弓道部は、凛としたかっこいいイメージのある部活です。弓道部あるあるとは、弓道部員の多くが練習や私生活でよく感じることをまとめたものです。弓道部の具体的なあるあるには、練習での苦労や顧問の先生のあるあるなど、弓道部だからこそ共感できるあるあるがあります。
弓道部あるあるとは?
弓道部は野球部やバレー部に比べて全国的に少なく、どのような部活なのか知らない人も多いです。また、なかなか
弓道に関する話題を共有できない という弓道部の方もいます。
そこで今回は、弓道部あるあるを知りたい弓道未経験の方や、聞いて共感したい!という弓道部員の方のために弓道部あるあるを調査したので、紹介します!
弓道部あるある
学生時代に弓道部の部活を経験された方も、現在部活を頑張っている方も共感できるあるあるを集めました。
弓道部ではない方も、普通の部活にはないちょっと変わったあるあるを見て楽しんでください!
定番編
定番編では、弓道部ならではの個性的なあるあるが多いです。弓道をやったことのある人なら、必ず1つは共感できます。
弓道未経験の方も、定番あるあるを見れば弓道とはどのような競技なのか、知ることができます。
大会の恒例で最初にご老人が弓を引くが、見ていて怖い
中学・高校は弓道部がある学校が少ないので、
弓道がやりたい!と思っている人の中には弓道部のある学校を探して入学する方も多いです。また、運動量がそれほど多くないので、先生に
運動部の人は集まれと言われても
弓道部は運動部?と戸惑ってしまうこともあります。
弓道未経験者にはあまり知られていませんが、弓道は的の真ん中に当たれば高得点なのではなく、基本的に的に当たったか当たらないかで評価します。
私生活編
私生活でも、弓道部ならではのあるあるがあります。練習試合などで移動するときには弓を持ち運ばなければならないので、目立ってしまう 電車やバスで邪魔にならないか心配 という弓の持ち運びに関するあるあるが多くあげられました。
手の内とは、弓道で弓を構えるの左手の形をいいます。その昔、手の内は先祖代々受け継がれるもので他人に明かすべきではありませんでした。
手の内をあかすという慣用句はこのことが由来となっています。
また、薙刀も弓道と同じような格好で刀を持ち運ぶので、弓道部が薙刀部ですか?と間違えられることもしばしばあります。
練習編
弓道部の練習は、袴を着用して行います。そんな袴であるからこそのあるあるが多いです。これは弓道部だけでなく、剣道部など武道をやられている方にも共通していることかもしれません。
練習前、袴を着るとなぜかトイレに行きたくなるというあるあるが特に多くあげられました。これは
やっちゃだめ といわれるとますますしたくなってしまう現象に似ているのかもしれません。
弓道には、正面起こしと斜面起こしという大きく2種類の弓の引き方があり、斜面起こしの方がやや変わったフォームなため、憧れるという弓道部員が多いです。
練習での苦労編
弓道は、一見弓を引くだけの簡単な競技に見えますが、実は意外と危険が伴う競技です。ちょっと気を抜いていたら怪我してしまった と、辛いことも多々あります。
弓道は武道なので、挨拶や話を聞くときの基本姿勢は
正座です。初心者の人は、正座をすると足がしびれてしまったり、痛くなってしまったりする人も多いので、正座に苦戦する新入部員も多いです。
弓道部は道場で部活を行うので、エアコンはありません。加えて、袴を着て活動しますので夏の部活は暑く、冬は裸足で寒いという過酷なあるあるもあります。
女子弓道部あるある
女子弓道部あるあるでは、女子だからこそ共感できる内容があり、これから弓道を始めようと思っている人の参考にもなります。
服装編
弓道の練習着は袴と、他の運動部とは変わった比較的動きにくい衣装で練習しているので、服装に関するあるあるには絶対共感できます。女子の場合は特に、 胸当て に関するあるあるが多いです。
胸当て付けなかったら、場合によっては左だけちぎれるんじゃないかってくらい痛い
胸当てを忘れて車上に出た女子が、離れの直後に悶絶しているのを見たときの背徳感
私なんかより太っている男子の方が胸当てが必要なのではないかと思う
女子が弓道をするとき、胸元を守るために胸当てと呼ばれる硬い板のようなものをするのですが、それをつけるのをつい忘れてしまって痛い思いをしたという女子部員も多いです。また、靴下でその人の個性や趣味が分かるというユニークなあるあるもあります。
イメージ編
清楚で凜としたイメージが強い弓道女子ですが、そのような落ち着いたイメージとは裏腹に、弓道部にはハードな一面もあります。弓を使う競技だからこその危険も潜んで、女子なら少し悲しいあるあるがあります。
髪が長い女子は
弓で髪がちぎれてしまう・枝毛ができるというあるあるが多いです。また、髪がちぎれたり、枝毛になってしまったりすることを防ぐためもあり、前髪をぱっつんに切りそろえたり、ポニーテールにしている女子が多いというイメージを持たれています。
ポニーテールは清楚な印象をあたえるので、女子弓道部の凛としたイメージにもつながっています。
男子弓道部あるある
男子弓道部あるあるには、練習着・ユニフォームである袴にまつわるあるあるが多いです。
服装:袴編
袴を着ている男子部員の多くが、袴の脇に空いている空間を謎に思っています。弓道着である袴は、男子と女子で作りが変わっていて、男子用の袴の上衣の脇は穴が開いていて、女子は閉じている、反対に男子の袴には腰板がついていて女子にはついていないという違いがあります。
男子の袴は無条件でいつもより3倍増してイケメンにみえる
男子だからって気張っちゃって弓重いのにしちゃって自爆
普段制服かジャージ姿の男子が袴を着ると3倍増しでかっこよく見えるという女子目線のあるあるが多いです。これは、女子が浴衣を着るといつもより可愛く見えるのと同じ現象といえます。
また、弓を選ぶとき、男子だからと重いのを選んでしまうのもあるあるです。
中学生の弓道部あるある
首都圏で弓道部がある中学校は、男子校が8校、女子校が12校、共学が38校とどの学校にもある定番の部活と比べて少ないです。中学生の弓道部あるあるでは、マイナーな部活だからこそのあるあるがあります。
全国的にも弓道部のある中学校が少ないため、テレビやアニメを観て、弓道部に入りたいと思った人でも近くの学校に弓道部がないということが少なくありません。特に公立の中学校だと弓道部のある学校は少ないです。そのため、私立の弓道部のある学校を目指して中学受験をして弓道人生をスタートさせる方も多いです。
周りに弓道部のある学校がない場合、弓道部なんだというと、珍しい!と言われることも多く、自己紹介などでちょっとした自慢にもなります。
あまり知られていませんが、弓道は弓を引く際に結構力が要ります。そのため、入部前に握力がないと 自分には厳しいかも・・・ とあきらめてしまう人も実は多いのです。
高校生の弓道部あるある
首都圏の高校で弓道部のある学校は、男子校13校、女子校19校、共学291校と、中学校よりは多めですが、それでも定番の部活動と比べてマイナーな部活といえます。高校では、中学とはまた違った面白いあるあるがあります。
中学までバリバリ運動部の人が入ると、学校によってはやりがいがない
高校のクラブ紹介のデモンストレーションで盛り上がる割には、入部者が少ない
中学で弓道部のある学校が少ないこともあり、高校から弓道を始める人も多いです。弓道は運動部的な要素も文化部的な要素もあるので、バリバリスポーツをやりたい!という方にとっては少しもの足りないかもしれません。
弓道部のマネージャーあるある
弓道部は、自分のことは自分でするというのが基本なので、そもそもマネージャーという存在がいる学校はあまりないです。それでも、様々な事情からマネージャーとして部に所属している人はいます。
マネージャーになるきっかけ編
弓道部のマネージャーになったきっかけはほとんどの人が共通して、選手として活動できなくなってしまったことが挙げられます。そのため、初めからマネージャーを目指して入部する人はほとんどいません。
ドクターストップがかかって泣く泣くサポートに回っている
弓道部のマネージャーは、始めは選手として活躍していたけれど、怪我をきっかけに弓を引けなくなってしまい、泣く泣くサポート側に回ったという方が多いです。変わった動作も入る弓道ですから、肘や腰を痛めてしまう人も少なくありません。
マネージャーの仕事編
弓道部のマネージャーがどんな仕事をしているのか、イメージできないという方も多いです。弓道部は、元々選手だった方がマネージャーになるケースが一般的であり、選手を知識面からサポートするというのが1番の役割です。
元々マネージャーという立場の部員があまりいないこともあり、これといって決まった仕事内容はないという学校が多いです。弓道部のマネージャーとして選手を支えるには、メンタル面だけでなく技術面でのサポートも必要となるので、ある程度の弓道の経験や知識が求められます。
弓道部の顧問あるある
弓道部の顧問は、弓道経験者ではない人が担当することが多く、弓道部員の中には不満に感じている人もいます。
弓のことほとんど知らないんだしやる気ないんだろうなあ
私の顧問は、部活に行くと言っているのに来ない日がある
弓道初心者とのことだったが、部員のために動画や本で勉強してくれていた
弓道をやったことのある教員は少なく、部活では名ばかりの顧問になってしまっているケースも少なくないです。そのため、もう少し部活に顔を出してほしい という部員の切実な思いがあるあるに表れています。しかし中には、弓道のことを分からなくても親身になって関わってくれる先生もいます。
弓道部の恋愛あるある
基本的に、弓道部は男女関係なく1つの部活として活動しているケースが多いです。男女の比率もちょうど半分くらいなので、弓道部ならではの部内恋愛恋愛あるあるがあります。
矢取り誰と行くかの駆け引きから、部内恋愛事情が見えてくる。
いつもおちゃらけている人が弓を引く時の真剣な眼差しがかっこいい
弓道部の恋愛あるあるで最も多くあげられたのが、部内恋愛です。弓道部は、男女混合の場合が多いのでそこで恋愛に発展するのがあるあるです。また、弓を引くときの真剣な眼差しと普段とのギャップに惚れてしまう部員も多いです。
弓道部あるあるまとめ
弓道はやればやるほど上達する競技といわれていて、年を重ねても続けられるのが魅力です。辛い思いや痛い思いをすることもありますが、弓道人生の中で生まれたあるあるも、いつの日か笑い話に変わり、かけがえのない思い出となります。日本の国技である弓道のさらなる発展を願って、今日も弓道部員は練習に励んでいます。