バドミントンのミックスダブルスのコツ!気になるポイントとは?
バドミントンのミックスダブルスにおける勝利のコツをご紹介します。バドミントンのミックスダブルスならではの特徴を踏まえた上で、考え方や練習方法なども簡単にご紹介しますよ。これからミックスダブルスをプレーしたいと考えている方は、ぜひチェックしてください。
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公式ライター Activel_director
バドミントン・ミックスダブルスとは?
男女がペアでダブルスを行う競技
バドミントンの中でも戦術にお決まりのパターンがあるため、その中で勝ち抜いていくためには、分析力や判断力が必要になるタイプのスポーツとなります。
コツは、よく考えることです。
もちろん身体的な能力の高さ、一般的なバドミントンの練習は必要ですが、ミックスダブルスでのコツは、考え抜いたパターンを2人でスキルアップすることです。
通常のダブルスとの違い
したがって、役割は等しく、時と場合によってお互いの役割は入れ替わります。
ダブルスでは、ローテーションという考え方が非常に重要です。
どのタイミングでペアで立ち位置を入れ替えていくかを体系化したものです。
しかし、ミックスダブルスでは、この考え方はさほど重要ではありません。
ミックスダブルスでは、いかに男女それぞれのスキルを活かせるところに止まりながら相手のショットを打ち返せるかがコツになります。
バドミントンダブルスの動き方&ローテーション解説【初心者ガイド】 – Activeる!
ローテーションの考え方についても、初心者でもわかるように紹介しています。
シングルスとの違い
特にシングルスとの違いが大きいのは、相手への攻撃方法です。
シングルスの場合、相手の隙を突く戦法が基本になります。
相手が打ち返せないショットを繰り出すことで、バドミントンに勝利します。
一方、ミックスダブルスでは、ほとんどのエリアは打ち返せます。
これはダブルスにも共通することですが、打ち返せることを前提に相手に攻撃をかけます。
すなわち、打ち返し続けることへのストレスを与え、ミスを誘うのがコツです。
バドミントン・ミックスダブルスのコツとは
バドミントンうまくなりたい!【混合ダブルス練習】
男女それぞれのレベルが比較的高いと言われるミックスダブルスでは、お互いを信頼してしっかりと役割分担することが重要になります。また、その分担を行なった上でも必要なイレギュラーな動きや、とっさの判断は女性主導で決めていくことになります。
お互いの信頼関係や人間関係の構築が一つのコツと言えるかもしれません。
体系化できるコツをご紹介しますが、普段からミックスダブルスの相手とコミュニケーションを取るなどの配慮も、勝利へのコツの一つでしょう。
パートナーとの役割分担
バドミントン教室 混合ダブルス
その上で、ミックスダブルスの「ミス」は、この役割分担が崩れる瞬間に待ち受けています。
バドミントンでは、とっさの判断力や柔軟性が物を言いますが、ミックスダブルスで役割分担が崩れると、立て直すのが非常に難しいのです。
他のバドミントン競技とは違った、お互いが信頼しあってしっかり分担することがコツです。
女子の動きから考えるのがおすすめ
~ダブルスのスペシャリスト 仲尾修一のテクニック~Disc4
攻撃側のコツの一つは、女性を下げることにあります。
であれば、女性が後ろに下がらざるを得ないときに男性がどうフォローするか、というのが一つのコツになります。
前衛を固めている女性は、全ての動きを俯瞰しています。
前衛側が判断したとっさの動きに、後衛がどう対応するか?ということを考えて戦術を立てるのがコツです。
また、女性の位置が崩されないように男性がフォローするのもコツです。
よく、ミックスダブルスでの敗因の多くは男性プレイヤーの力不足、という言葉が出るのは、このためです。
男性プレイヤーの気遣いによって、女性プレイヤーが自身の動きを模索し綴られるプレー環境を作るのがコツです。
ミックスダブルスの基本戦術とは
トッパン(トップアンドバック)
All England Open 2016 – Mixed Doubles Final – Jordan/Susanto Vs Nielsen/Pedersen
サイドバイサイドになってしまうと、相手の男性から繰り出されるスマッシュへの対応の分担が難しくなります。
基本的に、男性が攻め手を打ち込み、女性が前で守るという考え方です。
相手の女性を後ろに下げるか、サイドバイサイドの位置まで移動させるための決め手を2人で作っていくのがおすすめの戦術です。
打たせて勝つ
Badminton Mixed Doubles Medal Matches – Denmark v Indonesia Full Replay — London 2012 Olympic Games – YouTube
バドミントンの決め手と言えば豪速スマッシュですが、ミックスダブルスの場合、スマッシュは相手の体制を崩すための手段です。
相手が打ち返してくるのが当たり前という状態で、いかに2人の体制を「崩す」かに注力するのがコツです。
ミックスダブルスで初心者が気をつけるべきこと
ダブルス経験者=徹底してミックスダブルスの戦術に切り替える
お互いが時と場合によって入れ替わるダブルスと、どんな状態でも切り替えずに状態を維持することが重要なミックスダブルスでは、足の動きが大きく異なります。
まずはミックスダブルスのバドミントン選手の動きを頭で理解し、自分の本能がダブルスの戦術をとってしまわないように癖をつけるところから始めるのがおすすめです。
シングルス経験者=勝利方法が違うことを覚えておく
相手が打てない場所を狙い、つい穴を見つけがちです。
それはそれで勝てないわけではないのですが、それだけを考えてミックスダブルスをプレイすることはおすすめしません。
ミックスダブルスのラリーでの勝ち方は、積み重ねが功を奏します。
相手のミスを誘うための誘導を、1手ずつ積み重ねていくイメージです。
シングルスよりもじわじわと戦う印象ですが、その勝利方法に慣れてしまうことがコツです。
同じバドミントンでも全然違うゲームであることを理解しましょう。
バドミントン初心者=レベルの高い勝負を覚悟しておく
ミックスダブルスは、ダブルス特有の相手ありきの判断という側面と、シングルスならではの持続力という側面、双方を必要とするバドミントン種目です。
基本的なバドミントンの戦略やスキルは培った上で、アドバンスドとして取り組む方がおすすめです。
それでもミックスダブルスから始めたい場合は、初心者の方は、まずはバドミントンそのものの基本について練習しましょう。
バドミントンのコツ!上手くなる・強くなる方法とは?【初心者ガイド】 – Activeる!
ミックスダブルスでおすすめの練習方法・コツ
基本打ちパターン練習
混双 Badminton Mixed Doubles 1
バドミントンの他種目以上に「パターン」をお互いが理解し合い、リズムを合わせるのが大切なミックスダブルスのコツです。
その真髄は、パターン練習で磨かれます。
それぞれのパターンを体が覚えているからこそ、実戦でも役立てることができるのです。
ドロップ&ネット、スマッシュ交互など、様々な勝ちのためのラリーパターンを編み出し、それぞれノック練習を繰り返して動きを覚えましょう。
この時のコツは、冷静にペアの相手の動きの癖を見つけ出すことです。
お互いが癖をわかり合っていると、いざという時に使えます。
さらに、その癖を活かしてフォローできる立ち位置を常に模索するのも、ミックスダブルスのコツです。
サーブ後のシミュレーション練習
その動きに慣れるために、男性サーブからいくつかのパターン練習をシミュレーションしておくと良いでしょう。
サーブを打ったところからいかにトップアンドバックのスタイルを維持するかが大切ですし、サーブの後のまごつきを解消すれば、勝率が上がります。
練習のコツは、男子サーブと女子サーブ、それぞれシミュレーションを分けておくことです。
男女それぞれがサーブを打つとき、その意味合いは全く変わってきます。
男女の身体差や特製の違いを理解した上で、姿勢の美しさを感じながらサーブ練習をすることがおすすめです。
まとめ:ミックスダブルスは知能戦を極めるのがコツ
CE1M8V12 – Tactics – Mixed doubles rallying
先に述べたようなトップアンドバックをキープすること、男性と女性の役割分担などが決まっている以上、差別化は「とっさの時の対応力」でつけるしかありません。
ミックスダブルスのペアであるお互いが、弱点と特徴をよく理解し合い、お互いのミスを減らせるよう全力でパターンの精度を上げていくことが、ミックスダブルスでの勝利のコツです。
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