サッカーのトレーニングメニュー24選!上手くなる練習方法とは?
サッカーのトレーニングメニューには筋力、体力や技術的なこと、そして戦術理解、思考的トレーニングがあります。全てをバランス良く行うことがサッカー上達の鍵となります。目的に合ったトレーニング方法を知ることがサッカー上達の第一歩です。
Writer
公式ライター Activel_director
- サッカーのトレーニングとは?
- サッカーのトレーニングで必要な用具・アイテム
- サッカーの運動量・スタミナをアップするトレーニング
- サッカーのテクニック・キック力が向上するトレーニング
- サッカーのフィジカル強化トレーニング
- サッカーの足指強化トレーニング
- サッカーの認知力・判断力を上げるトレーニング
- サッカーの瞬発力・神経系を上げるトレーニング
- サッカーのリズムトレーニング
- サッカーのキープ力を上げるトレーニング
- サッカーの室内・家でできるトレーニング4選
- サッカーのトレーニング疑問とは?
- サッカーのおすすめトレーニング本
- サッカーのおすすめトレーニング動画
- 正しいサッカーのトレーニングで身体能力アップ!
サッカーのトレーニングとは?
スポーツで競技をするためには、準備をする必要があります。サッカーの試合を戦うためには基本的な技術の習得はもちろん、90分間を走り抜く体力は必要不可欠です。
トレーニングの種類
• 筋力、体力を鍛えるフィジカル系
• パス、トラップ、シュートの技術を磨くスキル系
• 状況判断、分析力を高める思考力系
3つをバランスよく実行していくことが、上手くなるための鍵となります。
トレーニングの意味
計画を立てて無理のないトレーニングを生活に取り入れることが、サッカーの上達と長くプレーを楽しむことに繋がります。
サッカーのトレーニングで必要な用具・アイテム
トレーニングのいくつかの種目では、アイテムを取り入れることで効果を高めることが期待できます。自重トレーニングのように用具の必要がない場合もあります。
サッカーのトレーニングに必要なアイテム一覧
用具名 | 用途 |
---|---|
マーカーコーン | ドリブル・俊敏性を強化 |
アジリティマット | 俊敏性やバランス感覚を養う |
ミニハードル | ドリブル・俊敏性・反射神経の強化 |
バランスボール | 体幹トレーニング、筋力強化 |
サッカーの運動量・スタミナをアップするトレーニング
途中で走ることができないと、攻撃することも、相手の攻撃を守備することもできません。有酸素運動やインターバル法を取り入れてスタミナ強化に役立てましょう。
有酸素トレーニング
名称 | 有酸素トレーニング |
効果 | 持久力アップ |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★★☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
無理なく続けられる強度で、身体に酸素を取り込むことで持久力が高まり、脂肪を燃焼させてエネルギーに変えるのでダイエット効果も期待できます。
インターバルトレーニング
名称 | インターバルトレーニング |
効果 | 心肺機能の強化 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★★★★ |
道具 | ー |
【ポイント】
サッカーでは終始同じスピードで走っているわけでなく、走る、止まるを繰り返しています。インターバルトレーニングで実践的な心肺機能の強化を図り、身体に酸素を効果的に運ぶ能力を高めます。
サッカーのテクニック・キック力が向上するトレーニング
テクニック向上トレーニング
名称 | リフティング |
効果 | ボールコントロールの向上、ボディバランスの向上 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★☆☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
ボールコントロールやボディバランスの取り方、身体のどの部分でボールを捉えるか、足と目の一体感、テクニックの向上を図ります。
キック力向上トレーニング
名称 | ちょんちょんリフティング |
効果 | 軸足と利き足の強化、キック時のボディバランスの強化 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★☆☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
安定したキックに必要な利き足の足首の強さと軸足の安定、フォームを崩さない体幹を同時に鍛えられます。慣れてきたら軽くジャンプしながらやってみましょう。
サッカーのフィジカル強化トレーニング
敏捷性やボディバランスを高めるには、太く大きな筋肉をつけるウェイトやマシーンではなく自重の方がおすすめです。
スクワット
名称 | スクワット |
効果 | お尻、太もも、ふくらはぎの筋力強化 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★★☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
臀筋部や大腿四頭筋、ハムストリング、ヒラメ筋をバランスよく鍛えられます。スクワットのポイントは、お尻を垂直に下ろし、膝が爪先よりも前に出ないことです。
カーフレイズ
トレーニング名 | カーフレイズ |
効果 | ヒラメ筋、腓腹筋の筋力強化 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★★☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
踵をできるだけ床につけないようにすること、少し前傾気味の姿勢で行うことがポイントです。ヒラメ筋と腓腹筋を鍛えてダッシュやジャンプの能力、長距離走でも疲れにくい身体を作ります。
フロントブリッジ
名称 | フロントブリッジ |
効果 | 腹横筋、腹斜筋、脊柱起立筋、インナーマッスルの強化 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★★☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
腹横筋や腹斜筋、脊柱起立筋を中心に腹筋や背中のインナーマッスルを鍛えるトレーニングで、お尻を下げないで身体を真っ直ぐに伸ばすのがポイントです。
プッシュアップ
名称 | プッシュアップ |
効果 | 大胸筋、三角筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋の筋力強化 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★★★☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
腕の間隔を狭くすれば腕の筋力を、肩幅より広くすれば胸筋を鍛えることができます。呼吸を止めずに、身体を真っ直ぐ伸ばすようにしましょう。
サッカーの足指強化トレーニング
ボールコントロール向上
名称 | ボールコントロール向上トレーニング |
効果 | 足指の細やかな動きでボールコントロールを強化、扁平足の改善 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★☆☆☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
足の指トレーニングは、ボールコントロールの向上に大きな効果を期待でき、毎日2〜3分続けると扁平足も改善されるおすすめの室内トレーニングです。
足指の踏ん張り力の向上
名称 | 足指の踏ん張り力向上トレーニング |
効果 | 足指、足の裏の強化、バランス感覚の向上 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★☆☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
足指だけで立つことで、ふくらはぎと足の裏の筋肉もバランスよく鍛えられ、バランス感覚も身につきます。
サッカーの認知力・判断力を上げるトレーニング
サッカーでは試合を通して認知、判断、行動を繰り返していきます。長時間を走り抜く体力やボールを扱う技術、当たり負けしない身体があっても、視野や思考力が足りなければ、現代サッカーでは通用しません。
視野を広げるトレーニング
名称 | 視野を広げるトレーニング |
効果 | 有効視野を広げる |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★☆☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
なるべく素早く正確に見れるように意識します。壁パスをインサイドやアウトサイドで蹴りながら、足元を見ずに顔を上げて周りを見る練習も効果的です。
思考力向上トレーニング
名称 | 思考力向上トレーニング |
効果 | イメージの言語化、コミュニケーション能力、判断力の向上 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★★☆☆ |
道具 | ノート、筆記用具 |
【ポイント】
サッカーはボールを使ったコミュニケーションで、自分で考えたことを必要な相手に意思表示をすることがプレーの判断力につながります。
サッカーの瞬発力・神経系を上げるトレーニング
ダッシュトレーニング
名称 | ダッシュトレーニング |
効果 | 瞬発力、敏捷性の強化 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★★★☆ |
道具 | マーカー |
【ポイント】
マーカーを走る時には重心を低く保ち、抜けたら重心を上げてダッシュしてください。敏捷性や短い距離を素早く移動する能力を鍛えることができます。
アジリティマットトレーニング
アジリティマット使用動画【おさるの森】
名称 | アジリティマットトレーニング |
効果 | 体幹、バランス感覚、調整能力強化 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★☆☆☆ |
道具 | アジリティマット |
【ポイント】
足場が不安定なアジリティマットはバランス感覚や敏捷性、調整能力を鍛えるのにおすすめです。
サッカーのリズムトレーニング
サンバトレーニング
名称 | サンバトレーニング |
効果 | 敏捷性、リズミカルな動きを身につける |
対象 | 全年齢、小学校低学年〜中学生 |
負荷 | ★★★☆☆ |
道具 | ラダー |
【ポイント】
ブラジルの伝統音楽であるサンバのリズムは、ブラジルのサッカー選手のプレーの随所に感じられます。足だけで動くのではなく、重心ごと移動させることを意識しましょう。
ジャンプトレーニング
名称 | リズムジャンプトレーニング |
効果 | リズム感を養う、ジャンプ力、敏捷性 |
ボディバランス、身体の力の抜き方 | |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★★☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント]
リズム感や身体感覚、ボディバランスや身体の力の抜き方を身につけるもので、練習方法のポイントはリズミカルに、力まないことです。
サッカーのキープ力を上げるトレーニング
体重移動トレーニング
名称 | 体重移動トレーニング |
効果 | スムーズな体重移動を身につける |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★☆☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
体重移動を強化するトレーニングのポイントは、横のラインでの移動を意識しラインを越えて身体が前後しないように気をつけることです。左右の体重移動を意識します。
ボールを使ったトレーニング
名称 | 引き技トレーニング |
効果 | ボールコントロール能力の向上 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★☆☆☆ |
道具 | マーカー |
【ポイント】
ボールキープが上手くなるために欠かすことのできない引き技は、どちらの足でもできるように練習しておきましょう。
サッカーの室内・家でできるトレーニング4選
足首を鍛えるトレーニング
名称 | 足首を鍛えるトレーニング |
効果 | 足首の強化、柔軟性を高める、ボールコントロールの向上 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★☆☆☆ |
道具 | ー |
【ポイント】
膝の高さを一定に保ち、足首をしなやかに使って、バスケットボールを手でするのと同じイメージでやりましょう。足首のしなやかさ、柔らかさを高めて怪我も少なくし、ドリブルが上手くなるメニューです。
体幹トレーニング
名称 | スロードローインシットアップ |
効果 | 体幹の強化 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★★★★ |
道具 | ー |
【ポイント】
当たり負けしない強い身体を作る体幹トレでは、自然な呼吸を心がけます。10回で1分間のインターバル後、もう1セットが基本メニューです。
バランスボールトレーニング
名称 | バランスボールトレーニング |
効果 | 体幹や肩、腹筋の強化 |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★☆☆☆ |
道具 | バランスボール |
【ポイント】
正しい姿勢を心がけることがポイントです。さまざまな種類のトレーニングを、動画を参考にして挑戦してみてください。
イメージトレーニング
名称 | イメージトレーニング |
効果 | 技術の習得や実戦での能力発揮を効果的に高める |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★★★☆ |
道具 | パソコンやスマホ |
【ポイント】
イメージ練習をすると、脳は実際にプレーしている時と同じように働き、技の素早い習得に効果があります。上手くなるための動きを細かくイメージしてください。
サッカーのトレーニング疑問とは?
トレーニングは毎日してもいいの?
筋肉系ではないトレーニングメニューは毎日でも構いませんが、疲労を感じるようでしたら効果が薄れてしまうので、休息をとりリフレッシュした状態で挑むと効果的です。
オフシーズンのトレーニング
①柔軟性を高めるストレッチ体操
②シーズンを通して戦うための身体作り
③高いパフォーマンスを発揮するためのイメージトレーニング
オフ明けのおすすめトレーニング
名称 | 身体のキレを上げるトレーニング |
効果 | 休み明けの身体のキレを取り戻す |
対象 | 全年齢 |
負荷 | ★★☆☆☆ |
道具 | マーカー |
【ポイント】
肩、腰、膝の位置がなるべく同一線上にくるように身体を構えておくと、どの方向にも動きやすいです。
怪我中のおすすめトレーニング
試合前日のおすすめトレーニング
【ポイント】
可動域を意識してリラックスして行い、フィジカルと心のコンディションを整えましょう。
試合翌日のリカバリートレーニング
丁寧にストレッチをして、アキレス腱や腿の裏、ふくらはぎの筋肉の疲労を和らげましょう。
サッカーのおすすめトレーニング本
岡田メソッド
著者名 | 岡田武史 |
出版社 | 英治出版 |
対象 | サッカー指導者、トレーナー、主体的なプレーを目指す選手 |
目的 | 主体性を持ってプレーする自立した選手の育成 |
日本代表監督として、2度のワールドカップ出場を果たした名将の岡田武史氏のサッカー選手の育成・指導法がまとめられた1冊で、プレーの原則やトレーニングメニュー、選手の指導方法が具体的な言葉で語られています。
技術解体新書 サッカーの技術を言葉で再定義する
著者名 | 風間八宏、西部謙司 |
出版社 | カンゼン |
対象 | サッカー指導者、技術を理解したいプレーヤー |
目的 | サッカーの技術論の理解、技術の理解によるプレーの向上 |
値段 | 1,650円 |
著者はレバーグーゼンやサンフレッチェ広島でプレーし、名古屋グランパスの監督に就任した風間八宏氏と編集者の西部謙司氏です。
サッカーのおすすめトレーニング動画
動画名 | 一人でできるトラップ練習 |
作者名 | 谷田部 |
ボールのどこを止めればよいのか、足のどの部分でボールを受けるのか、具体的な疑問にわかりやすく解説をしています。
正しいサッカーのトレーニングで身体能力アップ!
トレーニングでは上手くなると同時にメンタルも鍛えられるので、試合でもプレッシャーに負けない強い心も身につけましょう!
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