフォルトがコールされる回数は増加する可能性があります。

立ち位置

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立ち位置の問題でフットフォルトになるケースは、サーブのスタンスを取るときにベースラインやセンターマークを踏み、サービスの区域の外側に侵入してしまったときに起こります。フットフォルトを防ぐためには、サーブのトスを上げる前に自分でラインを超えていないか確認したり、コーチや仲間に確認してもらうとよいです。

前足が動く

サーブを打つときに前足が動いて、ラインを越えるとフットフォルトです。体全体に勢いをつけて、サーブを打とうとすると右足が動いてしまいます。右足が動くと打点がぶれて良いサーブが打てないため改善が必要です。サーブのトスが安定しない理由も足を動かし過ぎている場合があります。

後足が動く

サーブを打つときに後ろ足が動きラインを越えるとフットフォルトになります。サーブのフォロースイング中に後足を前足に引き寄せたときに左足がラインを超えてしまうことが多く、広いスタンスやクロススタンスをとってサーブを打つときに起こりやすいです。

フットフォルトの事例

プロ選手の事例ではサーブのスタンスを取ったときにラインを踏んで取られるケースが多く、2020年ウェスタン&サザンオープンの女子シングルス3回戦大坂なおみ選手とダイアナ・ヤストレムスカの試合でヤストレムスカ選手の2ndサーブがフットフォルトと判定されました。

ヤストレムスカ選手はサーブを打つ前にラインを越えていたため、大坂なおみ選手のマッチポイントだったので、フットフォルトが決勝点になり話題になりました。

相手がフットフォルトをしたとき

相手がフットフォルトをしたときはレシーバーがサーバに反則をコールできないため、続く場合は口頭で注意をします。大会運営側は審判と選手間のトラブルを避けるために、選手から要望がなければフットフォルトを基本的に取らない方針です。相手に注意をしても続くなら大会運営者やレフェリー、アンパイアに事情を説明し反則をとってもらいましょう。

正しいサーブフォームでフットフォルトを防ごう!

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フットフォルトは正しいサーブフォームを身につければ防ぐことができる反則で、日々の練習のときからサーブフォームやサーブのスタンスの立ち位置を注意することが重要です。正しいサーブフォームを身につけるために、コーチや仲間に確認してもらうことも有効です。試合中に突然フットフォルトをコールされると自分のリズムが崩れてしまいます。自衛の意味でも常日頃の練習中から気を付ける必要があります。

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