カットインの意味とは?サッカーのゲーム中の効果的な使い方とは?
サッカーのカットインの意味は、ボールを保持した選手が、サイドからゴールに向かって中央にドリブルして、中央に切れ込むことです。反対にカットアウトとは、中央からゴールを離れてサイドにドリブルしていくことです。カットインの効果的な使い方は、バイタルエリアの利き足と逆側のサイドでボールを保持している場面で、中央に切れ込むことになります。
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公式ライター old_user_id: 211
カットインとは?
カットインに対して、中央からゴールを離れてサイドにドリブルしていくことをカットアウトと呼びます。
サイドをドリブルで突破して、ゴールライン付近から中央へセンタリングをあげるプレーもあれば、サイドを突破してバイタルエリア付近から中央へ切れ込んでチャンスを作るプレーは相手にとって脅威となります。
カットインの有効な使い方
何故ならば、利き足側に切れ込んで中央にカットインすることで、そのまま利き足で強烈なシュートを放つことができるからです。
さらにシュートを狙うだけではなく、キックフェイントからスルーパスを狙うこともでき、その際の正確性も、利き足のほうが精度があがるため、その意味でも有効な使い方といえます。
カットインが効果的な戦術とは?
リーガエスパニョーラのバルセロナや、レアルマドリードも採用する4-3-3システムや、4-2-3-1で、シチュエーションによって両サイドハーフがウイングの役割もこなすシステムなどはとても効果的な戦術といえます。
ウイングの選手は基本的にバイタル付近のサイドを担当するため、ドリブルや1対1に強いプレイヤーを配置することがが多く、その意味では4-3-3の両ウイング、4-2-3-1の両サイドハーフには、カットインが得意でドリブルの上手な選手を配置することが効果的です。
4-3-3システム
その両サイドには、利き足と逆の選手を各サイドに配置、つまり、利き足が右足のプレイヤーは左サイドに、利き足が左足のプレイヤーは右サイドに配置します。
そして利き足と反対サイドでボールを保持したプレイヤーは縦への突破とカットインを武器に、相手デキフェンダーとの駆け引きに挑みます。
また、4-3-3は、どのポジションでボールを保持しても三角形を形成しやすく、創造性の高いチームに向いている戦術とされており、さらにウイングとサイドバックの連携によるサイドアタックが有効です。
4-2-3-1システム
2列目の両サイドハーフが、攻撃時にはウイングの役割を果たすため、その意味ではこのポジションにもカットイン・ドリブルが得意なプレイヤーを配置することで効果的な戦術となります。
日本代表では左サイドハーフに利き足が右足の中島や乾、原口といったドリブラーが配置され、右サイドハーフには利き足が左足の堂安が配置されています。ロシアワールドカップ本大会のベルギー戦で、乾が見せたサイドから中央へカットインしてからのミドルシュートは世界を驚かせました。
カットインが得意な選手とは?
リオネル・メッシ
メッシのようにドリブルスキルが素晴らしく、ミドルを狙えて、パスセンスも世界トップクラスの選手がウイングにいれば、攻撃の幅もグンと伸びて相手チームにとっては嫌な存在となります。
ロッベン
【ロッベン】わかっていても止められないとはこのこと。 最強のカットイン! / Arjen Robben
ロッベンの右サイドからのカットインシュートは、相手ディフェンダーはわかっていても止められないと誰もが口にします。ロッベンのカットインの特徴は、メッシやネイマールのような様々なカットインパターンを持っているわけではなく、独特な間合いで相手をいなす点です。
ネイマール
【ネイマール】サイドをエグる 「カットイン」 【サッカー ドリブル】
ネイマールのカットインの特徴は、巧みなボールコントロール技術とテクニックにあります。エラシコやヒールリフト、ルーレット、クライフターンといったドリブルテクニックを駆使して中央へカットインしていきます。
カットインのまとめ
現代サッカーの主流ともされる両ウイング、センターフォワードで形成される3トップという攻撃的布陣の中で、両ウイングのカットインは勝敗を左右するといっても過言ではありません。
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