サッカーのボールボーイとは?悪質なボールの渡し方や嫌がらせとは?
サッカーのボールボーイは試合でピッチの外に出たボールを拾い、選手に渡すのが仕事です。サッカーのボールボーイの悪質な対応にはアウェイチームにボールをすぐに渡さない、わざと強く投げるなどがあります。ホームチームの下部組織の選手が担当することが多いことが理由のひとつです。
2021.12.16
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サッカー
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サッカーのボールボーイとは?
サッカーのボールボーイとは、サッカーの試合でピッチの外に出たボールを拾い、選手にボールを渡す役目をする人のことを指します。
ボールボーイはもともと、男性が担当することが多かったためにボーイと呼びますが、女性が担当する場合にはボールガール、中立な立場からボールパーソンと呼ばれることもあります。
ボールボーイはもともと、男性が担当することが多かったためにボーイと呼びますが、女性が担当する場合にはボールガール、中立な立場からボールパーソンと呼ばれることもあります。
サッカーのボールボーイの仕事内容
サッカーのボールボーイは、ピッチの外に出たボールを素早く回収し、選手にボールを渡すことが主な仕事内容です。サッカーは試合中に1つのボールだけを使用するため、迅速な対応が求められます。
サッカーの試合ではフィールドの外にボールが出てもプレイ時間は止まらないため、高い集中力と素早い対応力の求められる仕事です。
サッカーの試合ではフィールドの外にボールが出てもプレイ時間は止まらないため、高い集中力と素早い対応力の求められる仕事です。
サッカーのボールボーイに向いている人
サッカーのボールボーイは素早い対応とサッカーに対する理解が必要です。サッカーのボールボーイに向いている人、求められる人の条件は3点あります。
・サッカーの経験、知識がある人
・健康で素早い対応ができる人
・素直で、公平な判断ができる人
・サッカーの経験、知識がある人
・健康で素早い対応ができる人
・素直で、公平な判断ができる人
サッカーのボールボーイの仕事の魅力
サッカーのボールボーイの仕事の魅力は、プロの選手のプレーを間近で見れることです。お金を払っている観客席に比べて近い場所で、しかもお金をもらってみることができることは大きな魅力です。
ボールボーイは地元のユースチームの選手が担当することが多いですが、選手にとってレベルの高いプレーを間近で見れることは、お金には替えられない大きな財産となります。
ボールボーイは地元のユースチームの選手が担当することが多いですが、選手にとってレベルの高いプレーを間近で見れることは、お金には替えられない大きな財産となります。
サッカーのボールボーイの給料
サッカーのボールボーイの給料は、管轄する地域で変わりますが、首都圏では時給1000円前後の賃金になります。
サッカーのボールボーイは地元のクラブのユースチームの選手や、学校のサッカー部員がボランティアで担当することも多く、ボランティアの場合は無償ですが、交通費や食事の支給があるのが一般的です。
サッカーのボールボーイは地元のクラブのユースチームの選手や、学校のサッカー部員がボランティアで担当することも多く、ボランティアの場合は無償ですが、交通費や食事の支給があるのが一般的です。
サッカーのボールボーイの悪質な対応の例
2014年3月:レアル・マドリードvsアトレティコ・マドリード
2014年3月、レアルとアトレティコの伝統のマドリード・ダービーでボールボーイの悪質な対応がありました。アトレティコの本拠地、カルデロンで行われた試合の後半71分、2-1でアトレティコがリードする状況で、アトレティコの選手が蹴り上げたボールが右のタッチラインを越えたときのことです。
早くリスタートをしたいレアルのロナウド選手がボールボーイにボールを要求すると、ボールボーイは知らんぷりをし、ボールを地面に放り投げました。
早くリスタートをしたいレアルのロナウド選手がボールボーイにボールを要求すると、ボールボーイは知らんぷりをし、ボールを地面に放り投げました。
2017年4月:ジェフユナイテッド千葉vs徳島ヴォルティス
徳島DF馬渡 ボールボーイにキレて一発退場
via www.youtube.com
2017年にはJリーグで、ボールボーイの悪質な対応がありました。J2のジェフ千葉と徳島ヴォルティスの試合で、アウェイの徳島の馬渡選手がスローインをするために、ボールをボールボーイに要求しましたが、ボールボーイは時間稼ぎのために渡しません。少し遅れた対応に苛立ちボールボーイをこずいたところ、レッドカードで退場となりました。暴力はいけないことですが、ボールボーイの対応も疑問が残ります。
2019年9月:ユービル・タウンvsブロムリー
2019年にはイングランド5部リーグでボールボーイ全員が退場となる、珍しい事態が発生しています。ヨービル・タウンの本拠地、ヒューイッシュ・パークで行われた対ブロムリー戦で、ホームチームのヨービル・タウンがリードする状況の後半途中から、あるボールボーイがアウェイのブロムリーにボールを渡すことを何度も遅らせ、見かねた主審がボールボーイ全員を退場にしました。
サッカーのボールボーイはなぜ嫌がらせをするか?
ボールボーイの悪質な対応は、ほぼ全ての場合ホームチームが有利になるために、アウェイチームに対して行われる遅延行為や嫌がらせです。
ボールボーイは本来、フェアプレーの精神を持ち中立な立場で、試合の進行を妨げてはいけません。しかし、悪質な対応が起こる理由は、ホームチームの下部組織の選手であることや、ファンであること、身内であることが多いからです。
ボールボーイは本来、フェアプレーの精神を持ち中立な立場で、試合の進行を妨げてはいけません。しかし、悪質な対応が起こる理由は、ホームチームの下部組織の選手であることや、ファンであること、身内であることが多いからです。
ホームチームに対する愛着
サッカーのボールボーイはホームチームの下部組織の選手や、地元の学校でプレーする選手が担当するケースが大半を占めているため、ホームチームに対する愛着や思い入れが強くなります。
ホームチームの有利になるために、相手チームに対する嫌がらせや遅延行為が発生します。
ホームチームの有利になるために、相手チームに対する嫌がらせや遅延行為が発生します。
チームとの関係性
ホームチームに対する愛着とも重なりますが、ボールボーイ本人や家族がチームと何らかの関係がある場合も、ホームチームが有利になる行動に出る可能性は高くなります。
2013年にチェルシーのアザール選手が、対応の遅れたボールボーイに対する暴行で退場になりましたが、遅延行為をしたボールボーイはホームのスウォンジー幹部の息子でした。
2013年にチェルシーのアザール選手が、対応の遅れたボールボーイに対する暴行で退場になりましたが、遅延行為をしたボールボーイはホームのスウォンジー幹部の息子でした。
サッカーのボールボーイのアルバイト情報
ボールボーイのアルバイトの探し方
サッカーのボールボーイのアルバイトの探し方は、Jリーグやコンサート、イベントを運営しているイベント会社に登録して、求人を見つけるやり方があります。
主なイベント会社
・シミズオクト
・エール・クリエート
・テツ・コーポレーション
サッカーのボールボーイは基本的にクラブのユースチームの選手や、地元のサッカー部の選手が担当することが多く、一般公募が出る機会は少ないため、求人をまめにチェックする必要があります。
主なイベント会社
・シミズオクト
・エール・クリエート
・テツ・コーポレーション
サッカーのボールボーイは基本的にクラブのユースチームの選手や、地元のサッカー部の選手が担当することが多く、一般公募が出る機会は少ないため、求人をまめにチェックする必要があります。
ボールボーイの応募年齢
ボールボーイの応募年齢は、募集している地域や団体でも違いはありますが、基本的にプロの試合では高校生以上が一般的となります。
Jリーグの多くのチームではボランティア組織が運営されています。希望するチームのホームページからボランティア募集の情報を探し、直接問い合わせをするのが確実な方法です。
Jリーグの多くのチームではボランティア組織が運営されています。希望するチームのホームページからボランティア募集の情報を探し、直接問い合わせをするのが確実な方法です。
サッカーのボールボーイからスターになった選手
ラウール・ゴンザレス
生年月日 | 1977年6月27日 |
身長/体重 | 180cm/74kg |
ポジション | FW |
所属クラブ | 1994-2010:レアル・マドリード |
2010-2012:シャルケ | |
2012-2014:アル・サッド | |
2015-2016:ニューヨーク・コスモス |
スペイン代表とレアル・マドリードのレジェンド、ラウール・ゴンザレス選手はアトレティコ・マドリードでのカンテラ時代にボールボーイを経験しています。
アトレティコで2年間を過ごした後レアル・マドリードのユースに移籍し、2年後にトップチームデビュー、初年度からリーグ制覇に貢献し、スペインを代表するフォワードに成長しています。
アトレティコで2年間を過ごした後レアル・マドリードのユースに移籍し、2年後にトップチームデビュー、初年度からリーグ制覇に貢献し、スペインを代表するフォワードに成長しています。
マテオ・コバチッチ
生年月日 | 1994年5月6日 |
身長/体重 | 176cm/77kg |
ポジション | MF |
所属クラブ | 2010-2013:NKディナモ・ザグレブ |
2013-2015:インテル・ミラノ | |
2015-2019:レアル・マドリード | |
2018-2019:チェルシーFC(loan) | |
2019-:チェルシーFC |
クロアチア代表やチェルシーで活躍しているマテオ・コバチッチ選手も、ボールボーイの経験者の1人です。2000年のUEFAチャンピオンズリーグの試合でボールボーイをしていた頃の写真が、SNSに公表されています。
試合後に握手を求めるマテオ少年と、素通りをするリバプールのスティーブン・ジェラード選手の写真で、ボールボーイ時代の苦い想いはコバチッチに奮起を決意させ、キャリアに大きな影響を与えています。
試合後に握手を求めるマテオ少年と、素通りをするリバプールのスティーブン・ジェラード選手の写真で、ボールボーイ時代の苦い想いはコバチッチに奮起を決意させ、キャリアに大きな影響を与えています。
ファビオ・カンナバーロ
生年月日 | 1973年9月13日 |
身長/体重 | 175cm/75kg |
ポジション | DF |
所属クラブ | 1992-1995:ナポリ |
1995-2002:パルマ | |
2002-2004:インテル・ミラノ | |
2004-2006:ユヴェントス | |
2006-2009:レアル・マドリード | |
2009-2010:ユヴェントス | |
2010-2011:アル・アハリ |
イタリア代表の元キャプテンでバロンドール受賞者のファビオ・カンナバーロもナポリのユース時代にボールボーイの経験をしています。90年のワールドカップ準決勝で、イタリア対アルゼンチンの試合のボールボーイをしていたのがカンナバーロ少年でした。
カンナバーロはボールボーイの経験の中でマラドーナのプレーを間近で見て、ボールに対する執念や情熱を学び、世界の頂点を掴んでいます。
カンナバーロはボールボーイの経験の中でマラドーナのプレーを間近で見て、ボールに対する執念や情熱を学び、世界の頂点を掴んでいます。
サッカーのボールボーイはプレイヤーの1人
サッカーのボールボーイは、サッカーの試合のなかでは立派なプレイヤーの1人です。ホームの選手に対してもアウェイの選手に対してもリスペクトの気持ちを持ち、区別なく公正な対応が求められます。
間近でプロの選手のプレーを見れば、学ぶことや感じることはたくさんあります。ボールボーイの仕事を通して得られることは、サッカーの見識はもちろん人間的な成長です。
間近でプロの選手のプレーを見れば、学ぶことや感じることはたくさんあります。ボールボーイの仕事を通して得られることは、サッカーの見識はもちろん人間的な成長です。
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