ボールボーイとは？プロ野球のバイト求人はどうやって探せばいいの？

ボールボーイとは、野球の試合をスムーズに進めるためにサポートをする人のことです。
アマチュアの野球では試合出場チームから選出し、プロ野球ではアルバイトが雇われます。ボールボーイの仕事は、ボール渡しやバット引きの仕事があり、集中力と専門性が求められます。

ボールボーイの種類は、プロ野球で2種類、甲子園では1種類あります。

プロ野球のボールボーイはアルバイト、甲子園のボールボーイは試合出場校のベンチ外選手が務め、球審のボール渡し、バット引き、ボール拾いがボールボーイの仕事です。プロ野球のボールボーイには、女性も応募でき、ボールガールと呼びます。

プロ野球のボールボーイは、大きく2つの種類のボールボーイに分けられます。

・バックネット付近に控えるボールボーイ
・ファールゾーンに控えるボールボーイ

バックネットに控えるボールボーイは、バット引きや球審のボール渡しが仕事です。ファールゾーンに控えるボールボーイは、ファールになったボールを拾ってゲームの進行を早める役割があります。

甲子園のボールボーイは、試合をする2校から各2名ずつ出され、球審のボール渡しとファールボールの回収をします。どちらのボールボーイもネクストバッターズサークルの後方に控え、ベンチ入りできない3年生が甲子園の土を踏むために選出されることが多いです。

外野まで飛んだファールボールの場合、ボール拾いはベンチの控え選手が拾い、ボールボーイに渡す場合もあります。

ボールボーイの仕事内容は、ボール渡しやファールボールの回収、バット引きです。
1試合の間、集中して試合を見続けなければならず、高い集中力が要求される仕事です。試合中のボールボーイとは別に、球場の整備やバッティング練習のボール拾いも仕事に入ります。

ボールボーイの仕事で最も大切な仕事が、球審のボールの補充です。ファールボールやデッドボール、ボールの交換で、球審は1試合に何度もボールを交換します。
球審は通常4球ボールを持っているため、ストックがなくならないよう常に審判の持ち球数に気を配り、ボールを補充することがボールボーイに要求されます。

スピードを求められるボールボーイの仕事が、ファールボールを回収です。ファールボールが拾われない限り、試合が続行できないため、ファールボールは迅速に拾わなければなりません。
とくに外野のファールゾーンに控えるボールボーイは、大抵ボールが遠くに飛んでいて、ボールの回収から着席まで長い距離を走る必要があります。

ベンチ横に控えるボールボーイは、打者が打ったのちに投げたバットを回収します。高校野球ではネクストバッターやベンチ選手がバットを回収しますが、プロ野球ではボールボーイの仕事です。
回収したバットは、選手が所属するチームのベンチまで運び、並べておきます。

プロ野球のボールボーイは、肘あてや手袋の回収も仕事です。ヒットや四死球でランナーになったバッターの肘あてや手袋は、ベース上でランナーコーチかボールボーイに渡されます。
預かった装備品は、ランナーのチームのベンチまで運び、並べておきます。

プロ野球のボールボーイは、試合前のグランド整備をします。人工芝のグラウンドでは、ベースやマウンド周辺、土の球場はグラウンド全体をトンボで整備します。
ボールがイレギュラーバウンドしない平坦なグラウンドにする必要があり、丁寧に整備しなければなりません。

アルバイトでプロ野球のボールボーイをする場合、バッティング練習の球拾いもする必要があります。仕事にかかるときはグローブを持って外野に位置し、打球を拾います。
グラウンドでアップ中の選手に打球があたらないよう、バッティング以外の練習に取り組んでいる選手に声かけをして注意喚起することも大切です。

プロ野球の7回の風船飛ばしのとき、ボールボーイは風船拾いをします。試合会場全体にジェット風船が散乱し、すべて回収しなければ試合が続行できないため、会場を走りながら風船を拾わなければなりません。観客が多く入る休日は、平日以上に大変な仕事です。

ボールボーイの給料は、時給900円（交通費込み）に設定されています。勤務の最低日数は、1週間に1日以上、1日につき4時間以上勤務に入らなければなりません。
給料の支払いを月に2度に設定する球場もあります。

ボールボーイの注意点は3つあります。

・迅速な行動
・ファールとフェア
・禁止行為

ボールボーイとは野球に精通した人に向いた仕事であり、仕事を優先できる人でなければなりません。

ボールボーイとは試合をスムーズに進める仕事であり、迅速な行動が求められる仕事です。球審のボール渡しは、球審の仕事に支障のないタイミングでボールを渡さなければなりません。
ファールゾーンフェンスにあたりインフィールドに転がったボールは、ボールボーイが控える位置から遠いため迅速に対応し、試合を遅らせないようにしましょう。

ボールボーイは転がったボールが、ファールとフェアのどちらかを判断し、ボールの回収が可能かどうか判断しなければなりません。
ファールとフェアの判断を素早くするため、野球またはソフトボール経験者がボールボーイに雇われることが多いです。しかし未経験者でも、ファールとフェアの判断が素早くできれば問題ありません。

ボールボーイは、試合球を観客に渡すことを禁止されています。エキサイティングシートに座る観客は、ボールボーイとの距離が近く、試合球を求める場合があります。ボールボーイの仕事を優先し、禁止行為はしないでください。

ボールボーイのアルバイトをするには、3つの方法があります。

・求人情報サイト
・球場サイト
・大学野球部の求人

求人情報サイトや球場サイトが一般的に使用される募集方法で、書類選考や面接で選考されます。

求人情報サイトのマイナビバイトではプロ野球イベント運営スタッフ、タウンワークではグラウンドキーパーボールボーイの名称で求人が掲載されています。

デイゲームやナイターゲーム、月ごとのシフトは自由に選択でき、単発の仕事から長期の仕事まで仕事の案件は豊富です。ボールボーイ以外の仕事も用意されていて、野球未経験でも試合運営に携われることが魅力です。

球場サイトを閲覧するとボールボーイのアルバイトを募集しています。時給は900円〜1000円で、ボールボーイ以外の仕事も紹介されています。

甲子園球場のプロ野球の試合でもボールボーイは募集されていて、仕事に応募することは高校球児憧れの地のグラウンドに足を踏み入れ、野球に携るチャンスです。

球場周辺の大学野球部には、チームメイトを通してボールボーイの仕事を紹介されることがあります。雇う側は、高校生以上の野球経験者を求めるため、大学野球部はとくに声がかけられます。

ボールボーイのアルバイトの選考方法は、3つの過程があります。

・書類審査
・面接
・研修

面接は個人面接で、野球経験の有無やシフトの希望を聞かれます。仮採用となると研修に入りますが、研修中は時給が850円と通常の時給より低く、満額の給料は出ません。

ボールボーイに必要な道具は、4つあります。

・ボールケース
・グローブ
・ヘルメット
・ユニフォーム

ボールボーイは、4つの道具を持ち仕事に取り組みます。仕事に必要な道具は、いずれも球団が準備しますが、グローブは個人のものを使用しても構いません。

ボールボーイは、試合をスムーズに進めるためにボール渡しやバット引きをする仕事で、野球の試合を支える大事なスタッフです。プロ野球ではアルバイトを雇い、高校野球甲子園では出場チームから選出され、ベンチ横や外野ファールゾーンに配置されます。
ボールボーイは迅速な行動や判断力、野球の専門性が求められる、やりがいのある仕事です。