ファーストタッチの重要性とは?ちょっとした意識でプレーが変わる【サッカー】
ファーストタッチとは、サッカーでボールを受けるときの最初のボールタッチのことです、ファーストタッチの重要性とは、すべてのプレーのはじまりとなることです。ファーストタッチの質を高めるには、周りを見ることや、ボールを置く位置、身体の向き、トラップの方向を意識することが必要です。
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公式ライター Activel_director
ファーストタッチとは?
ファーストタッチの重要性
ファーストタッチの質を高めることで、これらのプレーにつなげやすくなります。
・プレーのテンポ
・ボール回しの安定性
・シュート
・ドリブルの精度
サッカーのファーストタッチはポジションに関わらず、いかに蹴りやすい位置、次の動作に移行しやすい位置にボールを置くかが重要です。
ファーストタッチとトラップとの違い
対して、ファーストタッチはトラップに加えてどこに止めるかという判断も含めた言葉です。
例えば、ファーストタッチで5メートル前にコントロールして相手ディフェンスを抜くプレーはトラップには該当しません。
ファーストタッチのボールの止め方
理想的なボールの止め方
1.次のプレーにすぐに移行できる。
2.相手の守備の狙いを外している。
3.周囲の状況を把握できている。
ファーストタッチは足下にピタリと止めることが、すべてではなく、状況によって理想的なファーストタッチは異なりますので、ボールの止め方には、これらを意識する必要があります。
ボールを止めながら周囲を確認する方法
パスを貰う前に意識したい「2つ」の基本動作
ファーストタッチが上手い選手はボールを止める作業をしながら周囲を確認していて、ほとんどボールを見ていません。
自然にボールが移動している間に周囲の状況を見ながらファーストタッチができるようになるまで、練習でファーストタッチを行う動作を繰り返すことが重要です。
遠藤保仁選手はボールに視線を落とさない時間で周りを見ているので、次のプレーの選択肢を早く的確に見つけることができます。
簡単にボールが止まるコツ
鹿島 西大伍 吸い付くようなトラップ
身体を浮かせる時間がない短いパスのときは、軸足を曲げて身体を沈ませて力を抜いた状態でボールタッチすることがコツです。また、足のくるぶしと裏の間あたりでボールを止めるとピタリと足下に止まります。
ファーストタッチのボールを置く位置
相手と正対している場合
ファーストタッチで正面にボールを置くと相手ディフェンスの左右のどちらにも選択肢があるので、相手も止まります。
相手をスクリーンしている場合
相手に先に身体を当てることで、相手をコントロールした状態でファーストタッチできます。とくに小柄な選手ほどファーストタッチの前のアーリーヒットと呼ばれる身体を当てたり、預けたりする技術が大切になります。
ファーストタッチ時の身体の向き
身体の向き
身体の向きを変えながらファーストタッチすることをスペイン語でコントロール・オリエンタード(Control Orientado)と呼びます。
コントロールオリエンタードとは、方向づけをしたトラップの意味を持ちます。
ボールを半身受ける重要性
パスが来る方向から身体の向きを90度程度変えてボールを受けることを半身で受けるいいます。右から来たボールは左足で、左足から来たボールは右足でトラップすることは、自然と半身でボールを受けることにつながるので定石です。
視野を確保するために半身でボールを受けることと、両足でファーストタッチできることは、重要です。
ファーストタッチが上手い選手
3人ともタイプが異なっていて、自分の得意なプレーを発揮するためのファーストタッチをしています。
大島僚太
ファーストタッチの直前に軽く浮くことでボールの勢いを吸収し、さらに次の動作に早く移ることができます。
また、相手の正面に向かってボールを止めることでディフェンダーの動きを止めてしまい、ピッチ中央で前を向いた状態を作ることで持ち前のパスセンスを発揮しています。
アンドレス・イニエスタ
【最高峰のテクニック】”魔術師”イニエスタ スーパープレー集(バルセロナ)
イニエスタ選手は、ドリブルのコースを見極めるのが早く、ファーストタッチからドリブルが始まっています。さらにドリブル技術を活かし、スピードのなさを補っていて、自身のプレースタイルに最適化したファーストタッチとなっています。
クリスティアーノ・ロナウド
【C・ロナウド 2019】超絶ドリブル&スキル集 HD 1080p
このファーストタッチによってスピードに乗りながら相手ディフェンスの左右のどちらにもドリブルできる状況を作ることができます。
クリスティアーノ・ロナウド選手のスピードとドリブル突破能力を活かすファーストタッチです。
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