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ゴールキックでオフサイドになる場合とは?図説で詳しく解説!

ゴールキックでオフサイドになる場合とは?図説で詳しく解説!

ゴールキックでオフサイドになる場合はサッカーのルール上反則になることはありません。競技規則の11条で定められ、ゴールキックはどこでも受け取ることが可能です。しかしゴールキックからオフサイドにつながるケースはいくつかあります。例えばキーパーからのパントキックをオフサイドポジションで受け取った場合はオフサイドの反則です。

2021.12.16 サッカー

オフサイドとは?

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オフサイドとはサッカーの競技規則11条で定められているルールであり反則です。ルールがあることでスポーツとして公平な立場で試合を進められています。オフサイドが定められていないと簡単にゴールが入るスポーツになってしまうので、現在のサッカーでは長く守り続けられている規定の1つとして重要な役割を果たすものです。
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そもそもオフサイドとは?

サッカー​のオフサイドとはゴールキーパーを除いて1番後ろのプレイヤーを追い越した位置でパスを受け取ることをさします。ゴール前での待ち伏せを防ぐためのルールです。しかしキーパーが1番後ろのプレイヤーではない場合は、理論は適応されません。

上の図だと黄色いオフサイドラインの先の青いプレイヤーがオフサイドポジションに位置するのでボールを受け取ると反則となります。

戻りオフサイドとは?

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戻りオフサイドとは、オフサイドポジションにいたプレイヤーがオフサイドラインを気にして戻りながらパスを受け取ることです。通常のオフサイドと同様にゴール前で待ち伏せする形に似ているので定められています。

ピッチ内からは一見オフサイドに見えませんがパスを出したときの位置をピッチ外の審判が確認し旗をあげた場合反則となります。

ゴールキックでオフサイドは適用されるのか?

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ゴールキックによるオフサイドの反則は適応されません。通常のオフサイドとは異なり例外パターンの1つですが競技規則で定められています。
極端ですが相手チームのキーパー目の前をめがけて蹴ったゴールキックを受け取ることもオフサイドは適応されません。
また、ゴールキックのキッカーは守備側の任意であり必ずゴールキーパーでなくてはいけない決まりはないです。
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ゴールキックから考えられるオフサイドの可能性①

勘違いしているケースとして、キーパーからのパントキックやドロップキックです。前者後者ともにゴールキックではないので受け取った場合はオフサイドが適応されます。
通常オフサイドポジションでボールを受け取った場合反則となりますが、ゴールキックは試合を再開するためのキックなのでオフサイドになることはありません。

ゴールキックから考えられるオフサイドの可能性②

ゴールキックを相手チームがヘディングで跳ね返したときにオフサイドポジションにいたプレイヤーがボールを受け取った場合です。ゲーム再開後のプレーですので通常通りオフサイドが適応されます。こちらもヘディングした瞬間の位置で決まります。

2019年ゴールキックのルール改正により副審はヘディングでの跳ね返しに対するオフサイドの判定が正確にとりやすくなりました。

ゴールキックから考えられるオフサイドの可能性③

ゴールキックをグランダーで味方に渡し、受け取ったプレイヤーがロングボールを蹴った先がオフサイドポジションの場合です。ゲーム再開後のプレーですので可能性②とおなじようにオフサイドとなります。オフサイドの判断は競技規則第5条および11条によって主審に決定権がありますが、横のラインから見れる副審の判断が重要となっています。総じて1度インプレーされた場合は通常通り反則です。

ゴールキックとオフサイドルール変更の歴史

ゴールキックとオフサイドルール変更の歴史は、イングランドで定められたルールから現在も不定期で変更され続けています。スポーツとして最適なルールが時代とともに変わっているからです。2019年にも大きな改正があり、なかでもゴールキックをペナルティエリアのゴールラインから蹴る規定がなくなり仲間はペナルティエリア内でパスを受け取ることが可能となりました。

ルールの誕生

19世紀のイングランドで誕生したフットボールですが、当時は現在のようなルールが一切定められていなくオフサイドの反則もありませんでした。ルールの少ないなか続いていたフットボールでしたが、1863年にルール変更の働きがありました。会議のなかでハンドの反則をめぐる対立が生まれ1848年にイートン校とラグビー校の間で競技連盟を設立しケンブリッジ・ルールが定められたことからオフサイドが生まれました。

ルール変更

1848年以降はボールより前にいるプレイヤーは反則という規定がありましたが、1866年大幅に変わり3人制オフサイドが定められました。1925年には改めて変更があり現代のルールである2人制オフサイドが定められました。3人制オフサイドが定められてからも大きな変化がなく2人制にする見直しがされました。

ゴールキックでの直接ゴールは認められていませんでした。正確にはルールが無かったのだと思います。しかし1997年の改正でゴールキックの直接ゴールが正式に認められました。
3人制オフサイドとは、ゴールからボールの間にゴールキーパーを含め相手プレイヤーが3人以下のときにボールを越した位置にいるプレイヤーがパスを受け取ることです。

ゴールキックやオフサイドで気になる疑問

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サッカーでは多くのルールがあるなかで疑問に思うシーンがあります。ゴールキックやオフサイドは審判が手をあげないケースもあり観戦者が勘違いすることも多いです。特に直接ゴールに結びつくものはプレイヤー含め観戦者も覚えておくことでのちに役立ちます。

ゴールキーパーとの1対1をかわした後のパスは認められる?

ドリブルで駆け上がった選手がゴールキーパーをかわした後にパスを送る場合、受け取るプレイヤーが駆け上がったプレイヤーより先に位置しなければ認められます。ゴールキーパーと1対1になった場合のオフサイドラインはボールの位置に変わるため、方向に限らずパスを出した瞬間にボールを追い越していなければオフサイドは適応されません。
サッカーは状況によってゴールキーパーやボールにオフサイドラインが変わる場合があります。

ゴールキックによる直接ゴールは認められる?

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ゴールキックで蹴ったボールが直接ゴールの場合は得点として認められます。風の影響やゴールポスト、クロスバーなど審判にあたった場合も得点となります。

自陣のゴールに入るオウンゴールの場合は相手チームの得点にはならず相手のコーナーキックから試合再開です。また、パントキックでの直接ゴールも認められています。
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スローインによる直接ゴールは認められる?

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スローインからの直接ゴールは得点として認められません。相手のゴールキックとなり、自陣のゴールに入った場合は相手のコーナーキックから試合再開となります。しかし味方相手に限らずプレイヤーに触れてからゴールインした場合は間接ゴールとして認められます。

ゴールキックをパントキックで蹴ることは認められる?

ゴールキックをパントキックで蹴ることは認められていません。

ゴールキックと試合中にキーパーがキャッチするボールは全く違うプレーであり、ゴールキックは必ず地面にボールがある状態で蹴ることがルールです。試合中にキャッチしたボールはゴールキックのように地面に転がしてから蹴っても反則にはなりません。

ゴールキック以外でオフサイドが適応されないケース

サッカーでは試合を観ていると今のはオフサイドでは?と疑問に思うケースがありますが、ゴールキック以外でもオフサイドにならない場合があります。

【ゴールキック以外でオフサイドが適応されないケース】
・ハーフラインをこえていないとき
・コーナーキック
・スローイン

3つはオフサイドが適応されません。
特にコーナーキックは直接ゴールにつながる局面ですので守備側は十分注意して守る必要があります。

ゴールキックとオフサイドの関係性

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サッカーのルールではゴールキックでオフサイドが適応されることはありません。
しかしゴールキックによって反則になりえるケースは多々あり常にオフサイドに注意しながらプレーすることが重要です。

試合観戦をしているとオフサイドで場内が湧いたり判断が難しいこともありますが、オフサイドルールが定められたことで現在のサッカーが生まれゴールキーパーは安心してプレーや仲間への指示が出せる環境になっています。
攻撃側は絶妙なタイミングでパスを出すことで大きなチャンスとなり、守備側は連携して意図的に相手のオフサイドを誘い込む戦術プレーが多く見受けられます。

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