サッカーのエースナンバーとは?10番以外にも実はたくさんある?
サッカーのエースナンバーとは、活躍を期待するチームのエースの背番号で、10番以外にも、7、8、5などがチームのサッカー戦術により存在します。後日エースナンバーを引き継いだ選手が同様の活躍を続ければ、チームとファンにとって、エースナンバーはチームを栄光に導いてくれる重要な番号になります。
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公式ライター Activel_director
サッカーのエースナンバーとは?
ファンやチームがエースに期待するのは得点であり、大抵のチームは攻撃的なポジションの背番号が、エースナンバーに設定されます。
エースナンバーとは?
エースナンバーを背負った選手は、ファンに人気があり、ユニフォームの売上が一番多くなります。試合では、得点に絡む活躍を期待され、大きなプレッシャーがかかり、活躍できた試合後は称賛を受け、活躍できなかった敗戦後は戦犯扱いされる存在です。
エースナンバーの起源
ペレは、1958年のワールドカップで、準決勝と決勝で計5ゴールを決め、不利な予想を覆してブラジルを優勝へと導きました。1958年の大会以降は、ユニフォームの背番号10がブラジル代表エースが背負うエースナンバーです。
サッカーのエースナンバーの具体的数字
チームは活躍を期待する選手に、7、 8、 11番などを背負わせて、ファンはエースナンバーを背中に付けたユニフォームを着て、スタジアムでエースを応援します。
背番号10
背番号7
背番号8
背番号9
背番号11
チームごとに見るエースナンバー
当初は、クラブチームや代表チームで活躍した人気選手の背番号に過ぎませんが、代々引き継がれて、チームのエースナンバーになります。
マンチェスターユナイテッド
・背番号7を背負った主なエースは、ジョージ ベスト、エリック カントナ、デビッド ベッカム、クリスティアーノ ロナウド
・ポジションは、中盤右サイド、前線
・チームでの役割は、パスやドリブルによりアシストやゴールを生み出す事です
レアルマドリッド
・背番号7を背負った主なエースは、ファニート、エミリオ ブトラゲーニョ、ラウル ゴンサレス、クリスティアーノ ロナウド
・ポジションは、フォワード、攻撃的中盤
・チームでの役割は、チームにとって本当に必要な時に得点を取る事です
ブラジル代表
・背番号10を背負った主なエースは、ペレ、リベリーノ、ジーコ、リバウド、ロナウジーニョ、ネイマール
・ポジションは、フォワード、攻撃的中盤
・チームでの役割は、テクニックと創造性溢れるプレーで、得点を演出する事です
日本代表
・背番号10を背負った主なエースは、名波浩、中村俊輔、香川真司、乾貴士
・ポジションは、攻撃的中盤
・チームでの役割は、パスとフリーキックでゲームを支配する事。近年のエースは、スピードある突破でチャンスを作り、自ら得点を取る事が役割です
セレッソ大阪
・背番号8を背負った主なエースは、森島寛晃、香川真司、清武弘嗣、柿谷曜一郎
・ポジションは、攻撃的中盤
・チームでの役割は、運動量とスピード、テクニックで得点チャンスを作り出す事です
エースナンバーを背負った世界の選手を紹介
ペレ
高い身体能力を生かした裏への素早い飛び出しやヘディング、テクニックを生かしたドリブルやシュートで得点を量産し続けました。1958年、1962年、1966年とワールドカップを3回勝ち取った、記憶に残るブラジルのエースナンバーを背負った選手です。
リオネル メッシ
得点力、ドリブル、パス、フリーキック、どれをとっても超一流で、チームが必要な時に点がとれる人気選手です。
クリスチャン ロナウド
ずば抜けた得点力と、スピードを生かした突破、代表でのキャプテンシーも見事で、エースナンバーにふさわしい人気選手です。
ディエゴ マラドーナ
1997年に引退するまで、ナポリでは2度のリーグ優勝、1986年のワールドカップでは、伝説の5人抜きゴールなど、記憶に残る得点でアルゼンチンに優勝をもたらました。またプレーでチームを引っ張るキャプテンの役目も担い、エースナンバー10は今でもサポーターに人気です。
デイビット ベッカム
2013年に引退しましたが、マンチェスターユナイテッドの黄金期の活躍はいまだ伝説です。キックの精度とスピードが素晴らしく、右足を一閃するだけで状況変えられる特別な選手でした。また、チームを鼓舞するキャプテンの役目も担い、サポーターから愛された選手です。
高校サッカーのエースナンバーとは?
クラブや代表のエースにあこがれてサッカーを始めた少年が、憧れのエースナンバー10を高校で勝ち取る夢を実現する話はわかりやすく、選手人口の増加に大きな意味を持ちます。
背番号10以外のエースナンバーを受け継ぐ高校
各校のエースは、各校の戦術を実現する上で欠かせない役割があり、卒業していく先輩から後輩に、役割はエースナンバー共々引き継がれます。
市立船橋高校
増嶋竜也、渡辺広大、磐瀬剛、杉岡大暉と言った選手たちが、背番号5を背負いました。守備を基本に置く戦術のセンターバックの役目と、チームを鼓舞するキャプテンの役目を担い、市立船橋高校の躍進に貢献しました。
清水商業高校
風間八宏、小野伸二、山田隆弘などの高い技術を持つ歴代エースが8を背負い、パスをつないで中盤を構成する戦術の中心選手の役目を担い、チームの躍進を支えました。
四日市中央工業高校
卒業後Jリーグやオランダ、代表でも活躍した小倉隆史は17を背負い、攻撃サッカーの中心選手の役目を担い、チームの躍進を支え、1991年の高校選手権で優勝しています。
青森山田高校
2009年には、柴崎岳と椎名伸志の2人のエースを中盤に配置し、相手チームのサッカースタイルに柔軟に対応できる青森山田サッカーを実践して、高校選手権で準優勝しています。
フットサルのエースナンバーとは?
・背番号5は、スタメンが付ける最大の背番号
・背番号10は、サッカーと同じエースナンバー
・背番号12は、世界最高のフットサル選手、ブラジル代表ファルカンの番号
いずれも、チームやサポーターがエースナンバーを認めるにはまだ歴史が浅く、今後、時間と共にチーム毎に意味のある数字が決まっていくでしょう。
エースナンバーのチームへの意味
また、チームにとっては、最初は一人の偉大な選手が背負った番号にすぎませんが、背番号を引き継いだ選手達が栄光を残し続ける事で、エースナンバーの活躍が、チームにとって将来の栄光につながっていく事を意味するものになります。
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