
卓球の戦術を解説!強い人に勝つ方法と必要な考え方とは?
卓球の戦術を考えることは、試合に勝つために必要不可欠な要素です。卓球の戦術を考えるために、自分のプレースタイルの特徴や相手の弱点を把握していきましょう。また、卓球の戦型によって適した戦術は異なり、プレースタイルに合った戦術を実行することで勝利に近づくことができます。
2022.12.16
|
卓球
Writer
卓球の戦術とは?
卓球の戦術とは、試合で勝つために自分の戦闘力を効果的に運用することを指します。選手や対戦相手によって、効果的な戦術は異なり、戦術の選択肢が多いことが勝利につながります。
勝つ方法とは?
卓球の試合で勝ちたいときは、相手よりも先に11点を取る方法を考えるようにしましょう。卓球の試合は11点の3セット、もしくは4セット先取で勝敗が決定します。相手に9点奪われてしまったとしても、最終的に11点を先に取ればそのセットを奪うことができます。
たとえ相手に2セット先取されてしまっても、最終的に3セット奪うことができれば試合に勝てるということを頭に入れておきましょう。11点の3セットを相手から奪う方法を逆算して考え、試合をコントロールすることが勝つ方法だといえます。
たとえ相手に2セット先取されてしまっても、最終的に3セット奪うことができれば試合に勝てるということを頭に入れておきましょう。11点の3セットを相手から奪う方法を逆算して考え、試合をコントロールすることが勝つ方法だといえます。
・相手よりも先に11点を取る方法を考える
・最終的に勝つためには失点を恐れない
・最終的に勝つためには失点を恐れない
卓球の必勝法とは?
卓球の試合で勝つ必勝法は、選手それぞれでプレースタイルやレベルが異なるので絶対的な方法は存在していません。しかし、どのようなプレースタイルやレベルでも共通するのが、相手より1本でも多く返球できれば得点になるということです。
派手なプレーをする卓球選手は魅力的ですが、試合で勝つためには相手より1本でも多く返球することが重要であり、状況に応じて相手コートに返球できる確率の高い技を選択することが必勝法だといえます。
派手なプレーをする卓球選手は魅力的ですが、試合で勝つためには相手より1本でも多く返球することが重要であり、状況に応じて相手コートに返球できる確率の高い技を選択することが必勝法だといえます。
卓球の戦術の考え方
卓球の戦術を決めるときは、自分の特徴を活かす戦術か、相手が嫌がることを優先する戦術の2パターンが考えられます。また、自分が勝つためには何をするべきか、試合で勝てない理由は何なのかを考えることも大切です。
勝つ方法を考える
卓球の戦術を考えるときは、まず試合で勝つ方法を考えてみましょう。卓球のプレースタイルやレベルによって、試合で勝つ方法は異なってきます。自分のプレースタイルや現状の技術レベルでは、どのようなパターンが得点につながりやすいのか考えることが重要です。
勝てない理由を考える
卓球の戦術を考えるときは、なぜ勝てないのか原因を探ってみましょう。試合に勝てない原因は、自分の得意なパターンでプレーできていなかったり、相手が嫌がるボールを打てていないなど、さまざまな原因が考えられます。
試合に勝ちたいと願うだけで現状を変えることは難しいので、勝てない原因を解決できる戦術を考えていきましょう。
試合に勝ちたいと願うだけで現状を変えることは難しいので、勝てない原因を解決できる戦術を考えていきましょう。
自分の特徴を把握する
卓球の戦術を考えるときは、自分のプレースタイルの特徴を把握してから考えるようにしましょう。例えば上回転系のボールに対するドライブが得意な場合は、横上回転のショートサーブを出して相手のフリックを3球目で狙うパターンが得点に結びつきやすくなります。
自分の特徴を活かせる戦術を考えて、試合で使える得点パターンを確立していきましょう。
自分の特徴を活かせる戦術を考えて、試合で使える得点パターンを確立していきましょう。
自分の特徴が明確にわからない場合は、周りの指導者やチームメイトに意見を聞いてみましょう。自分のプレーを客観的に判断するには、ある程度の知識や経験が必要になります。
卓球初心者から中級者にかけての段階では、指導者やチームメイトにアドバイスを求めることが成長につながります。現段階の自分の特徴を把握して、最適な戦術を考えていきましょう。
卓球初心者から中級者にかけての段階では、指導者やチームメイトにアドバイスを求めることが成長につながります。現段階の自分の特徴を把握して、最適な戦術を考えていきましょう。
相手の嫌がるパターンを考える
卓球の戦術を考えるときは、相手の嫌がることを優先して戦術を考えるのもひとつの選択肢です。例えば、相手がロングサーブに対してうまくレシーブできていないのであれば、徹底してロングサーブを出すことで得点を奪いやすくなります。
自分がロングサーブよりもショートサーブからの展開に自信がある場合でも、相手の対応を見て戦術を決めることが重要です。
自分がロングサーブよりもショートサーブからの展開に自信がある場合でも、相手の対応を見て戦術を決めることが重要です。
卓球の勝ち方の王道パターンとは?
卓球の勝てる戦術は相手の弱点を突くこと、卓球の王道得点パターンはサーブからの3球目攻撃です。相手の弱点を突いてプレーすることは、初対面の相手の場合は試合中に弱点を探る必要があります。一方で3球目攻撃のパターンは、普段の練習で精度を上げることが大切です。
卓球の勝てる戦術
卓球の勝てる戦術は、相手選手の弱点を突く戦い方をすることです。自分の得意な戦法を使う場合は、対戦相手によってハマる場合もあれば、全く通用しないことも考えられます。試合で勝ちたいと思うなら、相手を観察して徹底的に弱点を突くことが重要です。
たとえば自分が台上技術に自信があっても、対戦相手の方が台上技術のレベルが高くてラリー戦が不得意な場合は、ロングサーブを出して大きなラリーにする方が勝てる確率は高くなるといえます。
たとえば自分が台上技術に自信があっても、対戦相手の方が台上技術のレベルが高くてラリー戦が不得意な場合は、ロングサーブを出して大きなラリーにする方が勝てる確率は高くなるといえます。
卓球の得点パターン
卓球の王道得点パターンといえば、サーブからの3球目攻撃です。サーブは卓球で唯一、ボールの回転に左右されず自由に打てるタイミングであり、得点のチャンスをつくりやすい技術になります。
サーブの回転やコースを工夫してチャンスを演出し、3球目で攻撃して得点を狙うのは、卓球の戦型を問わず王道パターンだといえます。
ループドライブで3球目攻撃したい場合は、下回転系のサーブを出して相手にツッツキをさせるなど、自分の得意な3球目攻撃につなげるために逆算して考えるようにしましょう。
サーブの回転やコースを工夫してチャンスを演出し、3球目で攻撃して得点を狙うのは、卓球の戦型を問わず王道パターンだといえます。
ループドライブで3球目攻撃したい場合は、下回転系のサーブを出して相手にツッツキをさせるなど、自分の得意な3球目攻撃につなげるために逆算して考えるようにしましょう。
卓球の戦術6選
卓球の戦術6選は、主にプレースタイル別の戦術について解説していきます。卓球のプレースタイルによって、戦術の考え方や種類は異なります。
また、 プレースタイル別の戦術の他に、種目は違いますがラージボールの戦術についても触れていきます。
また、 プレースタイル別の戦術の他に、種目は違いますがラージボールの戦術についても触れていきます。
シェーク表ソフトの戦術
シェークでバック面に表ソフトを貼っている戦術は、相手をフォア側に大きく動かした後、表ソフトを貼ったバック面でボールの勢いを殺して返球することが効果的です。表ソフトラバーはボールの勢いを殺したナックル性のブロックが打ちやすく、相手選手を前後左右に揺さぶることでチャンスが生まれます。
フリックやツッツキで相手のフォア側に厳しく返球して、バック面の表ソフトラバーを活かしながら相手の体勢を崩していきましょう。
フリックやツッツキで相手のフォア側に厳しく返球して、バック面の表ソフトラバーを活かしながら相手の体勢を崩していきましょう。
カットマンの戦術
カットマンの効果的な戦術は、ツッツキやカットを切らずに返球し、相手の返球が浮いてきたところを強打するというパターンです。
カットマンは通常ツッツキやカットに強い下回転を加えることで、相手の強打を防ぐだけではなく、ミスショットを誘うことができます。
意図的にツッツキやカットを切らずに返球することで、相手のラケット角度を狂わせてチャンスボールが返ってきやすくなります。ツッツキやカットを切らずに返球した後は、体勢を十分に整えて強打できる準備をしましょう。
カットマンは通常ツッツキやカットに強い下回転を加えることで、相手の強打を防ぐだけではなく、ミスショットを誘うことができます。
意図的にツッツキやカットを切らずに返球することで、相手のラケット角度を狂わせてチャンスボールが返ってきやすくなります。ツッツキやカットを切らずに返球した後は、体勢を十分に整えて強打できる準備をしましょう。
ペンドラの戦術
ペンドラの戦術は、ストップレシーブを多用して相手に先手を取らせないことです。ショートサーブに対してストップレシーブを多用することで、相手に先手をとらせずフォアハンド攻撃をしかけやすい状況になります。
また、相手はペンドラのフォアドライブを警戒するため、ストップに対してバック側に深くツッツキを送ってくる可能性が高くなります。ストップレシーブの後は、バック側にツッツキがくることを予測して、回り込みフォアドライブで得点を奪いにいきましょう。
また、相手はペンドラのフォアドライブを警戒するため、ストップに対してバック側に深くツッツキを送ってくる可能性が高くなります。ストップレシーブの後は、バック側にツッツキがくることを予測して、回り込みフォアドライブで得点を奪いにいきましょう。
ペン粒の戦術
ペン粒でおすすめの戦術は、相手のバック側(右利き対右利きの場合)にロングサーブを出して、軽くつないできたボールを裏面打法で狙い打つパターンです。
ペン粒の選手は強打する機会が少なく、対戦相手は3球目攻撃を警戒せずに軽く返球する傾向にあります。バックにロングサーブを出す理由は、相手のレシーブの回転を限定することができ、ペン粒に対しては安全にクロスへ返球してくる選手が多いからです。
ペン粒の選手は強打する機会が少なく、対戦相手は3球目攻撃を警戒せずに軽く返球する傾向にあります。バックにロングサーブを出す理由は、相手のレシーブの回転を限定することができ、ペン粒に対しては安全にクロスへ返球してくる選手が多いからです。
現代の卓球でペン粒が勝つためには、積極的に攻撃する姿勢が大切になります。プラスチックボールに変更されてからは、粒高ラバーを使用しても変化が少なくなり、相手のミス待ちだけで得点を狙うのが難しくなっています。
ペン粒という戦型で高みを目指すのであれば、攻撃的な戦術を取り入れることが必要不可欠です。
ペン粒という戦型で高みを目指すのであれば、攻撃的な戦術を取り入れることが必要不可欠です。
ペン表の戦術
ペン表におすすめの戦術は、横上回転系のサーブを出して相手にフリックさせ、3球目を角度打ちで狙うパターンです。表ソフトでは、下回転系のボールに対してドライブで強い回転をかけるのは難しく、裏ソフトと比較して威力を出すことはできません。
横上回転系のサーブを出すことで、相手は下回転を加えてレシーブしづらくなり、3球目で角度打ちを狙いやすくなります。現在は裏ソフト全盛の時代であり、表ソフトの角度打ちを取り慣れていない選手は多いので効果的です。
横上回転系のサーブを出すことで、相手は下回転を加えてレシーブしづらくなり、3球目で角度打ちを狙いやすくなります。現在は裏ソフト全盛の時代であり、表ソフトの角度打ちを取り慣れていない選手は多いので効果的です。
ラージボールの戦術
ラージボールで効果的な戦術は、硬式以上にミドルを攻めるということです。ラージボールのラリーで得点を奪うためには、相手の体に近くて対処しづらいミドルを狙うことが重要になります。
ラージボールは球のスピードや回転が半減されるため、ラリーが長く続きやすいのが特徴です。ラージボールでは両ハンドで待つ選手が多いので、広角に攻めても得点が奪いづらいといえます。
左右に相手を揺さぶるコース取りから、決定打はミドルを突くことを意識しましょう。
ラージボールは球のスピードや回転が半減されるため、ラリーが長く続きやすいのが特徴です。ラージボールでは両ハンドで待つ選手が多いので、広角に攻めても得点が奪いづらいといえます。
左右に相手を揺さぶるコース取りから、決定打はミドルを突くことを意識しましょう。
戦術や考え方次第で勝率が上がる
戦術や考え方を変えることによって、卓球の試合の勝率は大幅に変化してきます。普段の練習では良いボールを打てる選手でも、得意な戦術や戦い方のバリエーションがないと、技術レベルや経験値が劣る選手にも試合で負けてしまいます。
反対に普段の練習では目立たなくても、戦術の組み立てがうまい選手は、格上に見える相手にも勝つことは珍しくありません。自分にとって最適な戦術を把握し、上手い選手ではなく勝てる選手を目指しましょう。
反対に普段の練習では目立たなくても、戦術の組み立てがうまい選手は、格上に見える相手にも勝つことは珍しくありません。自分にとって最適な戦術を把握し、上手い選手ではなく勝てる選手を目指しましょう。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。