卓球のブロックを安定して決める方法とは?【卓球初心者ガイド】
卓球のブロックは、相手の攻撃的なボールを安定して返球する技術になります。卓球のブロックの打ち方は、ボールの回転量によってラケット角度を調節し、小さいスイングで打つようにします。また、ブロックを安定させるポイントは、ラケットヘッドを立てて、バウンドの頂点か頂点より少し早い位置でボールを捉えることです。
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公式ライター Activel_director
卓球のブロックとは?
ブロックは相手のボールの威力を利用して返球するのが特徴で、ボールに力を加えたり、大きな動きが必要ありません。卓球の試合では、攻撃と守備のバランスが勝敗に大きく影響するので、相手の攻撃を安定して返球するブロックは非常に重要な技術だと言えます。
卓球のブロックの打ち方
フォアブロックの打ち方
【フォアブロックの打ち方】
①ボールのバウンドを予測して、体をボールに近づけるために足を動かす
②ラケットは後ろに引かず、体より前方でボールを捉える
③ボールの回転量によって、ラケット角度を微調整する
④打球後は、ボールを軽く前に送り出すイメージで小さくスイング
バックブロックの打ち方
【バックブロックの打ち方】
①ボールのバウンドを予測して、ボールを体の正面で捉えられるように足を動かす
②ラケットは後ろに引かず、体の正面で打球
③ボールの回転量によって、ラケット角度を微調整する
④打球後は、ボールを軽く前に送り出すイメージで小さくスイング
フォアブロックとバックブロックを比較した場合、バックブロックの方が安定しやすくなります。
バックブロックの方が安定しやすい理由は、バックハンドは体の正面でボールを捉えることが可能で、自然とラケットを体の前方に構えることができるからです。
一方フォアブロックは、体の横でボールを捉えることになり、意識的に体の前方で打球するようにしなければなりません。
伸ばすブロックの打ち方
究める!シリーズ⑭ 伸ばすブロック|松平健太(木下グループ)
【伸ばすブロックの打ち方】
①ボールのバウンドを予測して、体をボールに近づけるために足を動かす
②ラケットは後ろに引かず、ボールの正面の斜め上あたりを捉える
③ボールの回転量によって、ラケット角度を微調整する
④打球後は、ボールに軽く前進回転を加えるイメージで前方に小さくスイング
伸ばすブロックを使うメリットは、相手の打球点を遅れさせることができます。
伸ばすブロックは少し前進回転を加えて返球するので、相手コートにバウンドした後にボールが伸びるようになります。通常のブロックと組み合わせて使うことで、相手の振り遅れを誘うことが可能です。
卓球のブロックを安定させる7つのコツ
手首の使い方
ブロックをする時に手首が固定されていないと、ラケット面がぐらついてしまい、ブロックを安定させることが難しくなります。ブロックを安定して入れるために、手首を固定してボールを待ち構えるようにしましょう。
しかし、手首を固定しようとし過ぎると、腕全体に力みが生まれてしまいます。力んだ状態では、相手のボールを吸収することが難しくなるので、打球時だけ手首を固定するイメージで構えましょう。
ヒジの使い方
卓球のブロックは腕でスイングしてしまうと、大きなスイングになりやすく、相手コートにボールを収めるのが難しくなります。ヒジを支点にして、相手のボールの威力を利用することを意識しましょう。ヒジを支点にしてスイングすることで、コンパクトで安定したスイングができます。
ラケットヘッドを立てる
ラケットヘッドを立ててブロックすることで、相手のボールの威力に押されにくくなります。ブロックミスの原因として、相手のボールの威力に押されて、オーバーミスしてしまうことが考えられます。
相手のボールの威力に押されてブロックミスが多い場合には、ラケットヘッドを立てた状態でブロックしてみましょう。
足の位置
ブロックをする時に、飛んでくるボールは1球1球微妙にバウンドする位置が異なります。ボールのバウンドする位置に合わせて、足を動かして体をボールの場所まで運ぶことが重要です。
腕を伸ばせば届く位置であっても、腕でブロックをコントロールしようとすると、相手のボールに押されやすくなって安定感が損なわれてしまいます。
相手のスピードボールをブロックする場合には、瞬時に相手のスイングやラケット角度を見て、ボールがくるコースを予測して足を動かしましょう。
打球点
ブロックを安定して入れるためには、バウンドの頂点か頂点より少し早い位置で打球するようにしましょう。打球点が頂点を越えて下がった位置になると、回転の影響を受けやすく、回転量の多いドライブを相手コートにおさめることが困難です。
バウンドの頂点か頂点より少し早い位置で打球することで、回転量の多いドライブをおさえやすくなります。
スイングの大きさ
ブロックを使う時は、相手に攻撃されたタイミングになります。ブロックのスイングが大きくなってしまうと、相手の球威に押されてミスが多くなってしまいます。
ブロックを安定させるには、バックスイングは最小限にして、打球後はボールを軽く前に送り出すイメージで打ちましょう。
フリーハンドの使い方
フリーハンドは胸の高さ付近に置くことで、体の軸がブレづらくなり、バランスを保ったままブロックすることができます。フリーハンドが下がってしまうと、体が傾いてバランスが崩れてしまいます。
体がバランスが崩れた状態でブロックすると、相手のボールの威力に押されてミスが多くなります。
ブロックはプレーを安定させる
卓球の試合では、自分が攻め続けることは不可能で、相手の攻撃を上手く返球する必要があります。ブロックに自信がある選手は、相手に攻撃されても冷静に対応することができ、無理をせずに得点を奪えるようになります。
安定感のあるブロックを習得して、安定感のあるプレーを手に入れましょう。
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