ハーフスクワットとは?筋トレ効果と正しいやり方・フォームを解説
ハーフスクワットは通常のスクワットの負荷を軽くしたトレーニングです。普段運動をしていない方でも、気軽におこなうことができます。ハーフスクワットで鍛えることができる筋肉は、大腿四頭筋です。ハーフスクワットで大腿四頭筋を鍛えると瞬発力が高まるため、サッカー・テニス・野球をしている人におすすめのトレーニングです。
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公式ライター Activel_director
ハーフスクワットとは?
場所を選ばず5分もあればできるため、ハーフスクワットは隙間時間の活用に最適です。
筋力が少ない人におすすめ
普通のスクワットが難しい人でもハーフスクワットなら問題有りません。膝角度によって負荷の度合いを自分で変えることができるため、無理のない範囲でトレーニングをすることができます。
ダイエットに効果あり
ハーフスクワットは太ももの大きな筋肉群を動かすため、見た目以上に体を動かすトレーニングです。3セットもおこなえば、体がポカポカして汗がじんわりにじみ出てきます。
ハーフスクワットの効果とは?
・瞬発力の向上
・脚痩せ効果
バーベルを使ったハーフスクワットをすることで、瞬発力に必要な大腿四頭筋を効率よく鍛えることができます。一方、自重でおこなうハーフスクワットは有酸素運動の要素が強いため、ダイエット目的におすすめのトレーニングです。
瞬発力の向上
特に走り出しの加速において、大腿四頭筋は大きく影響します。テニスや野球など、短距離で最高速度を出すスポーツにおいて、ハーフスクワットは有効的です。
脚やせ効果
ハーフスクワットとフルスクワットの違い
可動域
ハーフスクワットは膝の角度が45度以上90度未満のスクワット
【フルスクワット】
フルスクワットは股関節が膝よりも低くなるスクワットのことです。
ハーフスクワットは可動域が狭いため、フルスクワットよりも重いバーベルを使用できます。
鍛える筋肉
一方でフルスクワットは大腿四頭筋以外にも、ハムストリングスや大臀筋を鍛えることができます。下半身全体をバランス良く鍛えることができますが、負荷が高いため運動初心者には出来ないことがあります。
ハーフスクワットとフルスクワットはどっちが良いの?
一方で普段運動をしない方は、ハーフスクワットから始めて徐々に体を慣らすところから始めるとよいでしょう。体の様子を見ながら、徐々に負荷の高いフルスクワットに切り替えていくのがおすすめです。
ハーフスクワットがおすすめの人
大腿四頭筋を効率よく鍛えたい人にも、ハーフスクワットはおすすめです。フルスクワットよりもバーベルの重量を重くすることができるため、大腿四頭筋への負荷を大きくすることができます。
フルスクワットがおすすめの人
膝に負担をかけたくない人もフルスクワットをおこなってください。ハーフスクワットは思った以上に、膝に負担をかけやすいトレーニングです。一方で、フルスクワットは大腿四頭筋やハムストリングスなど、大きな筋肉に負荷がかかるため見た目よりも膝への負担はありません。
ハーフスクワットの正しいフォーム
バーの軌道
・バーベルを首の付け根にセットする
・首の付け根と土踏まずを結んだ線が床と垂直になるようにする
・首の付け根と土踏まずの位置関係がズレないようにする
バーの軌道と重心がズレていると腰を痛めます。不安な人はトレーナーの方にフォームを見てもらうか、鏡があるなら自分でフォームを確認しましょう。
呼吸
息を吐くと腹圧が上がり、自然とお腹に力が入ります。バーベルを降ろすときに体がブレなくなるため、腰を痛めにくくなります。
スクワットの深さ
それ以上深く腰を落とすと、大腿四頭筋にかかっていた負荷がハムストリングスや大臀筋に逃げてしまいます。大腿四頭筋を意識して、どこまで腰を沈めるか体に染み込ませましょう。
スクワットは、腰を落とし込む深さによって複数の種類があります。
スクワットの種類 | 腰の深さ |
---|---|
クォータースクワット | 膝角度45度 |
パラレルスクワット | 太ももと床が並行 |
フルスクワット | 腰が膝よりも下 |
フルボトムスクワット | しゃがみ込む |
ハーフスクワットのやり方
Top Half Squat
・重量設定
・回数
・セット数
・インターバル
・頻度
ハーフスクワットは体の故障に繋がりやすいトレーニングです。毎日ジム通いをしている人の中でも、ハーフスクワットが原因で膝を痛めている人は意外と多くいます。正しいフォームとやり方を学んで、大腿四頭筋を効率良く鍛えてきましょう。
重量設定
ハーフスクワットは可動域が狭いため、意外と限界以上の重量を扱えてしまいます。重量を上げるのは楽しいですが、膝を痛めては元も子もありません。膝に負担をかけていないか、確認しつつ重量設定をしてください。
回数
ハーフスクワットは回数をたくさん増やすよりも、ゆっくり丁寧におこなうことが大切です。2秒かけて腰を落とし、素早く腰を上げるようにします。
セット数
自重でトレーニングをしている人は、慣れてきたら回数を少しずつ増やしていきます。回数が多くなれば、有酸素運動としての効果が高まります。
インターバル
・ダイエット目的の場合は90秒
・筋肥大の場合は2分
自重トレーニングでハーフスクワットをしている方は、インターバルを早くして有酸素運動としての効果を高めていきます。
頻度
筋トレを休まず続けると、筋肉が慢性的に疲労してしまいます。食欲の低下や睡眠障害などの日常生活にも支障を及ぼすようになるため、過度なトレーニングは禁物です。筋肉痛が出ている間は、体を回復させることに集中しましょう。
ハーフスクワットのコツ
【ハーフスクワットのコツ】
・お尻を突き出す
・フォームを崩さない
・呼吸を止めない
手軽にできるのがハーフスクワットの大きな特徴ですが、正しいフォームでできているか一度確認してみることをおすすめします。鍛え方のポイントを押さえて、正しいフォームを身につけましょう。
お尻を突き出す
バランスが保てない方は、腕を前方に伸ばすとバランスが取りやすくなります。ハーフスクワットは重心が後ろにいきやすいため、腕を前に伸ばすことで前後のバランスを保ちます。ただし、腕を伸ばしても猫背にはならないでください。胸を張ったまま、ゆっくり腰を沈めていきます。
フォームを崩さない
バーベルを使ったハーフスクワットは、足への疲労が溜まりやすくなります。姿勢には十分気をつけてトレーニングに励んでください。
呼吸を止めない
呼吸を止めると血圧が上がりやすくなり、心筋梗塞や血栓症などのリスクが高まります。特にウェイトトレーニングを始めて間もない人は呼吸を忘れる傾向があります。意識して呼吸するようにしてください。
ハーフスクワットができない人は?
膝を痛めている人はフルスクワットをするようにしてください。正しいフォームでおこなえば、フルスクワットはハーフスクワットよりも膝に負担がかかりません。フルスクワットでも大腿四頭筋の筋肥大には十分効果があります。
【自重トレーニングの場合】
高齢者など筋力が足りないかたは、体の前方に椅子をおいてハーフスクワットをおこなってください。椅子につかまりながらハーフスクワットをすると足への負担を軽減します。お尻を後ろに突き出すときも、前後のバランスが保ちやすくなります。
ハーフスクワットで理想のボディを手に入れよう!
安全に体を鍛えるためにも、正しいフォームを身につけておくことが重要です。
少しでもハーフスクワットが気になった人は今日から始めてみてください。一ヶ月続ければ、体が引き締まってくるのを感じることができます。
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