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草野球のルールを解説!初心者が知っておくべきプロ野球との違いとは?

草野球のルールを解説!初心者が知っておくべきプロ野球との違いとは?

草野球のルールは、試合時間やイニング数、試合運営がプロや高校野球のルールとは大きく違います。草野球のグローブやスパイクの道具は、自由度が高く、ルールに縛られず自分の好みの道具が使用できます。草野球のルールを身に付けて、試合で大活躍しましょう。

2022.12.31 野球

草野球のルールを解説!

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草野球のルールは、試合時間、イニング数、勝敗のルールがプロ野球と違い、特殊です。一方グローブやヘルメットの草野球で使用する道具や選手起用は自由で、初心者もわかりやすいルール規定になります。

初心者であっても、チーム事情により貴重な戦力となるため、最低限知るべきルールを理解し、草野球を楽しみましょう。

草野球の基本的なルール

草野球では、基本的なルールは公認野球規則に則りますが、リーグ別に細かなルールが設定されています。
自身が参加するリーグのルール設定をよく確認し、違反しないよう注意が必要です。プロ野球とは違うルールもあり、初心者は基本的なルールを押さえておく必要があります。

試合時間

草野球の試合時間は、1試合90分に設定されています。ただし、90分を超えた瞬間に試合が終わるのでなく、当該イニング終了まで試合は継続されます。
試合継続時間は最大10分間で、100分に達すると審判が試合終了の宣言をかけますが、イニング終了間際は審判の判断で試合の続行が可能です。

イニング数

草野球のイニング数は、7回が上限です。なお、4回表裏終了時点で試合成立とみなされ、4回終了以前に試合が中止されるとノーゲームと判定されます。5回裏や6回裏に攻撃中のチームが勝ち越すか、逆転した時点で試合時間が90分を経過すると、サヨナラ勝ちと記録されます。

先行後攻

G-LEAGUE グラウンド確保チームが決定
GBN全国草野球大会 ジャンケンまたは成績優位チーム
草野球の先行後攻は、グラウンドを確保したチームか、ジャンケンに勝利したチームが決定する方法が一般的です。
先行後攻の決定は、野球の試合を左右する重大な意味を持つため、少しでも勝利しやすい体制をつくるには、先行後攻の決定権の確保に努める必要があります。極力グラウンドを確保できる体制を作りましょう。

コールドゲーム

コールドゲームの条件は4つあります。

・4回表終了時点で後攻チームが10点差以上つけている
・4回裏終了時点で10点差以上ある
・5回以降7点差開いた
・5回以降の天候やグランド状態の悪化

コールドゲームが宣言された時点で、試合成立とみなされます。成績の数値は、ゲーム開始からコールドゲームが審判により宣言された時点までが正式記録です。

延長

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延長は原則なく、7回終了時点で同点であれば引き分けになります。しかし、GBN全国草野球大会の決勝トーナメントでは、延長戦に入る可能性があります。
延長戦に入れない場合、期限内再試合の日程を決めるか代表選手によるジャンケンでの抽選により勝敗を決めます。

サドンデス

草野球でサドンデスは実施されません7回終了時、同点であれば非原則引き分けとされ、延長戦に入っても同点の場合は、抽選で勝敗を決します。

DH制

G-LEAGUE DH制なし
GBN全国草野球大会 DH制あり
DH制は、リーグ別に規定されています。
GBN全国草野球大会のルールでは、チームごとにDH制を設定でき、DH制を採用しなくてもよいです。なお、DH制を採用する場合、投手DHである必要があります。

フルランキング形式

G-LEAGUE草野球大会では、フルランキング形式が採用されています。フルランキング形式は、チーム勝利数でなく、勝率や奪三振率、長打率と数多くの成績で順位を割り出し、勝敗を決めることが特徴です。個人成績も記録され、大会終了時には全個人選手の成績が集計され、上位の成績を残した選手には賞が贈られます。

ユニフォーム

草野球で試合をするときは、出場選手・監督全員が同じデザインのユニフォームを着ていなければなりません。GBN全国草野球大会では、ベンチにいる選手にユニフォームが違う選手を助っ人選手と捉えます。
ベルト、アンダーシャツ、ストッキング、スパイクを統一する必要はありませんが、帽子、ヘルメットは統一する必要があります。

背番号

草野球の背番号は、1から999まで着用することが認められていますが、同じチーム内での背番号の重複は認められていません。背番号と選手の登録は、事前に大会運営に背番号登録リストを提出しておく必要があり、当日背番号登録していない選手は、助っ人扱いで一時的に背番号無しのユニフォームでの出場が認められます。
背番号を変更するときは、大会運営に連絡してください。

選手重複

G-LEAGUEでは、リーグ登録選手であれば異なるチームでの選手重複が認められます。本来、選手登録をするために登録費が必要ですが、重複する場合、2度めの登録費は必要ありません。
GBN全国草野球大会では、投手以外のポジションで、異なるチームでの出場は認めらています。

助っ人

助っ人はG-LEAGUE、GBN全国草野球大会ともに認められていて、試合前に事前に申告する必要があります。
G=LEAGUEでは、事前登録と登録費を出せば、30日間の有効期限がつけられます。GBN全国草野球大会では、マイナーリーグで2名までの助っ人登録が可能です。

審判

審判は基本的に1審制度で、両チームが合意し2名の審判を準備できる場合は、2審制になります。GBN全国草野球大会は、予選リーグでは審判を要請できない場合攻撃側のセルフジャッジが認められ、ドーム戦では審判が複数つきます。

地域により差がありますが、審判代の相場は審判1人あたり4000円〜7000円です。

抗議

草野球では、原則抗議行為は禁止されています。ただし、プレーに対し審判に確認をしたい場合、タイムをかけ、監督か代表選手1名が審判に確認を取ることができます。

草野球の道具のルール

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草野球の道具のルールは、ボールに大きな特徴があります。一方グローブやスパイク、手袋は、高校野球やプロ野球に比べ自由度が高く、細かなルールが存在しません。
初心者であれば、スパイク、グローブのルールを確認、準備しておけば、最低限の道具をそろえることができます。

草野球のボール

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草野球で使用されるボールは、全国軟式野球連盟公認の71.5mmから72.5mmの大きさであるA号かM号とされています。
ただし、実際の試合ではほとんどの試合でM号が使用されているため、試合用のボールを購入する場合はM号球がおすすめです。ボールのメーカーはナイガイ、ケンコー、マルエスとあり、ルールではメーカーの指定はされていません。

草野球のバットのルール

草野球のバットは、公認野球規則にしたがった規格のバットを使うことが草野球のルールにされています。

・最も太い直径:6.6cm以下
・長さ:106.7cm以下
・重さ:900グラム以上

バットの材質は、木製、金属、ポリウレタンのいずれも使用可能です。JSBBマークが貼られたバットであれば、草野球で使用する規格を満たしたバットであることの証明と捉えられます。
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草野球のスパイクのルール

草野球のスパイクには、カラーや形のルールがなく、自由に着用できます。
ユニフォームや帽子はチーム統一でなければなりませんが、スパイクはカラー、形、歯部(金属やゴム)に指定はありません。実際の試合では、ブラックのスパイクを使用する選手が多く、チーム内でスパイクのカラーだけあわせているチームもあります。

草野球のヘルメットのルール

草野球のヘルメットは、チーム統一のカラーやロゴである必要があります。G-LEAGUEではヘルメットの数は5個以上と指定されていて、満塁時でも困らない最低数のヘルメットを所持しておけば問題ありません。ヘルメットもバット同様、JSBBマークがあるものを選ぶとよいです。

草野球のグローブのルール

草野球のグローブには細かいルールがありません。しかし、投手用に限って、細かなルールが設けられています。

・グラブ本体は単色で白、灰色以外の色
・光沢のある色、目立つ色は不可

投手のグローブはとくに、審判がボールかグローブかわかりにくい色でないようにしましょう。野手はグローブのルールが自由ですが、ポジション別に適したグローブの選択することがおすすめです。

草野球の手袋のルール

草野球の手袋に細かなルールは決められていません。ただし、手袋には守備用手袋とバッティング用手袋があり、2種類の手袋は使い分けることが必要です。

草野球のサングラスのルール

草野球でサングラスの着用にルールはありません。バッティングのときにサングラスを着用しても問題ありませんが、視力矯正の場合を除き、目のケガ防止の観点からおすすめできません。試合当日の天候にあわせて、うまく調整してください。

草野球のルールを知って野球を楽しもう!

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草野球のルールは、野球初心者でもわかりやすく、難解ではありません。プロ野球や高校野球と違う草野球のルールは、イニング数や勝敗、時間制限で、道具のルールはプロ野球や高校野球より自由だったり、わかりやすかったりするものが多いです。
初心者でも、チーム人数が少ないチームでは貴重な戦力とみなされ、試合出場機会が多くなります。

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