イエローカードの正しいルールとは?具体的な事例を含めて解説します!
サッカーのイエローカードとは悪質なファウルを犯した選手などに対して警告の意味で提示する黄色のカードです。イエローカードに関するルールは複雑で、イエローカードの影響は警告を受けた選手のみが受けるのではなく、各チームに影響を与え、シーズンを通して影響を与えるルールも存在します。
Writer
公式ライター c8j_foot
イエローカードとは?
審判によって基準があいまいと感じる部分もありますが、イエローカードを提示するときにはルールにのっとって提示しています。最近では、チームスタッフに対してもイエローカードが提示されることもあります。
イエローカードの正しいルール
また、イエローカードは試合中に2枚もらうとレッドカード扱いとなり退場となり、主要各国リーグではイエローカードはシーズンを通して累積するルールで、累積警告が貯まると出場停止処分が下ることが多いです。
イエローカードの対象となるファウル
・無謀なプレー
・相手のチャンスを潰すプレー
・反則を繰り返すプレー
相手選手のユニフォームを後ろから引っ張って進行を妨げるようなファウルやプロフェッショナルファウルといわれる相手のチャンスを潰すプレー、また、同様のファウルを繰り返すプレーに対してはイエローカードが提示されます。
イエローカードの累積
基本的にシーズンをまたいでのイエローカードの累積が繰り越されることはありません。Jリーグでは、シーズン中のイエローカードが4枚累積になると1試合の出場停止と定めています。
イエローカードとレッドカードの違い
・イエローカード
・レッドカード
イエローカードは試合中に数回提示される場面を見ることはありますが、レッドカードが提示される場面は限られています。レッドカードはDOGSOと呼ばれる相手チームの決定的な得点機会を阻止する悪質なプレーに対して4つの基準に基づいて判断し、提示されます。DOGSOに当たらないプレーはレッドカード対象のプレーではありません。
イエローカードが提示される具体的事例
・非紳士的行為
・反スポーツ的行為
・ゴール後の過度なパフォーマンス
観戦中に抽象的なの3つの事例だけでは分かりにくいので、サッカーの試合中によく見られる具体的な事例を取り上げて説明していきます。
非紳士的行為
ファウルを受けた後にリスタートをしたい相手選手の前に立ち、プレーの再開を遅らせている選手に対してイエローカードを提示しているシーンも多いです。同じ反則の繰り返しも非紳士的行為に当たり、主審がピッチの複数個所を指しイエローカードを提示している場面がよく見られます。
反スポーツ的行為
シミュレーションはペナルティボックス内で見られます。審判の目を欺き、ファウルを取ってもらえるとPKとなるシミュレーションは、反スポーツ的行為となりイエローカードの対象です。また、相手のチャンスを潰すファウルに対してもイエローカードが提示されます。
ゴール後の過度なパフォーマンス
具体的にはユニフォームを脱いでおこなうパフォーマンスや攻撃的で差別的な意味を含むパフォーマンスもイエローカードを提示されます。近年では、マスクを被ってのパフォーマンスで警告を受けた選手もいますが、スムーズな試合再開が目的です。
イエローカードが与える影響
試合中、選手に与える影響
イエローカードを1枚も受けていない状態だと、危険なシーンをイエローカード覚悟で止めるプレーが選択できますが、1枚受けている状態だと退場の可能性を考えてファウルすることができず、決定機につながる恐れがあります。
試合中、チームに与える影響
また、警告を受けた選手が厳しいファウルをできないので警告を受けた選手の周りを利用しチャンスメークをするチームもあります。
シーズン中に与える影響
大切な試合にキープレイヤーが不在といった最悪な事態を避けるために、チームマネジメントが大事になります。試合によって起用する選手を変えたり、余裕のある試合ではキーマンを起用しないなどの思い切った施策が必要です。
イエローカードのルールを理解し、正しい眼でサッカー観戦を!
試合観戦前に選手のイエローカード情報を事前にインプットしておくことで、シーズン通しての影響も予想でき、試合の見方も変わってきます。正しいルールを理解することによって、フェアな目線で、詳細な部分まで入り込んでサッカー観戦をできるようになりましょう。
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