卓球ダブルスのルールとは?シングルスと違うところを比較して解説
卓球のダブルスでは、シングルスと異なるル―ルがいくつか存在しています。基本的にはシングルスの練習を行う機会が多いですが、ダブルスにしかない魅力もたくさんあります。卓球のダブルスルールについて解説していきます。
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公式ライター Activel_director
シングルスとダブルスのルールの大きな違いとは?
シングルスとダブルスの違い
テニスやバドミントンにもダブルスが存在していますが、他の球技では2人が交互に打つという難しさを体感することはできません。卓球のダブルス特有の難しさを把握しながら、卓球大会や練習でダブルスを極めていきましょう。
ダブルスのルールの魅力
ダブルスのルールではサーブのコースが制限されているのも特徴です。卓球のシングルスでは、サーブはどのようなコースに出してもよいので、ダブルスのサーブを窮屈に感じる人も少なくないでしょう。
しかし、サーブが限定されていることによって、サーブの出し方を工夫したりレシーブの選択肢が増えるもので、これもダブルスの魅力的なポイントになっています。ルールを守って、卓球のダブルスを存分に楽しみましょう。
ダブルスのある大会とは?
世界選手権の団体戦は、シングルスのみで行われます。一般的なオープン戦では、ダブルスの試合がない場合もあります。団体戦でダブルスが存在する場合には、ダブルスの勝敗がチームの勝利に大きく影響しやすいので非常に重要です。
シングルスほどではありませんが、ダブルスがある大会も数多く開催されているので、ダブルスのルールを覚えて試合に出られるよう準備しておきましょう。
卓球ダブルスのルールとは?
①サーバー・レシーバーの決め方
一度サーバーとレシーバーを決定したら、そのローテーションでゲーム終了まで回っていくので、最初にどちらの選手からスタートするのかは、大事な選択となります。
最初にサーブを出す選手を見て、相性が良さそうなほうが先にレシーブすることをおすすめします。
②ダブルスのサーブ
その他のルールはシングルスのサーブと変わりありませんが、全面ではなく対角線上というコースを限定されるだけでもサーバー側の強みは半減されてしまいます。シングルスと比較して、ダブルスの方がよりサーブの長短や高さにシビアになる必要があります。
③ダブルスのラリー
仮に2回連続でボールを打ってしまうと、失点となります。卓球のダブルスでラリーを制するためには、2人ともスムーズな動きができるかどうかが重要です。
④ダブルスのローテーション
サーブを出した後は、次にパートナーがレシーブするので4球目を待つポジションになります。この流れでローテーションしていくのですが、セットが変わるとレシーブする相手を変えなければなりません。
ローテーションの具体的な例
(選手A・選手Bがペア、相手ぺアを選手1・選手2とする)
①レシーブする選手Aは、相手選手1のサーブを2本レシーブする
②2本レシーブが終了したら、選手Aにサーブ権が移動して相手選手2がレシーブする
③選手Aのサーブが2本終了したら、相手選手2がサーブをし、選手Bがレシーブする
④このローテーションを繰り返す
⑤1セット終了したら、次のセットはローテーションを変更する
(1セット目に相手選手1のサーブをレシーブしたAは、2セット目に相手選手2のサーブをレシーブする)
⑤ローテーションを間違えた場合
⑥最終セットのチェンジコート
チェンジコート後、レシーブする側のペアはレシーバーを変更することでローテーションを変更しなければなりません。
⑦団体戦オーダーのダブルスの決め方
※インターハイ団体戦の場合
チーム① チーム②
1番 A – E
2番 B – F
3番 A・C – F・G
4番 C – G
5番 D – H
この方式で団体戦を戦う場合、1番から順番に試合を行って3試合勝ったチームが勝利となります。この方式の特徴は、3番にダブルスが採用されていることです。
チーム①は前半(1・2番)で出場する選手ABでダブルスペアを組むことはできず、後半の選手CDが最低1人はダブルスに出ることがルールです。前半同士でペアを組むことはできませんが、後半同士でペアを組むことは問題ありません。
卓球初心者がダブルスのルールで注意すること
ルールを守ったサーブを習得
サーブの立ち位置が変わるだけでも、コントロールが難しくなってしまうことも珍しくないです。シングルスのサーブとは別に、ダブルスのサーブだけを練習する時間も必要になるでしょう。また、コースが限定されていることによって、有効なサーブの種類も異なってきます。
サーブを出すのが自分でも次打つのはパートナーなので、ダブルスでどのようなサーブを出すべきなのかパートナーと話し合いながら考えることが大切です。
・ダブルスで有効になるサーブを探す
ラリー中は交互に打てるように動く
また、右利き同士や左利き同士のペアと、左右のペアでは動き方も異なります。右利き同士や左利き同士の方が動きが重なりやすいので、ダブルスで動く練習がより必要です。
・左右ペアの方が有利
ダブルスのルールはローテーションが大事
もちろんダブルスのサーブを覚えることも必須ですが、卓球初心者がまず覚えるべきはダブルスのローテーションでしょう。ダブルスの基本的なルールを覚えて、卓球の試合を楽しんでいきましょう。
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