ワイドスクワットのやり方と効果とは?筋トレは毎日やってもいいの?
ワイドスクワットとは、足幅を大きく開いて膝を屈伸する自重トレーニングです。ワイドスクワットには筋力強化だけでなく脚やせ効果もあります。しかし、誤ったフォームで運動すると怪我の危険があるため、正しいやり方をおぼえて理想の体づくりを目指しましょう。
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公式ライター Activel_director
ワイドスクワットとは?
筋力がアップするだけではなく、骨盤を安定させて下半身を引き締めることで脚やせ効果も期待できます。足を細く見せたい女性におすすめの筋力トレーニングです。
別名:ワイドスタンススクワット
ノーマルスクワットとの違い
足幅を大きく取るワイドスクワットは腰を下ろしやすく、ノーマルスクワットに比べて膝にかかる負担が少ないメリットがあります。ノーマルスクワットをすると膝が痛くなる人でもチャレンジしやすい筋力トレーニングです。
ワイドスクワットで鍛えることができる筋肉・部位
・大腿四頭筋(前もも)
・内転筋
・ハムストリング
・お尻の大臀筋
・骨盤底筋
特に、内転筋は日常生活であまり使う機会がないため、内ももやお尻のたるみが気になる方は、ワイドスクワットのやり方を覚えて継続的にトレーニングしましょう。
大腿四頭筋(前もも)
大腿四頭筋を鍛えると骨盤の前傾を保ってよい姿勢をキープできるほか、膝関節が安定するため膝痛の予防や緩和に効果的です。大腿四頭筋は最大級の体積を持つため、筋力アップすることで基礎代謝量が上昇してダイエット効果も期待できます。
内転筋
内転筋を鍛えることで股関節が安定して脚のラインがまっすぐになり、太もものたるみを引き締めることができます。
ハムストリング
ハムストリングを鍛えると瞬発力がアップし、ダッシュやジャンプの運動パフォーマンスが向上します。お尻の大殿筋を支える役割もあるため、鍛えることでヒップラインをスリムに整えるのに役立つ筋肉です。
お尻の大臀筋
上半身を支える働きもあるため、美しい姿勢を保持するには大殿筋の筋力をアップするのがおすすめです。
骨盤底筋
骨盤底筋は内転筋とつながっているため、ワイドスクワットで股割りをすると内転筋と一緒に刺激を与えることができます。
ワイドスクワットの効果
・筋トレ効果
・ヒップアップ効果
・脚やせ効果
・基礎代謝の向上
・骨盤底筋力のアップによる尿もれ改善
下半身の筋力が強化されるだけでなく、ボディメイクや健康面によい影響をもたらします。スポーツのために足腰を鍛えたい人や下半身を引き締めて脚を細く見せたい人におすすめです。
筋トレ効果
さらに、股関節の内転・外転に関わる内転筋や大殿筋の強化に効果的です。ワイドスクワットをすることで股関節が安定し、運動時の体のバランスを維持しやすくなります。
ヒップアップ効果
お尻に筋肉がつくと脂肪の重さで垂れ下がっていたお尻が持ち上がるため、ヒップアップにつながります。
脚やせ効果
基礎代謝の向上
骨盤底筋力のアップによる尿もれ改善
骨盤底筋力をアップすることで、筋肉が尿道を締める機能が回復し、軽度の尿もれの改善に役立ちます。
ワイドスクワットの正しいやり方
・正しいフォーム・姿勢
・ワイドスクワットのやり方・回数
・セット数
・呼吸
・頻度
間違ったやり方で運動を続けても、期待したほど効果が得られなかったり、怪我のリスクが高まったりする恐れがあります。正しい方法をおぼえて効果的なトレーニングを心がけましょう。
正しいフォーム・姿勢
【基本姿勢】
・両足は肩幅の1.5倍程度に開き、膝を外に向ける
・つま先を45度外側に向ける
・両手は腰に添えるか、胸の前で組む
・背筋をまっすぐ伸ばす
ワイドスクワットのやり方
①基本姿勢を作る
②背筋に力を入れ、膝がつま先から前へ出ないようにゆっくり腰を下ろす
③太ももが床と平行になるところで停止する
④膝を伸ばしてすばやく上体を起こす
回数
目的 | 回数 |
---|---|
筋肉の増大 | 1セット/5回(高負荷) |
体の引き締め | 1セット/20回(低負荷) |
ワイドスクワットは筋肉の負荷が大きいトレーニングであるため、初めて運動する場合は1セット10回からスタートし、慣れたら少しずつ回数を増やしましょう。
セット数
目的 | セット数 |
---|---|
筋肉の増大 | 2~6セット |
体の引き締め | 2~3セット |
体を引き締めるために低めの負荷をかけるときは、30秒から1分程度のインターバルを挟んで2~3セット繰り返しましょう。
呼吸
・腰を下ろすときに2~3秒間隔で鼻から息を吸う
・体を起こしながら口から息を吐く
・腹式呼吸で腹圧を高める
腹式呼吸で腹圧を高めると、ウエストが引き締まるだけでなく体幹が安定して怪我のリスクが減少します。インターバルでは、深呼吸をして心肺機能の回復に努めましょう。
頻度
負荷の強さ | 頻度 |
---|---|
自重のみ | 毎日 |
器具を使う | 1日おき |
筋肉はオーバーロードといわれる超回復を繰り返して増大しますが、回復しないままトレーニングを続けると筋力が低下するため注意しましょう。
ワイドスクワットをするときの注意点
・フォームの崩れ
・腰の痛み
間違ったやり方でトレーニングを続けると効果が得られなかったり、怪我が発生する危険があるため注意点を正しく理解してトレーニングに取り組みましょう。
フォームの崩れ
膝の痛み
筋肉が疲労して膝関節が不安定な場合は、負荷を軽くするか、1日おきに休養日を入れるといった調整をしてください。
ワイドスクワットの効果を上げるコツ
・体の上げ方
・顔の向き
・膝の向き
・大腿四頭筋の使い方
・器具を使って負荷を上げる
コツを意識することで、怪我のリスクを減らしてトレーニングの効果を高めることができます。
体の上げ方
顔の向き
慣れるまでは気づかないうちに背中が丸くなりやすいため、鏡を見てフォームをチェックしましょう。
膝の向き・位置
膝の位置がつま先から前に出る場合も、膝に負担がかかるため注意が必要です。かかとが浮かないように意識しましょう。
大腿四頭筋の使い方
【①筋肥大の場合】
・腰を下ろすときは、大腿四頭筋が伸長していることを意識する
・体を上げるときは、前ももが収縮する感覚を意識する
【②脚やせの場合】
・内股にならないよう注意する
・前ももが張りすぎていないかチェックする
脚やせが目的の場合は、大腿四頭筋を使いすぎないように筋肉の張り具合を触って確認しましょう。
器具を使って負荷を上げる
ワイドスクワットの疑問
・ワイドスクワットは毎日やってもいいの?
・ワイドスクワットで股関節に痛みがあるときは?
・女性がワイドスクワットをするときは?
・ワイドスクワットの効果がないときは?
疑問点を解消することで怪我のリスクを減らし、目的にかなったトレーニング効果を得られます。
ワイドスクワットは毎日やってもいいの?
毎日する場合は、1セット20回を2~3セット繰り返すと効果的です。バーベルを使用する場合は、高い負荷がかかった筋肉を休ませるために1日おきにトレーニングをしましょう。
ワイドスクワットで股関節に痛みがあるときは?
【スクワット】股関節の詰まり・痛みを改善する殿筋・関節包に対してのストレッチ
女性がワイドスクワットをするときは?
・筋肉量の増加を避けるため負荷を低めにする
・内ももに負荷がかかるように正しいフォームを心がける
器具を使った高負荷トレーニングは筋肉量が増加しやすいため、太ももを引き締めたいときは自重で運動してください。フォームが歪むと前ももに負荷がかかって筋肉が太くなるため、鏡を見ながらフォームを確認しましょう。
ワイドスクワットの効果がないときは?
・背中が曲がって骨盤が後傾している
・膝がつま先の前に出ている
・膝が内側を向いている
・体を上げるときに反動を使っている
・負荷が不十分
効果がないときは、誤ったフォームで運動していないかチェックしてください。運動しても筋肉に効かない場合は、負荷を高めるためにケトルべルやバーベルを使いましょう。
ワイドスクワットでお尻をスリムに引き締めよう!
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