サッカートップ下の役割とは?基本的な動き方やコツ【ポジション】
今回は、サッカーのトップ下というポジションについて解説します。サッカーのトップ下の役割や動き方・上手くなるコツ・必要な技術などを徹底解説しますので、現在トップ下でプレーしている方やサッカーが好きな方はぜひご覧ください。今後のプレーや試合の見方がさらに楽しめるでしょう。
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公式ライター Activel_director
サッカーのトップ下とはどういうポジション?
FWのサポートをする攻撃的ミットフィルダー
トップ下というポジションが誕生したのは1970年代〜1980年代で、当時のサッカー界ではフォワードでなくミッドフィルダーが重要視され、パスを回して攻めるポゼッションサッカーが人気でした。
そのため、フォーメーション戦術にミッドフィルダーが増え各ポジションの役割が細分化されました。トップ下のサッカーのプレーにおいてはフォワードをサポートすることが求められ、パス・シュート共に高い技術が必要とされています。
日本のサッカー界では司令塔のように思われがちですが、トップ下とは自チームを支える役割と言えます。
トップ下とは数々の名選手が生まれるポジション!
サッカーにはファンタジスタと呼ばれる選手達がいますが、このファンタジスタはトップ下のポジションが主戦場と言えるでしょう。
ファンタジスタとはイタリアサッカー界で使われる用語で、創造的なプレーで観客を魅了する選手のことを指します。
前述しましたがサッカーにおいてトップ下とはパス・シュート共に高い技術が要求されるポジション。そのため、サッカーファンを魅了するプレーが生まれるのでしょう。
有名なトップ下の選手のプレーを見ればコツが掴めるのでトップ下のポジションが上手くなりたい方はサッカー界に君臨するトップ下の名選手のプレーを参考にしてみてください。
トップ下の役割:チャンスメイク&ゲットゴール
サッカーに関する攻撃・守備の両方がトップ下の役割
トップ下はゴールを決定づけるラストパスを通すことや自らもゴールを取る役割を担わなければいけません。また、守備面でもトップ下の位置でボールを奪取できるとそこからすぐゴールに近づけるので相手のボランチぐらいまではプレスをかける役割も必要となります。
現代サッカーではカウンターサッカーが主流なため、昔は守備が免除されていたトップ下の選手でも今では前線からプレスをかけないといけません。
スルーパスやスーパーゴールなど高い技術を使った華麗なサッカープレーが目立つトップ下というポジションは、守備・攻撃両方を求められ大変ですが、全てのプレーを完璧にこなそうとしないのがコツと言えるでしょう。
役割の多さからトップ下ではない新たな名前がサッカー界に登場
トップ下を得意とし技術が高く得点できる選手は、近年のサッカー界でトップ下ではなくシャドウストライカーと言われることが多いです。
時代が変わるにつれてサッカーも変化し、それまでなかったポジションや役割も増加しています。2014年のサッカーブラジルワールドW杯で優勝したドイツは、トップ下の選手を最前線に置く0トップというサッカー界に革命を起こすフォーメーション戦術を生み出して優勝しました。
さまざまなサッカープレーができるトップ下の選手が増えたことが、シャドウストライカーだったり0トップなどサッカー界の歴史に一石を投じたのです。
トップ下の役割を上手くこなすコツとは?
常に周りを見てプレーする!
トップ下というポジションは自分でチャンスメイクするサッカーもしますが、周りを使ってゴールに近づけるサッカーをすることも大切です。
そのため、周りの選手を見てプレーすることがコツと言えます。この局面は自分で打開するのか、他の選手を使うのかボールが来たらすぐに判断する能力が必要となります。
サッカーにはルックアップ(顔を上げて周りを見ること)という言葉がありますが、
それこそトップ下のコツ。サッカーでトップ下をするならまずこのコツをマスターしないといけないでしょう。
トップ下で活躍するサッカー界のトッププレイヤーは、高い技術で魅せるプレーと周りを見る動きが優れています。
トラップの時は極力前を向く!
パスを受けた時、トップ下の選手は前を向いてトラップすることがベストです。なぜなら、相手ゴールを背にしてトラップすると次に繋ぐプレーのテンポが遅れるからです。サッカーでは後ろ向きにトラップすることはできれば避けたいこと。
特にトップ下の選手はラストパスを出したりするチャンスができるので、前述したコツをマスターすればトップ下としての役割を上手くこなすことが可能です。
以上がトップ下の役割を上手くこなすコツとなります。現在トップ下でプレーしているサッカー選手の方は、この二つのコツを意識してみてください。
トップ下の選手にはどんな技術が必要?
ズバリ!細かいタッチができる技術
しかし、繊細なボールタッチがないとそのようなプレーをするのも困難…
トップ下の選手とは高い技術が必要と前述しましたが、日本代表の香川選手はサッカー界でもこの技術がかなり高度な選手の一人です。狭い局面をドリブルでかわしたりパスを通して所属先のドルトムントでも精度高いプレーを披露しています。
トップ下の選手として活躍するなら両足とも細かくボールを触れるようにしておきましょう。
優秀なトップ下の動き方とは?
相手の嫌なポジションに顔を出す動き方がベスト
例えば・・・
ディフェンスとミッドフィルダーの間でパスを受ける動き方をするとしましょう。
この場合、ディフェンス・ミッドフィルダーどちらもプレスをかけるのがワンテンポ遅れてトップ下の選手に自由を与えてしまいます。こういった動き方が優秀なトップ下のサッカー選手の動き方ということです。
嫌なところをつくサッカーは、相手をイライラさせます。そうすることで、相手の守備陣形が崩れてきて攻撃も円滑に進めることが可能。
その他、裏を狙う動き方などもサッカーをするうえでトップ下に求められる動き方と言えます。
トップ下のポジションを上手くなるならサッカー界の名選手を参考にせよ
現代サッカー界最高のトップ下といえばやはりメスト・エジル
トップ下のポジションを上手くなるなら動き方を覚えるのもいいですが、やはりトップ選手のサッカープレーを参考にすることがベストです。トップ下で一番学ぶことができる選手とはアーセナルに所属するメスト・エジルです。
現代サッカー界における最高のトップ下と言っても過言ではなく、正確なパスは前所属クラブのレアルマドリード時代から高く評価されています。同クラブのエースであるクリスティアーノ・ロナウドから絶大な信頼を得ていました。
また、パスだけでなくボールを受ける時の動き方やフリーキックも上手いためセットプレーからでも得点できるのが強み。屈強なディフェンダーやボランチがいるプレミアリーグでも華麗なプレーを見せているメスト・エジルの動画を見て参考にしてみてはいかがでしょうか。
トップ下の選手は試合の中心になれる
その理由は、ボールに絡む回数が他のポジションの選手に比べて圧倒的に多いからであり、だからこそ、サッカー界でもスター選手が生まれやすく一目置かれるポジションと言えるでしょう。
しかし、サッカーのトップ下というポジションは試合を大きく見れる視野の広さや瞬時にプレーの判断をしないといけないサッカーIQの高さも必要です。こういった部分は試合への慣れというのもありますが、サッカーをするうえで常に意識しておくといいでしょう。
最高峰のトップ下プレイヤーのメスト・エジルのようなパス・シュート全てに優れたサッカープレーをして試合の中心選手になりましょう。
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