ロングパスをマスターしよう!遠くに飛ばす蹴り方とコツとは?
サッカーのロングパスを遠くに飛ばすためには、足のスイングスピード、軸足の踏切と体のバランスの3つのコツがあります。また、足のどの部分でボールのどこをミートするのかでロングパスの球種が変わります。その蹴り方のコツや試合で使える技術とするための練習方法も紹介します。
2022.11.23
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サッカー
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ロングパスを遠くに飛ばす3つのコツ
足のスイングスピード
ロングパスは前線にボールを供給する時や、サイドチェンジするときなどに使う有効なパスの種類の1つです。ロングパスを遠くに飛ばすための蹴り方のコツとして、足のスイングスピードをあげるということが挙げられます。
足のスイングスピードをあげるために大切なポイントは、膝から下を振るスピードを速くすることです。足のスイングスピードを上げることによって、球に伝わる力が増し、より遠くへと飛ぶための力へと変わります。スピードを上げる方法は太ももの付け根から大きく振るパターンもありますが、フォームが大きくなり相手にロングパスをモーションで読まれてしまうため、ゴールキックを除いて試合では使うことはおすすめしません。
足のスイングスピードをあげるために大切なポイントは、膝から下を振るスピードを速くすることです。足のスイングスピードを上げることによって、球に伝わる力が増し、より遠くへと飛ぶための力へと変わります。スピードを上げる方法は太ももの付け根から大きく振るパターンもありますが、フォームが大きくなり相手にロングパスをモーションで読まれてしまうため、ゴールキックを除いて試合では使うことはおすすめしません。
軸足の踏切
ロングパスを遠くに飛ばすためにはスイングスピードをあげるだけでは不十分で、その力を存分に生かすためにも軸足の踏切がポイントとなります。
軸足を踏み切る際のコツは、地面に沈み込むように力強く踏み切ることで体の軸を安定させることができます。ロングキックにおいて体の軸を安定させるということは非常に大切で、軸がぶれてしまうと球への力の伝導が半減してしまいます。軸ブレの球への影響は、例えば野球の投手が投球時に踏切を力強く行うのと同じ原理で、サッカーにおいても踏切はロングキックを蹴る際のベースとなるポイントです。
軸足を踏み切る際のコツは、地面に沈み込むように力強く踏み切ることで体の軸を安定させることができます。ロングキックにおいて体の軸を安定させるということは非常に大切で、軸がぶれてしまうと球への力の伝導が半減してしまいます。軸ブレの球への影響は、例えば野球の投手が投球時に踏切を力強く行うのと同じ原理で、サッカーにおいても踏切はロングキックを蹴る際のベースとなるポイントです。
体のバランス
サッカーは足で行うスポーツであり、ロングキックはスイングスピードや軸足の踏切が大切です。最大限に生かすためには、体全体を使ってバランスを整えることが重要です。
体の各パーツは繋がっており、1つのパーツだけで動きが完結するということはありません。足をより効果的に使うには上半身の安定は欠かせません。
ロングパスを遠くに飛ばすために使う体のバランスをとるコツは、腕を広げることです。具体的には足を振り上げる時に腕を広げ、振り下ろす時には腕を閉じるようにします。体全体の均衡を保つことができると同時に、体全体のパワーを使って球を蹴りだすことができるため、より遠くへとロングパスを蹴ることができます。
体の各パーツは繋がっており、1つのパーツだけで動きが完結するということはありません。足をより効果的に使うには上半身の安定は欠かせません。
ロングパスを遠くに飛ばすために使う体のバランスをとるコツは、腕を広げることです。具体的には足を振り上げる時に腕を広げ、振り下ろす時には腕を閉じるようにします。体全体の均衡を保つことができると同時に、体全体のパワーを使って球を蹴りだすことができるため、より遠くへとロングパスを蹴ることができます。
ロングパスを蹴る時に使う足の部位
ロングパスを蹴るときには、インステップとインフロントの2つの蹴り方があります。2つの蹴り方にはそれぞれのメリットがあり多くのプロ選手は自分が蹴りやすい方を選択しています。
①インステップ
1つ目の蹴り方はインステップで蹴る方法で、足の甲よりも少しつま先よりの部分にボールをミートさせて蹴るようにします。
インステップキックを使うメリットは、サッカーのキックの中で最も力がダイレクトに球へと伝わる蹴り方であるという点です。デメリットはミートさせるのが難しく、ロングパスを出すときには足を球の底に入れる際に足を寝かさなければいけないため、足の構造上不自然な体勢となり、球に伝わる力が減ってしまうということです。
インステップキックを使うメリットは、サッカーのキックの中で最も力がダイレクトに球へと伝わる蹴り方であるという点です。デメリットはミートさせるのが難しく、ロングパスを出すときには足を球の底に入れる際に足を寝かさなければいけないため、足の構造上不自然な体勢となり、球に伝わる力が減ってしまうということです。
インステップキックの正しい蹴り方と練習方法!サッカー上達ガイド
サッカーのインステップキックは試合で強いシュートを打つ、ライナー性のパスを出す、ロングキックで遠くにパスするときの3つに分類されます。それらのすべてに共通するインステップの蹴り方の基本から、シュート、ライナーパス、ロングキックそれぞれの練習方法と上達のコツを紹介しています。
インフロント
2つ目の蹴り方はインフロントキックで、非常に使い勝手のいいキックです。
インフロントキックでのロングパスの蹴り方は、足の親指の付け根あたりに球をミートさせるようにし、つま先を伸ばして球の底に足が入るようにします。インフロントキックのメリットとしては、足の構造上自然なフォームから球の底へと体勢を崩すことなく入れることができるため、より正確にミートすることができるという点です。
デメリットは、インステップキックと比べると球へと伝わる力が減少するという点です。
インステップとインフロントキックの両方のメリットデメリットがありますが、自分が蹴りやすい方で蹴るということが大切です。
インフロントキックでのロングパスの蹴り方は、足の親指の付け根あたりに球をミートさせるようにし、つま先を伸ばして球の底に足が入るようにします。インフロントキックのメリットとしては、足の構造上自然なフォームから球の底へと体勢を崩すことなく入れることができるため、より正確にミートすることができるという点です。
デメリットは、インステップキックと比べると球へと伝わる力が減少するという点です。
インステップとインフロントキックの両方のメリットデメリットがありますが、自分が蹴りやすい方で蹴るということが大切です。
インフロントキックの正しい蹴り方のコツと練習方法【サッカー初心者ガイド】
今回はサッカーのインフロントキックについて紹介します。サッカーの試合で飛距離のあるボールを蹴りたいときに使うキックです。またセットプレーでもよく使われます。インフロントキックの蹴り方についてトコトン紹介していますので、ぜひご覧ください。
ロングパスはボールの蹴る部分の重要性
ふんわりとしたロングパス
ロングキックを遠くに飛ばすときに、ロングフィードして味方に届けたり、速いパスを届けたり相手の裏を取ったりと様々な使い方がされます。様々な種類のパスをするためには、ボールのどこを蹴るとできるかを知ることが大切です。
ロングキックでふんわりと相手のディフェンスラインの裏に落とすようなロングキックは、ボールの底を切るようにして蹴るようにします。具体的には地面と球の設置部分を少し掘るように足を入れ、球に強いバックスピンをかけて空気の抵抗を増やし球を高く浮かすようにします。
ロングキックでふんわりと相手のディフェンスラインの裏に落とすようなロングキックは、ボールの底を切るようにして蹴るようにします。具体的には地面と球の設置部分を少し掘るように足を入れ、球に強いバックスピンをかけて空気の抵抗を増やし球を高く浮かすようにします。
速い浮き玉のロングパス
速い浮き玉のロングキックを行うときは、ボールの中心とボールの底の間の位置に足をミートさせるようにします。球によりダイレクトに力が加わるように、球の重心を斜めに蹴り上げるようにミートさせ、球に足が当たる瞬間は球を押し出すようにして蹴ります。
速い浮き玉のロングキックを蹴るときに注意することは、速いロングフィードにするためだからと言って力を入れすぎてしまい、ミートポイントがズレてしまうことです。ロングキック全般に言えることですが、決して力を入れて力む必要はなく、脱力をしてひざ下のスイングスピードを上げた上でミートポイントをずらさないようにすることが大切です。
速い浮き玉のロングキックを蹴るときに注意することは、速いロングフィードにするためだからと言って力を入れすぎてしまい、ミートポイントがズレてしまうことです。ロングキック全般に言えることですが、決して力を入れて力む必要はなく、脱力をしてひざ下のスイングスピードを上げた上でミートポイントをずらさないようにすることが大切です。
グラウンダーの速いロングパス
ロングパスと聞くと浮き玉を想像しがちですが、グラウンダーで地面を転がすキックもロングパスの種類の1つです。グラウンダーキックは試合での利用頻度は非常に高く、特にディフェンスやミッドフィルダーの選手がよく使うキックです。
グラウンダーでのロングパスを蹴る際は、ボールの中心を捉えるようにし、ミートの際にバックスピンをかけるために斜めに切り落とすようにして蹴ります。ボールを浮かすことを抑えられるとともに、ボールが地面に接地した際にスピードを落とすことなく味方の足元まで到達することができます。ミートポイントは注意が必要で、ボールの下を蹴りすぎたり上を蹴ってしまうと、グラウンダーのボールにならず相手にカットされやくすなります。
グラウンダーでのロングパスを蹴る際は、ボールの中心を捉えるようにし、ミートの際にバックスピンをかけるために斜めに切り落とすようにして蹴ります。ボールを浮かすことを抑えられるとともに、ボールが地面に接地した際にスピードを落とすことなく味方の足元まで到達することができます。ミートポイントは注意が必要で、ボールの下を蹴りすぎたり上を蹴ってしまうと、グラウンダーのボールにならず相手にカットされやくすなります。
ロングパスを試合で使えるようにするコツ
蹴るべき場所を理解する
サッカーの試合でロングパスを使う場面は多岐に渡り、その状況ごとに蹴るべき場所というものがあります。状況をわかりやすくするためにサッカーコートを横方向に4分割し、自陣から近い方をゾーン1として考えましょう。
【ゾーン1】
ゾーン1にボールがあるとき、ロングキックで蹴るべき場所はゾーン3のサイドのスペースで、ロングフィードする場所です。ゾーン3へ蹴る状況は、自陣から脱出したい時で相手にプレッシングをかけられていたり、ボールを奪った後探すべき場所です。
【ゾーン2】
ゾーン2にあるときはゾーン4の裏のスペースもしくは、逆サイドの裏、サイドチェンジするときに使います。これはビルドアップから味方が抜け出したり、ボールの出口を探す時に使います。
【ゾーン3】
ゾーン3にあるときは、同サイドでは崩せずサイドチェンジをするときに使います。
【ゾーン1】
ゾーン1にボールがあるとき、ロングキックで蹴るべき場所はゾーン3のサイドのスペースで、ロングフィードする場所です。ゾーン3へ蹴る状況は、自陣から脱出したい時で相手にプレッシングをかけられていたり、ボールを奪った後探すべき場所です。
【ゾーン2】
ゾーン2にあるときはゾーン4の裏のスペースもしくは、逆サイドの裏、サイドチェンジするときに使います。これはビルドアップから味方が抜け出したり、ボールの出口を探す時に使います。
【ゾーン3】
ゾーン3にあるときは、同サイドでは崩せずサイドチェンジをするときに使います。
状況に応じて蹴るべき種類を判断する
サッカーの試合でロングキックを使いこなすためには、どのような状況でどの種類のロングキックを使うべきかを知っておく必要があります。
相手のディフェンスラインの裏へとボールを供給するには、ふんわりとしたロングパスを選択します。浮き玉を使うことで味方が追いつく時間を作り出し、ゴールキーパーまでボールが流れないようにするためです。
サイドをチェンジするときはサイドの選手は、浮き玉の速いロングキックを選択します。スピードの遅いボールで相手がスライドしインターセプトされてしまい、グラウンダーでは奪われてカウンターを受けるリスクが高いからです。
中央の選手がサイドへと振る場合は、素早くコントロールしやすいグラウンダーのロングキックを使用しましょう。
相手のディフェンスラインの裏へとボールを供給するには、ふんわりとしたロングパスを選択します。浮き玉を使うことで味方が追いつく時間を作り出し、ゴールキーパーまでボールが流れないようにするためです。
サイドをチェンジするときはサイドの選手は、浮き玉の速いロングキックを選択します。スピードの遅いボールで相手がスライドしインターセプトされてしまい、グラウンダーでは奪われてカウンターを受けるリスクが高いからです。
中央の選手がサイドへと振る場合は、素早くコントロールしやすいグラウンダーのロングキックを使用しましょう。
ロングパスの練習方法
フォームづくり
ロングキックの蹴り方をマスターする上で大切なことは練習を繰り返し行い、フォームと感覚を習得し自動化できるようにする必要があります。
フォームを作る上でお勧めする練習方法が、1人で壁当てを行うことです。壁当ての方法は、ボールと地面の設置部分に線を引き、どれだけ足が設置したかを地面の削れ具合で判断します。
地面の削れ具合を確認することで、多くの選手が地面を蹴りすぎてボールにしっかりとミートしていないという問題を解決してくれると同時に、ふんわりとしたロングキックをマスターするトレーニングに通じます。スマートフォンで撮影しながら行うとより自分のフォームを客観的に見ることのできるオススメの方法です。
フォームを作る上でお勧めする練習方法が、1人で壁当てを行うことです。壁当ての方法は、ボールと地面の設置部分に線を引き、どれだけ足が設置したかを地面の削れ具合で判断します。
地面の削れ具合を確認することで、多くの選手が地面を蹴りすぎてボールにしっかりとミートしていないという問題を解決してくれると同時に、ふんわりとしたロングキックをマスターするトレーニングに通じます。スマートフォンで撮影しながら行うとより自分のフォームを客観的に見ることのできるオススメの方法です。
クロスロング
サッカーではプレスキック以外はボールは動いている状態ですが、ロングキックも同様で、コントロールをして動いているボールをすぐに蹴らなければいけません。生きたボールを蹴るトレーニングとしてクロスロングはおすすめの練習方法です。
4人一組で長方形型に配置し、縦40m、横10mの幅を取ります。1球のボールを時計回りに回し、横パスをコントロールして縦方向へとロングパスを蹴るという流れで行います。その後、斜め方向のロングを混ぜて行ったり、横パスを受けるときにターンをしてからロングフィードを行うなど様々な受け方から実施します。
4人一組で長方形型に配置し、縦40m、横10mの幅を取ります。1球のボールを時計回りに回し、横パスをコントロールして縦方向へとロングパスを蹴るという流れで行います。その後、斜め方向のロングを混ぜて行ったり、横パスを受けるときにターンをしてからロングフィードを行うなど様々な受け方から実施します。
サイドチェンジゲーム
横15m×縦10mのグリッドを2つ作り、その間を30m離します。
4人×3チームで、1つのグリッドで4対2でボールポゼッションし、逆のグリッドでは他のチームの4人が待機し、グリット間には2人のディフェンスが守備を行います。
攻撃側の目的としては逆サイドのグリットへとロングパスを供給することで、ロングが通ったら1点とし、相手にカットされたら攻守交代します。このトレーニングを行うことによって、実際にプレッシングをかけられている中で正確になおかつ浮き玉かライナーかを判断する過程を練習することができます。
4人×3チームで、1つのグリッドで4対2でボールポゼッションし、逆のグリッドでは他のチームの4人が待機し、グリット間には2人のディフェンスが守備を行います。
攻撃側の目的としては逆サイドのグリットへとロングパスを供給することで、ロングが通ったら1点とし、相手にカットされたら攻守交代します。このトレーニングを行うことによって、実際にプレッシングをかけられている中で正確になおかつ浮き玉かライナーかを判断する過程を練習することができます。
ロングパスを遠くに飛ばす蹴り方とコツのまとめ
via pixabay.com
サッカーのロングパスは、試合中にボールを前線にフィードするためやサイドチェンジしたり相手の背後を取るためなど様々なシーンで使われます。遠くに飛ばすということは大切なことではありますが、同時にいかに正確に蹴るか、またいつ、どのシーンで、どのような球種を使うべきかということを知っておくことで試合で使えるロングパスを習得しましょう。
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