2021年2月7日 更新

弓道の歴史とは?起源・発祥を歴史年表付きで簡単解説

弓道の歴史は、平安時代の武士の鍛錬がルーツになっており、室町時代には多くの流派が誕生し現在の弓道の元になっています。弓道は獲物や敵を倒すための武器として使われていましたが、現在は日本の良い歴史や礼節を学ぶための武道として愛されています。

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弓道の歴史とは?

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弓道の歴史は平安時代の武士の鍛錬が起源です。当時は鉄砲や大砲の武器がなく、弓矢は貴重な戦の武器として活躍していました。遠くの的や馬に乗りながら的に向かって弓を引く鍛錬が、弓道のルーツです。

弓道は争いがなくなった現代でも日本の文化や伝統の面で多くの人に親しまれています。現在では人を倒すための武器ではなく、自己を鍛えたり、武道の伝統を学んだりしている面が大きいです。

弓道の起源・始まり

弓道の起源・始まりは平安時代におこなわれた騎射が由来になっています。騎射は馬に乗りながら、的に向かって弓矢を射る武士の鍛錬です。室町時代に入るとさまざまな流派ができ、騎射にも細かいルールが制定され今の弓道に近いものに変わります。

戦国時代に突入してからは鉄砲が戦の主流になり、弓は武器として使われなくなりますが、精神を鍛えるための武道の心得として残っていきます。

弓道の語源

弓道の語源は弓の道を学ぶ者の意味で弓の漢字は象形文字です。他にも、弓道が由来の言葉で的を射る弓を引く白羽の矢が立つなどがあります。

武士の武器として使われていたときは弓術と呼ばれていましたが、1929年に今の弓道の名前に変わります。

弓道の発祥国

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弓道の発祥国は日本です。14世紀の室町時代に入ると、弓の在り方は大きく変わります。日置流の祖である日置弾正正次の教えからさまざまな流派が生まれ、現代の弓道の基礎となり影響を与えました。

現在の日本の弓道人口は、14万人で世界23ヵ国の団体で構成され、海外の競技人口はおよそ5千人です。

弓道の発祥地

弓道の発祥地は滋賀県の竜王川守町です。日置流の祖である日置弾正正次が川守城の吉田出雲守重賢に、弓の技術を教えたと言われ、川守城の近くの神社には、近代弓道発祥地と記載された石碑が存在しています。

吉田氏と日置弾正の名前を組み合わせた日置吉田流は全国へと伝わりました。現在の弓道のルールや歴史に影響を与えたのです。

弓の歴史

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弓の歴史は古く石器時代には、獲物を狩るための武器として登場しますが、最初は殺傷力も低く近くにいる敵にしか当てられませんでした。時代が進歩するにつれ、弓は遠い距離でも正確に飛ぶように進化していきます。

弓の用途も時代により変化し、催事・貴族の嗜み・武士の鍛錬・礼儀作法の習得・日本の伝統など多岐にわたります。

弓の特徴

弓の特徴として武器や競技の側面だけでなく、精神を鍛える面も大きいです。弓は的や敵に向かって引くため集中力が必要です。姿勢が崩れたり、焦ったりすると弓は思うように飛ばなくなってしまいます。精神統一させ、1つの矢に集中できるかが重要です。

弓の強さについては弓の厚さを変えることで調節できます。弓の材質や大きさなど種類が幅広いので、自分自身にあった弓矢を選ぶことができます。

弓矢の在り方

弓矢の在り方は時代と共に移ろっていき、現代でも多くの人に親しまれている武道です。石器時代には弓が存在しており、石器時代の銅鐸には長弓の絵が描かれています。最初は武道としての形ではなく、狩猟のための道具でした。

弓は平安時代では貴族の嗜みとして、鎌倉時代には精神統一や戦闘訓練のために、現在は自己を高めたり、伝統を尊重するために存在しています。

弓矢の素材

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弓矢の素材は3種類あり、カーボンファイバー・グラスファイバー・竹です。中国では弓と鉄砲を組み合わせたクロスボウも武器で使われていました。

カーボンファイバーは炭素繊維で重量も軽く女性でも使いやすいです。グラスファイバーはガラス繊維で非常に丈夫ですが、その反面振動が強いためしっかり押さえなければなりません。竹は飛びにくく扱いが難しいですが、慣れると反動も少なくきれいに飛びます。

流派の違い

弓道は流派の違いにより姿勢や構え方、道具などが異なります。有名な流派には日置流・小笠原流・武田流・本田流などがあり、数多くの流派が残っている現状です。

他にも流派の教えや構え方だけを取り入れていて、流派に属していない人もいます。日弓連主催の大会や行事では統一体配を採用しているので、流派に入っていない方はそれに合わせて競技をおこなう人が多いです。

弓道の歴史年表

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