
卓球ダブルスのルールとは?シングルスと違うところを比較して解説
卓球のダブルスでは、シングルスと異なるル―ルがいくつか存在しています。基本的にはシングルスの練習を行う機会が多いですが、ダブルスにしかない魅力もたくさんあります。卓球のダブルスルールについて解説していきます。
2021.12.16
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卓球
シングルスとダブルスのルールの大きな違いとは?
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卓球のシングルスとダブルスではルールが異なる部分があり、卓球初心者であればまずそれぞれのルールをしっかりと把握しなければなりません。卓球の試合に出場するためにも、基本的なルールを順番に覚えていきましょう。
シングルスとダブルスの違い
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シングルスとダブルスでルールが違うというのは、まずプレー人数が異なることがポイントになります。卓球のダブルスではパートナーと2人でラリーを回していくことがルールで定められており、シングルスでプレーするよりも考えなければならない要素が多い種目となっています。
テニスやバドミントンにもダブルスが存在していますが、他の球技では2人が交互に打つという難しさを体感することはできません。卓球のダブルス特有の難しさを把握しながら、卓球大会や練習でダブルスを極めていきましょう。
テニスやバドミントンにもダブルスが存在していますが、他の球技では2人が交互に打つという難しさを体感することはできません。卓球のダブルス特有の難しさを把握しながら、卓球大会や練習でダブルスを極めていきましょう。
ダブルスのルールの魅力
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ダブルスのルールで重要なポイントは、交互にボールを打つことで、このルールが存在することによって、卓球のダブルスは難しくもあり魅力的な種目となっています。
ダブルスのルールではサーブのコースが制限されているのも特徴です。卓球のシングルスでは、サーブはどのようなコースに出してもよいので、ダブルスのサーブを窮屈に感じる人も少なくないでしょう。
しかし、サーブが限定されていることによって、サーブの出し方を工夫したりレシーブの選択肢が増えるもので、これもダブルスの魅力的なポイントになっています。ルールを守って、卓球のダブルスを存分に楽しみましょう。
ダブルスのルールではサーブのコースが制限されているのも特徴です。卓球のシングルスでは、サーブはどのようなコースに出してもよいので、ダブルスのサーブを窮屈に感じる人も少なくないでしょう。
しかし、サーブが限定されていることによって、サーブの出し方を工夫したりレシーブの選択肢が増えるもので、これもダブルスの魅力的なポイントになっています。ルールを守って、卓球のダブルスを存分に楽しみましょう。
ダブルスのある大会とは?
卓球のダブルスは、全ての卓球大会で種目として存在しているわけではありません。例えばオリンピックでは、混合ダブルスと団体戦でダブルスが存在していますが、男女のダブルスという種目はありません。
世界選手権の団体戦は、シングルスのみで行われます。一般的なオープン戦では、ダブルスの試合がない場合もあります。団体戦でダブルスが存在する場合には、ダブルスの勝敗がチームの勝利に大きく影響しやすいので非常に重要です。
シングルスほどではありませんが、ダブルスがある大会も数多く開催されているので、ダブルスのルールを覚えて試合に出られるよう準備しておきましょう。
世界選手権の団体戦は、シングルスのみで行われます。一般的なオープン戦では、ダブルスの試合がない場合もあります。団体戦でダブルスが存在する場合には、ダブルスの勝敗がチームの勝利に大きく影響しやすいので非常に重要です。
シングルスほどではありませんが、ダブルスがある大会も数多く開催されているので、ダブルスのルールを覚えて試合に出られるよう準備しておきましょう。
卓球ダブルスのルールとは?
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ダブルスのルールについて、最初のうちは非常にややこしく感じてしまう可能性もありますが、一度慣れればスムーズに試合を行うことができます。
①サーバー・レシーバーの決め方
ダブルスのルールでは、サーブ権を持っている方が、2人のうちどちらがサーブを出すのか決定します。相手のレシーブ側は、サーブを出す選手が決まってからどちらが先にレシーブするのか選びます。
一度サーバーとレシーバーを決定したら、そのローテーションでゲーム終了まで回っていくので、最初にどちらの選手からスタートするのかは、大事な選択となります。
最初にサーブを出す選手を見て、相性が良さそうなほうが先にレシーブすることをおすすめします。
一度サーバーとレシーバーを決定したら、そのローテーションでゲーム終了まで回っていくので、最初にどちらの選手からスタートするのかは、大事な選択となります。
最初にサーブを出す選手を見て、相性が良さそうなほうが先にレシーブすることをおすすめします。
②ダブルスのサーブ
ダブルスのサーブ、シングルスとは異なってコースが限定されています。ダブルスのサーブは、自コートのフォア側半面から、相手コートのフォア側半面の対角線上にサーブを出さなければ、反則となり相手に得点がはいります。
その他のルールはシングルスのサーブと変わりありませんが、全面ではなく対角線上というコースを限定されるだけでもサーバー側の強みは半減されてしまいます。シングルスと比較して、ダブルスの方がよりサーブの長短や高さにシビアになる必要があります。
その他のルールはシングルスのサーブと変わりありませんが、全面ではなく対角線上というコースを限定されるだけでもサーバー側の強みは半減されてしまいます。シングルスと比較して、ダブルスの方がよりサーブの長短や高さにシビアになる必要があります。
③ダブルスのラリー
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ダブルスのラリーの特徴は、2人のペアが交互にボールを打たなければならないルールがあることです。
仮に2回連続でボールを打ってしまうと、失点となります。卓球のダブルスでラリーを制するためには、2人ともスムーズな動きができるかどうかが重要です。
仮に2回連続でボールを打ってしまうと、失点となります。卓球のダブルスでラリーを制するためには、2人ともスムーズな動きができるかどうかが重要です。
④ダブルスのローテーション
ローテーションの覚え方としては、レシーブした選手が次はサーブを出す順番と覚えておきましょう。
サーブを出した後は、次にパートナーがレシーブするので4球目を待つポジションになります。この流れでローテーションしていくのですが、セットが変わるとレシーブする相手を変えなければなりません。
ローテーションの具体的な例
(選手A・選手Bがペア、相手ぺアを選手1・選手2とする)
①レシーブする選手Aは、相手選手1のサーブを2本レシーブする
②2本レシーブが終了したら、選手Aにサーブ権が移動して相手選手2がレシーブする
③選手Aのサーブが2本終了したら、相手選手2がサーブをし、選手Bがレシーブする
④このローテーションを繰り返す
⑤1セット終了したら、次のセットはローテーションを変更する
(1セット目に相手選手1のサーブをレシーブしたAは、2セット目に相手選手2のサーブをレシーブする)
サーブを出した後は、次にパートナーがレシーブするので4球目を待つポジションになります。この流れでローテーションしていくのですが、セットが変わるとレシーブする相手を変えなければなりません。
ローテーションの具体的な例
(選手A・選手Bがペア、相手ぺアを選手1・選手2とする)
①レシーブする選手Aは、相手選手1のサーブを2本レシーブする
②2本レシーブが終了したら、選手Aにサーブ権が移動して相手選手2がレシーブする
③選手Aのサーブが2本終了したら、相手選手2がサーブをし、選手Bがレシーブする
④このローテーションを繰り返す
⑤1セット終了したら、次のセットはローテーションを変更する
(1セット目に相手選手1のサーブをレシーブしたAは、2セット目に相手選手2のサーブをレシーブする)
⑤ローテーションを間違えた場合
卓球のダブルスでローテーションを間違えた場合は、気づいた次のプレーから正しいローテーションに戻すようにします。間違ったローテーションをしてしまっても、その間の得点が無効になるようなことはありません。ダブルスの試合でローテーションを間違えてしまわないように、普段の練習から意識してダブルスに取り組みましょう。
⑥最終セットのチェンジコート
シングルスと同様に、ダブルスでも最終セットにどちらかのペアの点数が5点になった時点でチェンジコートが行われます。チェンジコートするまではシングルスと同じなのですが、ダブルスでは最終セットのチェンジコートのタイミングでローテーションが変わるのが特徴です。
チェンジコート後、レシーブする側のペアはレシーバーを変更することでローテーションを変更しなければなりません。
チェンジコート後、レシーブする側のペアはレシーバーを変更することでローテーションを変更しなければなりません。
⑦団体戦オーダーのダブルスの決め方
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団体戦でダブルスが採用されている場合には、団体戦の方式にもよりますがダブルスのペアリングについてルールが存在します。例えばインターハイ団体戦の場合は、1・2・4・5番がシングルス、3番がダブルスになります。
※インターハイ団体戦の場合
チーム① チーム②
1番 A - E
2番 B - F
3番 A・C - F・G
4番 C - G
5番 D - H
この方式で団体戦を戦う場合、1番から順番に試合を行って3試合勝ったチームが勝利となります。この方式の特徴は、3番にダブルスが採用されていることです。
チーム①は前半(1・2番)で出場する選手ABでダブルスペアを組むことはできず、後半の選手CDが最低1人はダブルスに出ることがルールです。前半同士でペアを組むことはできませんが、後半同士でペアを組むことは問題ありません。
※インターハイ団体戦の場合
チーム① チーム②
1番 A - E
2番 B - F
3番 A・C - F・G
4番 C - G
5番 D - H
この方式で団体戦を戦う場合、1番から順番に試合を行って3試合勝ったチームが勝利となります。この方式の特徴は、3番にダブルスが採用されていることです。
チーム①は前半(1・2番)で出場する選手ABでダブルスペアを組むことはできず、後半の選手CDが最低1人はダブルスに出ることがルールです。前半同士でペアを組むことはできませんが、後半同士でペアを組むことは問題ありません。
卓球初心者がダブルスのルールで注意すること
ルールを守ったサーブを習得
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卓球のダブルスでは、シングルスとは異なったサーブを出さなければなりません。卓球初心者の場合には、まず自分コートのフォア側から対角線上のエリアに確実に出せるよう練習していきましょう。ダブルスでは決まったエリア内にサーブを入れないと反則となって相手に点数が入ってしまうので、ダブルスのパートナーに迷惑をかけてしまいます。
サーブの立ち位置が変わるだけでも、コントロールが難しくなってしまうことも珍しくないです。シングルスのサーブとは別に、ダブルスのサーブだけを練習する時間も必要になるでしょう。また、コースが限定されていることによって、有効なサーブの種類も異なってきます。
サーブを出すのが自分でも次打つのはパートナーなので、ダブルスでどのようなサーブを出すべきなのかパートナーと話し合いながら考えることが大切です。
サーブの立ち位置が変わるだけでも、コントロールが難しくなってしまうことも珍しくないです。シングルスのサーブとは別に、ダブルスのサーブだけを練習する時間も必要になるでしょう。また、コースが限定されていることによって、有効なサーブの種類も異なってきます。
サーブを出すのが自分でも次打つのはパートナーなので、ダブルスでどのようなサーブを出すべきなのかパートナーと話し合いながら考えることが大切です。
・サーブミスにならないようコントロールを磨く
・ダブルスで有効になるサーブを探す
・ダブルスで有効になるサーブを探す
ラリー中は交互に打てるように動く
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ダブルスでは交互に打たなければならないというルールがあり、このルールを守りながらラリーができるよう練習する必要があります。交互に打つだけなのですが、ボールを打ったら次打つパートナーのためにスペースを空けることが最初は難しいものです。
また、右利き同士や左利き同士のペアと、左右のペアでは動き方も異なります。右利き同士や左利き同士の方が動きが重なりやすいので、ダブルスで動く練習がより必要です。
また、右利き同士や左利き同士のペアと、左右のペアでは動き方も異なります。右利き同士や左利き同士の方が動きが重なりやすいので、ダブルスで動く練習がより必要です。
・パートナーのことを考えてスペースを空ける
・左右ペアの方が有利
・左右ペアの方が有利
ダブルスのルールはローテーションが大事
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ここではダブルスのルールについて解説してきましたが、ダブルスのルールの中ではまずローテーションが重要になるでしょう。卓球初心者であってもダブルスの試合に出場するのであれば、ローテーションの回り方をちゃんと把握していなければ試合ができません。
もちろんダブルスのサーブを覚えることも必須ですが、卓球初心者がまず覚えるべきはダブルスのローテーションでしょう。ダブルスの基本的なルールを覚えて、卓球の試合を楽しんでいきましょう。
もちろんダブルスのサーブを覚えることも必須ですが、卓球初心者がまず覚えるべきはダブルスのローテーションでしょう。ダブルスの基本的なルールを覚えて、卓球の試合を楽しんでいきましょう。
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