サッカーの歴史の始まりは?
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サッカーの歴史は、古くから世界各地で行われていたボールを蹴る催事にあるとされています。
FIFA(国際サッカー連盟)のウェブサイトによれば、中国では2000年ほど前にすでにサッカーのようなボールを蹴る競技が行われていました。
また、12世紀のイギリスの文献にも、サッカーのルーツと思われるものについて記されています。街中や広場などで1つのボールを奪い合って相手のゴールを目指すという、現代のサッカーのルールにかなり近いものもあったとされています。
このボール遊びが、サッカーの歴史の始まりとなります。
FIFA(国際サッカー連盟)のウェブサイトによれば、中国では2000年ほど前にすでにサッカーのようなボールを蹴る競技が行われていました。
また、12世紀のイギリスの文献にも、サッカーのルーツと思われるものについて記されています。街中や広場などで1つのボールを奪い合って相手のゴールを目指すという、現代のサッカーのルールにかなり近いものもあったとされています。
このボール遊びが、サッカーの歴史の始まりとなります。
サッカー発祥の国は?
発祥地はイングランド
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現在のサッカーの発祥国はイギリスで、1863年にイングランドで設立されたFA(Football Association=フットボール協会)が起源です。
世界で最初のサッカー協会であるため、イングランドのサッカー協会には国名がついていません。
当時、イングランドでは学校単位でサッカーが行われていましたが、ルールは学校によってばらばら。そこで、ロンドン近郊のチームが集まってルールを決めるために作られたのがFAでした。それが今のサッカーにつながっているので、サッカーが生まれた国はイギリスと言えます。
世界で最初のサッカー協会であるため、イングランドのサッカー協会には国名がついていません。
当時、イングランドでは学校単位でサッカーが行われていましたが、ルールは学校によってばらばら。そこで、ロンドン近郊のチームが集まってルールを決めるために作られたのがFAでした。それが今のサッカーにつながっているので、サッカーが生まれた国はイギリスと言えます。
サッカーとラグビーは兄弟だった
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サッカーの歴史を遡ると、ラグビーの歴史にぶつかります。どちらもFAが設立される前のイングランドで行われていた「フットボール」がルーツ。そこから枝分かれして、ラグビーとサッカーという2つの競技になりました。
当初は手でボールを扱うことが許されており、ラグビー校というパブリックスクールの選手がボールを持ったまま走ったのがラグビーの起源。一方でボールを持ったまま走ることは認めない学校もあり、サッカーの起源となったFAはそちらをもとにルールを統一したためサッカーは手を使わない競技となりました。
当初は手でボールを扱うことが許されており、ラグビー校というパブリックスクールの選手がボールを持ったまま走ったのがラグビーの起源。一方でボールを持ったまま走ることは認めない学校もあり、サッカーの起源となったFAはそちらをもとにルールを統一したためサッカーは手を使わない競技となりました。
サッカーの語源は?
「サッカー」という言葉の語源を知っていますか? この言葉も、実はサッカーの歴史の始まりとなったイングランドのFAが由来となっています。
サッカーの正式名称は、協会のルールに基づくフットボールという意味でAssociation Football(協会式フットボール)。当時のイングランドでは若者の間で言葉を略して言うことが流行っており、Associationの「ssoc」の部分に「er」を付けて略語として使われるようになりました。それが、「Soccer」(サッカー)という言葉の語源です。
サッカーの正式名称は、協会のルールに基づくフットボールという意味でAssociation Football(協会式フットボール)。当時のイングランドでは若者の間で言葉を略して言うことが流行っており、Associationの「ssoc」の部分に「er」を付けて略語として使われるようになりました。それが、「Soccer」(サッカー)という言葉の語源です。
日本サッカーの歴史とは?
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日本にサッカーが伝わったのはいつ?
日本サッカーの歴史の始まりは1873年、明治時代のことだったとされています。
イギリスの海軍が来日した際に、東京の築地にあった海軍兵学寮で日本の軍人たちにサッカーを教えたのが始まりだったというのが定説。それをきっかけに東京高等師範学校や神戸尋常中学校などの学校にサッカー部できました。
その後、徐々に日本各地に広まり、イングランドのサッカー協会(FA)よりシルバーカップが寄贈されたことを機に1921年に大日本蹴球協会(現在の日本サッカー協会)が創設。日本サッカーの歴史が本格的に始まりました。
イギリスの海軍が来日した際に、東京の築地にあった海軍兵学寮で日本の軍人たちにサッカーを教えたのが始まりだったというのが定説。それをきっかけに東京高等師範学校や神戸尋常中学校などの学校にサッカー部できました。
その後、徐々に日本各地に広まり、イングランドのサッカー協会(FA)よりシルバーカップが寄贈されたことを機に1921年に大日本蹴球協会(現在の日本サッカー協会)が創設。日本サッカーの歴史が本格的に始まりました。
世界では「フットボール」、日本ではなぜ「サッカー」?
現在、FIFA(国際サッカー連盟)加盟国のほとんどでサッカーは「フットボール」と呼ばれています。日本のように「サッカー」と呼んでいる国は非常に少ないです。
これには歴史的な背景があります。発祥の国であるイギリスを含めて大半の国が「フットボール」と呼ぶ中、「サッカー」と呼んでいる代表的な国がアメリカ。アメリカでは「フットボール」と言えば「アメリカンフットボール」を指すからです。
第二次世界大戦でアメリカに敗れた日本にはアメリカの文化が流れ込み、その影響で日本でも「サッカー」という言葉が定着しました。
これには歴史的な背景があります。発祥の国であるイギリスを含めて大半の国が「フットボール」と呼ぶ中、「サッカー」と呼んでいる代表的な国がアメリカ。アメリカでは「フットボール」と言えば「アメリカンフットボール」を指すからです。
第二次世界大戦でアメリカに敗れた日本にはアメリカの文化が流れ込み、その影響で日本でも「サッカー」という言葉が定着しました。
サッカーのルールの歴史
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オフサイドルールの起源は?
歴史の中で大きくルールが変わったのが「オフサイド」。サッカーの歴史の始まりの段階では、オフサイドのルールは今と全く違うものでした。
FAによってルールが統一された頃は、「ボールより前にいる選手にパスをしてはならない」というルール。ラグビーと同じで、後ろにいる選手にしかパスを出すことができませんでした。
1866年にパスを受ける選手よりゴールライン側に相手選手が3人いれば前方にパスをしていいルール(「3人制オフサイド」)となり、1925年に現在のオフサイドルール(「2人制オフサイド)となりました。
FAによってルールが統一された頃は、「ボールより前にいる選手にパスをしてはならない」というルール。ラグビーと同じで、後ろにいる選手にしかパスを出すことができませんでした。
1866年にパスを受ける選手よりゴールライン側に相手選手が3人いれば前方にパスをしていいルール(「3人制オフサイド」)となり、1925年に現在のオフサイドルール(「2人制オフサイド)となりました。
イエローカードとレッドカードの歴史は新しい
現在のサッカーでは当たり前となっているイエローカードとレッドカード。
しかし、このルールの歴史は意外と新しく、イエローカードとレッドカードが国際舞台で初めて導入されたのは1970年のワールドカップ・メキシコ大会。なんとサッカーの誕生から100年以上も存在していませんでした。
それ以前も警告や退場、PKの罰則などは存在しましたが、審判はそれを口頭で伝えていました。次第にサッカーが国際化する中で、言語ではない手段でわかりやすく伝える手段としてイエローカードとレッドカードが導入されることになりました。
しかし、このルールの歴史は意外と新しく、イエローカードとレッドカードが国際舞台で初めて導入されたのは1970年のワールドカップ・メキシコ大会。なんとサッカーの誕生から100年以上も存在していませんでした。
それ以前も警告や退場、PKの罰則などは存在しましたが、審判はそれを口頭で伝えていました。次第にサッカーが国際化する中で、言語ではない手段でわかりやすく伝える手段としてイエローカードとレッドカードが導入されることになりました。