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ファーストタッチの重要性とは?ちょっとした意識でプレーが変わる【サッカー】

ファーストタッチの重要性とは?ちょっとした意識でプレーが変わる【サッカー】

ファーストタッチとは、サッカーでボールを受けるときの最初のボールタッチのことです、ファーストタッチの重要性とは、すべてのプレーのはじまりとなることです。ファーストタッチの質を高めるには、周りを見ることや、ボールを置く位置、身体の向き、トラップの方向を意識することが必要です。

2022.12.06 サッカー

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ファーストタッチとは?

Mizuki on Instagram: “#中島翔哉 #10 #サッカー日本代表 #daihyo #サッカー #soccer #fcporto  #fctokyo #23 #39 #fc東京ファミリー #tokyo” (111105)

ファーストタッチとは、サッカーでボールを受けるときの最初のボールタッチのことを指します。

ファーストタッチの重要性

ファーストタッチが重要性な理由は、すべてのプレーにつながる始まりだからです。

ファーストタッチの質を高めることで、これらのプレーにつなげやすくなります。
・プレーのテンポ
・ボール回しの安定性
・シュート
・ドリブルの精度

サッカーのファーストタッチはポジションに関わらず、いかに蹴りやすい位置、次の動作に移行しやすい位置にボールを置くかが重要です。

ファーストタッチとトラップとの違い

トラップとは足首と地面の間にある角度をつくってボールコントロールする技術のことで、英語のTRAPが語源で罠にかけるようにボールをピタリと止めることを表します。

対して、ファーストタッチはトラップに加えてどこに止めるかという判断も含めた言葉です。

例えば、ファーストタッチで5メートル前にコントロールして相手ディフェンスを抜くプレーはトラップには該当しません。

ファーストタッチのボールの止め方

ボールの止め方を突き詰めていくと、奥が深く、ボールの止め方が試合の中で大きな違いをもたらすことがあります。

理想的なボールの止め方

理想的なボールの止め方をするには3つの条件を満たしている必要があります。

1.次のプレーにすぐに移行できる。
2.相手の守備の狙いを外している。
3.周囲の状況を把握できている。

ファーストタッチは足下にピタリと止めることが、すべてではなく、状況によって理想的なファーストタッチは異なりますので、ボールの止め方には、これらを意識する必要があります。

ボールを止めながら周囲を確認する方法

パスを貰う前に意識したい「2つ」の基本動作

ボールを止めながら周囲を確認する方法は、ボールの軌道を読むことと、足の力を抜いた状態でボールをトラップすることです。

ファーストタッチが上手い選手はボールを止める作業をしながら周囲を確認していて、ほとんどボールを見ていません。

自然にボールが移動している間に周囲の状況を見ながらファーストタッチができるようになるまで、練習でファーストタッチを行う動作を繰り返すことが重要です。

元日本代表の遠藤保仁選手によると、ファーストタッチはただ力を抜いて足を出しておけば、カーテンにボールをぶつけたときのように勝手にボールが止まるのでボールはいちいち見ないとのことです。

遠藤保仁選手はボールに視線を落とさない時間で周りを見ているので、次のプレーの選択肢を早く的確に見つけることができます。

簡単にボールが止まるコツ

鹿島 西大伍 吸い付くようなトラップ

簡単にボールを止めるコツは、軸足で軽くボールを受ける前に身体を浮かせることです。身体を浮かせてから、降りてきたタイミングでボールタッチすることで、身体の力が抜けた状態でボールを触ることになりボールの勢いを殺しやすくなります。

身体を浮かせる時間がない短いパスのときは、軸足を曲げて身体を沈ませて力を抜いた状態でボールタッチすることがコツです。また、足のくるぶしと裏の間あたりでボールを止めるとピタリと足下に止まります。

ファーストタッチのボールを置く位置

状況によって異なるボールを置く位置を解説します。

相手と正対している場合

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相手と正面で向き合っている状態(正対)でボールを受ける場合は、ファーストタッチで相手の正面にボールを置くことで、ディフェンスを無力化することができます。

ファーストタッチで正面にボールを置くと相手ディフェンスの左右のどちらにも選択肢があるので、相手も止まります。

相手をスクリーンしている場合

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相手を背負っていたり、マークに付かれていて、相手をスクリーン(ブロック)している状態でボールを受ける場合は、相手ディフェンスと遠い方の足でファーストタッチします。

相手に先に身体を当てることで、相手をコントロールした状態でファーストタッチできます。とくに小柄な選手ほどファーストタッチの前のアーリーヒットと呼ばれる身体を当てたり、預けたりする技術が大切になります。

ファーストタッチ時の身体の向き

サッカーの試合の中では、立ち止まってボールを受ける場面はほとんどないので、視野を確保するため身体の向きを変えながらファーストタッチすることが求められます。

身体の向き

ファーストタッチでは、自分がプレーしたい場所へと方向づけした身体の向きを考えることが必要です。

身体の向きを変えながらファーストタッチすることをスペイン語でコントロール・オリエンタード(Control Orientado)と呼びます。
コントロールオリエンタードとは、方向づけをしたトラップの意味を持ちます。

ボールを半身受ける重要性

半身でトラップすることが重要性な理由は、自然に視野が確保できて相手ディフェンスからのフィジカルコンタクトを避けることで、ボールロストが減るからです。

パスが来る方向から身体の向きを90度程度変えてボールを受けることを半身で受けるいいます。右から来たボールは左足で、左足から来たボールは右足でトラップすることは、自然と半身でボールを受けることにつながるので定石です。

視野を確保するために半身でボールを受けることと、両足でファーストタッチできることは、重要です。

ファーストタッチが上手い選手

ファーストタッチが上手い3人の選手を紹介します。
3人ともタイプが異なっていて、自分の得意なプレーを発揮するためのファーストタッチをしています。

大島僚太

大島僚太選手のファーストタッチはボールを止める技術が素晴らしいです。右から来たボールは左足、左から来たボールは右足で身体の真下にピタリと止めます。

ファーストタッチの直前に軽く浮くことでボールの勢いを吸収し、さらに次の動作に早く移ることができます。
また、相手の正面に向かってボールを止めることでディフェンダーの動きを止めてしまい、ピッチ中央で前を向いた状態を作ることで持ち前のパスセンスを発揮しています。

アンドレス・イニエスタ

【最高峰のテクニック】”魔術師”イニエスタ スーパープレー集(バルセロナ)

イニエスタ選手のファーストタッチは、止まらないことが特徴的です。
イニエスタ選手は、ドリブルのコースを見極めるのが早く、ファーストタッチからドリブルが始まっています。さらにドリブル技術を活かし、スピードのなさを補っていて、自身のプレースタイルに最適化したファーストタッチとなっています。

クリスティアーノ・ロナウド

【C・ロナウド 2019】超絶ドリブル&スキル集 HD 1080p

クリスティアーノ・ロナウド選手のファーストタッチはスピードに乗った状態で相手の正面に向かっていきます。

このファーストタッチによってスピードに乗りながら相手ディフェンスの左右のどちらにもドリブルできる状況を作ることができます。
クリスティアーノ・ロナウド選手のスピードとドリブル突破能力を活かすファーストタッチです。

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