サッカーボールの選び方とは?大きさやサイズを年齢とともに選ぼう
サッカーボールには年齢や学年によって3号球、4号球、5号球の3種類のサイズが展開しています。そして土のグラウンド・芝のグラウンドの性質に応じたもの、手縫いや機械縫い、サーマルボンディングなど製造方法によっても価格や性質に違いがあるなど、サッカーボールには選び方のポイントがあります。
Writer
公式ライター old_user_id: 211
サッカーボールの選び方とは?
例えば、小学生に大人用の大きさのサッカーボールは大きすぎて重量があるため、ボールが遠くまで飛びません。逆に一般の大人の方が子供用のボールを使うと小さすぎて軽すぎるため、ボールが遠くまで飛び過ぎてしまい、サッカーにならなくなります。
さらに土のグラウンドや芝のグラウンドに適したボール、公式戦で使えるボールと使えないボール、縫い方の違うボールなど、サッカーボールには様々な種類のものが展開しています。自分に適したサッカーボールの選び方のポイントとしてあげられるのが、サイズ・用途・検定球の違い・縫い方の4点です。
・練習や試合、リフティングなど、使う用途が大事
・公式戦に使うためには検定球
・縫い方の違いでメリットも変わる
サッカーボールの選び方①サイズ
サイズ | 周囲 | 直径 | 重さ | 対象 |
3号 | 58~60cm | 19cm | 300~320g | 幼児(~5歳) |
4号 | 63.5~66cm | 20.5cm | 350~390g | 小学生(6歳~12歳) |
5号 | 68~70cm | 22cm | 410~450g | 中学生~一般(13歳~) |
5歳以下の幼児には3号球がおすすめ
3号球のサッカーボールの最大のメリットは、ある程度ボールが飛んでいくため、ボールを蹴る楽しさを実感できる点にあります。サッカーに初めて触れるという幼児にとっては、3号球サイズは最も適したおすすめのボールサイズといえます。
6歳~12歳の小学生には4号球がおすすめ
4号球のサッカーボールの特徴は、3種類あるサッカーボールのサイズの中でも真ん中のサイズで、小学生の日本一を決める全日本少年サッカー大会の公式球サイズになっている点にあります。
日本全国のほぼ全てのサッカー大会で採用されているのが4号球のため、小学生には4号球が一般的に使われています。小学生の子供がこれからサッカーを始めるという場合には、4号球サイズを選びましょう。
13歳以上の中学生以上には5号球がおすすめ
5号球は周囲68~70cm、直径22cm、重さ410~450gでサッカーボールのサイズの中でも一番大きいサイズで、Jリーグや海外リーグなどのプロサッカーリーグなどでも使用されているサイズです。
お子さんが中学生になるのであれば、4号球から5号球に買い替えることをおすすめします。しかし、中学1年生になったばかりで体が小さく、5号球が扱い難いという場合には、ケガ防止のために、練習用として4号球を使い続けるのも良いでしょう。
サッカーボールの選び方②用途
土や芝のグラウンドで使い分ける
【土のグラウンド】
土のグラウンドは固いため、ボールが非常に跳ねやすく、反発力が高い
【芝のグラウンド】
芝のグラウンドは、反発力が低い
ボールの選び方は、土のグラウンドと芝のグラウンドに合わせて選ぶ必要があります。
土のグラウンドでは反発力をおさえるラテックスチューブを使用したサッカーボール、芝のグラウンドでは反発力の高いブチルチューブを採用したサッカーボールがおすすめです。
練習用にはリーズナブルなボールがおすすめ
部活や個人練習用としてサッカーボールの購入を考えている場合には、価格の高いサッカーボールではなく、いつでもすぐに買い替えることができるように、リーズナブルなサッカーボールがおすすめです。
リフティング用・ビーチサッカー用
【リフティング用ボール】
リフティング用のボールは、ボールの芯を足の甲で正確にとらえるため、大きければ大きいほど簡単なため、小さめのボールを選ぶことがポイントです。
【ビーチボール用ボール】
ビーチボール用のボールは、素足でボールを蹴るため、表面にクッション性があり、空気を入れるバルブ部分には砂が入らないように工夫されたものがおすすめです。
サッカーボールの選び方③検定球の違い
また、FIFA認定級とは、FIFAの定める規格に合格し、検定を取得したボールで、FIFA主催の公式戦においてはこのFIFA認定球を使用することが義務付けられています。また、FIFA認定級を受けていることで、JFA検定が免除されます。一般的にはJFA検定球で十分です。
JFAとは、公益財団法人日本サッカー協会の略称で、日本サッカーを統括し代表する国際競技連盟で、Jリーグや天皇杯全日本サッカー選手権大会など国内の公式サッカー大会を主催しています。
FIFAとは、国際サッカー連盟の略称で、世界のサッカーを統括する国際的組織で、傘下にヨーロッパ連盟、南米連盟、アフリカ連盟、北中米カリブ海連盟、アジア連盟、オセアニア連盟の各大陸連盟をおきます。
サッカーボールの選び方④縫い方
耐久性・クッション性に優れた手縫い
現在市場に展開しているサッカーボールのおよそ8割が手縫いのサッカーボールとされています。デメリットは、手縫いのため、パネルの間に隙間ができやすく、その隙間から雨などの水分が浸透してしまい、ボールが重くなることがあります。
・デメリット:パネル同士の間に隙間ができやすい
リーズナブルな機械縫い
また、ミシン針に通る糸は、手縫いの糸よりも細いため、それにともなって人工皮革パネルも薄くなりがちなため、強度と耐久性の部分では手縫いのサッカーボールよりも劣ってしまいます。
・デメリット:寿命が短い
パーフェクトなサーマルボンディング
そのためパネル感の隙間から水分が浸透してボールが重くなるようなこともなく、ボールのどこを蹴っても力をボールに均一に伝えることができます。そんなパーフェクトなサーマルボンディングは、FIFAの認定球に多く取り入れられています。
・デメリット:コストがかかる
サッカーボールの選び方とは?
土のグラウンドや芝のグラウンドなど、どのような場所で主にサッカーボールを使うのかによっても選び方に違いがあります。
さらに公式戦で使うためにはJFA以上の検定球である必要があり、耐久性を追求した一般的なボールを選ぶなら手縫い、初心者や、自宅での個人練習で使うならリーズナブルな機械縫い、より本格的に使用するならサーマルボンディングという具合に、段階的にポイントごとに選んでいくことで自分に最適なサッカーボールに出会うことができます。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。