サッカーのシャドーストライカーの役割とは?ポジションの動き方とコツを解説
シャドーとは英語で影を表すshadowでストライカーをつけた言葉で、サッカーのポジション自体にはシャドーストライカーはありません。シャドーストライカーとは、役割やプレーに対して表される言葉です。シャドーストライカーの有名選手は、南野拓実・岡崎慎司・ルイス・スアレスが典型な選手です。
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公式ライター Activel_director
シャドーストライカーとは?
シャドーストライカーとは、役割やプレーに対して表される言葉です。
なぜシャドーと呼ばれるのか?
影から出てくるとは、相手ディフェンスのマークを外して視野から消えてパスが出てきた時に現れるということです。
シャドーストライカーの意味
シャドーストライカーの他の呼び方としては、シャドーアタッカー、ラインブレイカー、セカンドストライカー、セカンドアタッカー、ムービングストライカーなどといわれます。
シャドーストライカーではないストライカーとは?
センターフォワードのストライカーのタイプは動き回らずに中央でボールが来るのを待ったり、ポストプレーと呼ばれる前線で相手を背負ってボールをキープしてパスを展開するプレーを得意とします。
シャドーストライカーの役割
センターフォワードのサポート役
センターフォワードを追い越したり、近づいたり、サイドに開いたりしてセンターフォワードの周囲を動き回ることがシャドーストライカーの役割の1つとして求められます。
3人目の動き出し
3人目の動きとは、ボールを持った選手が2人目。ボールを次にパスされそうな選手が2人目としたときに、2人目にパスが渡る前の一手先を読む動き出し、パスが出てきそうもない選手の意外性のある動き出しのことをいいます。
Bにパスが渡る瞬間、守備側の青のディフェンスラインは中央に空いたスペースを作らないために左側にスライドするのが一般的で、Cのマーカーは黄色の円で囲ったスペースが気になります。
ボールの移動中には、どうしても青の選手はボールを目で追ってしまいますし、中央のスペースを埋めるために矢印の方向に身体が向いてしまいます。その瞬間にCは青の選手の背中側を回り込む。
シャドーストライカーが起用されやすいポジション
トップ下やワントップツーシャドーのシャドー、ウイング、サイドハーフでもシャドーストライカーは起用されます。
シャドーストライカーの動き方
守備の狙いを崩す動き出しは、ついていくか、いかないかの選択をディフェンダーに迫ることができます。相手がどちらを選択しても、対応できない動きになるのがシャドーストライカーの動きの理想です。
ゴールから離れる動き
(1)相手の視野から外れること
(2)相手のマークを外す
(3)スペースを作る
これらの効果を得るためにゴールから離れる動きは有効です。
ゴールに近づく動き
(1)相手の視野の外から飛び出す
(2)相手のマークを外す
(3)相手を引きつける
これらの効果を得るためにゴールに近づく動きは有効です。
マークを引きつける動き
ベルギーの美しすぎるカウンター ロシアw杯 日本のベスト8の夢途絶える。
サッカーロシアワールドカップ日本対ベルギーの決勝点のシーンではワントップのルカク選手が2度連続してマークを引きつけていることが分かります。
マークを外す動き
柳沢敦 スーパー神ボレー 日本代表 vs イタリア 2001
相手の裏やスペースでボールを受ける事をRuptura(ルプトゥーラ)、相手のマークを外した後に、足元でボールを受ける事をApoyo(アポジョ)とそれぞれ呼びます。
シャドーストライカーの場合はデスマルケのルプトゥーラつまりマークを外してディフェンスラインの裏、スペースを狙う動きが求められます。
シャドーストライカーの典型的な選手
南野拓実
味方選手がシュートを打つ場面で必ずこぼれ球を狙って走っています。
こぼれ球から実際に得点に結びつくのは1年に1回程度ですが、この地味なこぼれ球を逃さない動きは、得点への貪欲さや並外れた運動量がある証拠です。
岡崎慎司
それでも、走法を改善して運動量を手に入れたことで、持っていたゴール前での動き出しの才能が開花し、得点を量産しています。
レスターシティでは、ツートップを組んで得点王に輝いたバーディー選手の相方としてプレミアリーグ優勝に大きく貢献したシャドーストライカーです。
ルイス・スアレス
スアレス選手はクロスボールにはニアサイドを常に狙うことで後方のスペースを作り、ディフェンスラインの裏を狙うことでメッシ選手にスペースを作ります。
スアレス選手の凄さは、ただ”おとり”として動いているだけでなくパスが供給されると得点に結びつける決定力があるため、ディフェンダーが警戒を強めた結果として囮となることです。
シャドーストライカーに求められること
理由は、どちらかの役割しかできない選手が役割分担するのと、どちらもできる選手が役割を入れ替えながら役割分担するのとでは、後者の方がレベルが高いからです。
日本代表の大迫選手と南野選手の関係やFCバルセロナのメッシ選手とスアレス選手の関係は、その典型例です。
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