卓球ラケットの選び方!初心者が絶対知りたい情報まとめ
卓球のラケットと一口にいっても、シェイクやペンホルダーの種類、グリップの形、そして性能など幾つかのポイントがあり、卓球ラケットの選び方にはある程度の知識が必要となります。自分に合った最適なラケットの選び方について、初心者の方に向けた基礎知識を解説していきます。
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公式ライター old_user_id: 316
卓球のラケットを選ぶには6つのことを意識しよう
なぜならば、戦型によって使用するラケットに違いがあるからです。戦型は、大きく分けて攻撃と守備型の2種類に分けることができます。戦型が決まってから次の選び方として、ラケットの形や重さなど細部1つ1つに渡って使いやすいものを選択して、最終的に入門者のラケットが決定します。
決定に至るまでの卓球ラケットの選び方のポイントは、主に戦型、種類、グリップ、板の構成、性能、主要メーカーの6つです。卓球初心者は6つを意識して、自分におすすめの1本を手繰り寄せましょう。
ラケットの選び方①プレースタイル
世界の卓球トッププレーヤーの多くは攻撃型で、卓球の特徴とも言える攻撃的なラリーの連続は迫力満点で、多くの卓球ファンを魅了します。
ラリーはまさに、卓球の醍醐味と言っても過言ではありません。守備型は、相手の攻撃に対して隙なく守って相手のミスを待つスタイルで、攻撃型との違いが明らかですが、近年では守り一辺倒ではなく、チャンスがあれば攻撃を仕掛けるプレーヤーが活躍しています。
攻撃型
攻撃型の特徴の1つ目は、シェイクハンドやペンホルダーといったラケットの種類に関わらず対応することができるので、ラケットの選び方の幅が広いことです。2つ目はボールに前進方向の回転をかけて攻撃するドライブマンや卓球台から離れずにスマッシュを打ち込む速攻型の前陣と、練習や試合の中で迫力あるプレーができることが挙げられます。
一般的には、攻撃型がおすすめされるプレースタイルです。ちなみに、日本人トッププレーヤーの攻撃型選手は、水谷隼選手や張本智和選手、石川佳純選手、伊藤美誠選手と、一度は聞いた事のある選手ばかり名を連ねています。
守備型
守備型は、攻撃型と違いシェイクハンドのみと選び方が限定されますが、独特なプレースタイルは、攻撃を交わすほどプレーに注目されやすく、攻撃型の選手がカットマンのプレーに魅了されて練習や試合中に真似するほどの奥深さをもっています。
相手のミスを誘うなど粘り強い気質の方におすすめしたいプレースタイルです。守備型の日本人トッププレーヤーでは、日本人初のプロ選手となった松下浩二元選手が守備型のカットマンで活躍しました。
ラケットの選び方②種類
さらにシェイクやペンホルダーには、ドライブ攻撃や速攻攻撃、カット用、オールラウンド用など戦型に合わせる形でラインナップされています。また、選び方として戦型の特徴を存分に発揮するためには、シェイクやペンホルダーとラバー(面に貼り合わせるゴム状のシート)の選び方が重要となります。
近年の卓球界では、ペンホルダーのシェアが減少しつつあり、シェイクハンドを使用する選手が多く見られるようになりました。今や卓球初心者やトッププレイヤーの多くの選手がシェイクハンドを使用している人気ぶりは否めませんが、ペンホルダーの速攻もシェイクと違い魅力的です。
シェイクハンド
また、シェイクハンドには、攻撃に適した威力のあるシェイクやコントロールを重視としたオールラウンド用シェイク、守備型のカット用シェイクなど幅広くラインナップされています。
シェイクハンドは、初心者にとって使いやすい、強烈なドライブ回転を打つことが可能な一方で、台上の小技がしにくいデメリットをもっていますが、初心者が種類に迷ったときは、まずシェイクをお試しする選び方をおすすめします。
ペンホルダー
ペンホルダーには、4つの種類があります。
種類 | 特徴 |
---|---|
日本式ペンホルダー(ドライブ用) | ドライブ攻撃 |
日本式ペンホルダー(速攻用) | フォアハンドとバックハンドの切り替えがしやすく攻守適応 |
中国式ペンホルダー | 握りやすく操作性に優れている |
反転用ペンホルダー | ラケットを反転させながら多彩な球質を生み出す |
ラケットの選び方③グリップ
また、シェイクハンドには、グリップ形状の異なる3種類のグリップが用意されています。実際に全ての形状を握り、感触や個々の違いを確かめる選び方をおすすめします。ペンホルダーの場合は、指が当たる部分をやすりなどで削り、使いやすいラケットにします。
フレア
フレアは無難な選び方としてありがちと言っても過言ではないほど卓球初心者が選択する率の高いグリップです。メリットが光るフレアですが、注意として卓球の試合や練習中に汗でグリップの握りが甘くなって手から滑り落ちてしまうことがあります。
ストレート
しかし、選び方として握りがフィットした場合、初心者にもおすすめで、フレアとの違いを感じることはありません。また、握り方一つで台上のボール処理や前陣でのドライブ打法、多彩な球種のサーブを出しやすいなど、シェイクハンドのテクニシャン系にとって最高に使いやすいグリップであると言えます。
アナトミック
しかし、グリップの選び方としてアナトミックは、メーカーの取り扱いが極僅かで選択肢が限られるため、総合的な性能面を考慮した選び方からすると、シェイクのフレアとストレートの2大グリップに隠れた存在となっており、使用している選手はごく少数で、初心者にはおすすめしにくいグリップです。
ラケットの選び方④板の構成
シェイクやペンホルダーの構成は、ラケット面に貼り合わせるラバーと密接な関係にあり、ラバーの特徴を考慮した選び方は、ラバー特性の膨大な組み合わせが存在するため、卓球初心者にとって最適なラケットを決める事が難しくなります。そのため、シェイクやペンホルダーの構成から、ボールの跳ねやすさや重量の軽さなどの特徴による選び方で、最適なラケットを選択します。
単板
また、板の厚みが厚くなるほど、反発力が高くなるメリットを持っていますが、厚くなる分、ラケットの重量が重くなります。ペンホルダーの厚みは9mm前後が主流で、選び方としては、やや厚みのある単板が性能面の評価と共に人気傾向です。単板ペンホルダーは、ペンホルダー独自の風格を感じさせ、このペンホルダーはラケットの選び方の中で価値ある存在となっています。
合板
合板は、板の貼り合わせ枚数が多くなればなるほど、打球感は硬めになり、弾みがよくなり、選び方に関係してきます。また、厚みが増す分、ラケットの重量が重くなります。卓球初心者は、合板がおすすめで、その中でも選び方としては、シェイクの5枚合板が使いやすいため、入門として特におすすめです。
特殊素材入り合板
特殊素材入り合板ラケットは、反発力が高くボールスピードが速いこと、そして球離れが速いため、ボールコントロールが難しいなど、入門者には決して使いやすいものではなく、高い技術を備えている中級者以上におすすめです。
ラケットの選び方⑤性能
選び方として、練習で卓球の基本フォームを習得していない初心者の方が、練習の最初からスピードボールが出せるような上級者向けのラケットを選択した場合、ラケットの性能に頼るフォームが癖となってしまうことが懸念されます。癖の修正は膨大な時間を要し、後に伸び悩んでしまうことに繋がりかねません。卓球ラケットの性能の選び方は、それだけ重要な要素を含んでいます。
コントロールと反発性
また、反発性(ボールスピード)はボールコントロールと密接な関係性にあり、ボールを弾きやすくなればなるほどコントロールが難しくなるため、ボールスピードは意識しない程度の性能の選び方が初心者にとって使いやすいラケットに繋がり、おすすめです。
重量
また、後にラバーを貼り合わせると重量は当然ながら重くなるため、卓球初心者は選び方として、ラバーの重量を考慮して、ある程度の軽量ラケットを選ぶとフォームの安定性に繋がります。逆に重量感のあるラケットは、練習や試合で次第に疲れがでてくると、フォームが乱れて、癖のあるフォームが身についてしまう恐れがあるため、おすすめできません。
ラケットの選び方⑥主要メーカー
また選び方として、ラケットはバタフライやニッタクなどメーカーに拘わる方法も1つです。実際に同じメーカーを愛用している方もいます。レベルによっておすすめするメーカーは変わりますが、ここでは主に、卓球プレーヤーに人気のメーカーや、初心者向けのラケットを取り揃えているメーカーを中心におすすめをご紹介していきます。
バタフライ
また、バタフライは世界卓球2019ブダペスト大会でのバタフライラケット使用率が50%を超え、世界中でバタフライの信頼度の高さが伺えます。ラケットは、入門者から上級者向けがラインナップされていますが、性能面から一般的に上級者におすすめされるメーカーです。一種のステータスとしての選び方もおすすめです。
ニッタク
ラケットの取り扱いは、シェイクハンドがやや多いもののペンホルダーもシェイクハンドの数に負けじと豊富な品揃えは他のメーカーを圧倒しており、ラケットの選び方としてニッタクショップへ足を運ぶと何から何まで揃うこと間違いありません。バタフライに続いて、卓球有名選手との契約が多く、背景からも信頼の高さはお墨付きです。
ヴィクタス
両ブランド共に品質は申し分なくおすすめで、選び方の違いとして、両ブランドの品揃えの違いが挙げられます。ヴィクタスはシェイクと少数の中国式ペンホルダーのみ、TSPはシェイクとペンホルダー共に多く揃えています。ヴィクタスはバタフライを追従する勢いがあり、おすすめするブランドです。
ヤサカ
ラケット性能から攻撃型中心の中級者以上向けのラインナップがやや多く、中級者以上におすすめと言えますが、5枚合板の初心者向けラケットやキッズ向けなども取り揃えており、入門者もおすすめです。また、5枚合板でも7枚合板のような反発力をもつラケットは特におすすめで、ヤサカならではの攻撃的魅力を味わうことができます。
スティガ
また、コストはやや高めですが、選び方で重要視すべきグリップが比較的大きな作りとなっているため、握った感じがフィットしやすく、初心者にとって使いやすいラケットになっていることも選び方のポイントとなっています。これから卓球をはじめる初心者や入門して経験の浅いプレーヤーにおすすめしたいメーカーです。
卓球のラケットの選び方のポイントとは?
ここに挙げた2点は、卓球初心者や入門してから経験の浅いプレーヤーの成長の近道であり、選び方として慎重でなければなりません。選び方を間違えると、成長を妨げてしまいます。そして、初心者の選び方の中では、シェイクやペンホルダーの実物を手に取り、使いやすいラケットや握りの違いを体感することをおすすめします。
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