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卓球ラケットの選び方!初心者が絶対知りたい情報まとめ

卓球ラケットの選び方!初心者が絶対知りたい情報まとめ

卓球のラケットと一口にいっても、シェイクやペンホルダーの種類、グリップの形、そして性能など幾つかのポイントがあり、卓球ラケットの選び方にはある程度の知識が必要となります。自分に合った最適なラケットの選び方について、初心者の方に向けた基礎知識を解説していきます。

2021.12.16 卓球

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卓球のラケットを選ぶには6つのことを意識しよう

Table Tennis Ping-Pong Bat - Free image on Pixabay (79996)

卓球入門者の自分に合った卓球のラケットの選び方には、まず卓球で勝負するための戦型(プレースタイル)を決める必要があります。

なぜならば、戦型によって使用するラケットに違いがあるからです。戦型は、大きく分けて攻撃と守備型の2種類に分けることができます。戦型が決まってから次の選び方として、ラケットの形や重さなど細部1つ1つに渡って使いやすいものを選択して、最終的に入門者のラケットが決定します。

決定に至るまでの卓球ラケットの選び方のポイントは、主に戦型、種類、グリップ、板の構成、性能、主要メーカーの6つ​です。卓球初心者は6つを意識して、自分におすすめの1本を手繰り寄せましょう。

ラケットの選び方①プレースタイル

卓球は、試合で戦うためのプレースタイルがあり、主に攻撃型と守備型の2種類があります。ラケットの選び方の第一歩として、卓球で自分がどのようなプレーをしたいのかによって使用するラケットの選び方が決まります。
世界の卓球トッププレーヤーの多くは攻撃型で、卓球の特徴とも言える攻撃的なラリーの連続は迫力満点で、多くの卓球ファンを魅了します。

ラリーはまさに、卓球の醍醐味と言っても過言ではありません。守備型は、相手の攻撃に対して隙なく守って相手のミスを待つスタイルで、攻撃型との違いが明らかですが、近年では守り一辺倒ではなく、チャンスがあれば攻撃を仕掛けるプレーヤーが活躍しています。

攻撃型

卓球の攻撃型は、卓球界で主流となっているプレースタイルです。

攻撃型の特徴の1つ目は、シェイクハンドやペンホルダーといったラケットの種類に関わらず対応することができるので、ラケットの選び方の幅が広いことです。2つ目はボールに前進方向の回転をかけて攻撃するドライブマンや卓球台から離れずにスマッシュを打ち込む速攻型の前陣と、練習や試合の中で迫力あるプレーができることが挙げられます。

一般的には、攻撃型がおすすめされるプレースタイルです。ちなみに、日本人トッププレーヤーの攻撃型選手は、水谷隼選手や張本智和選手、石川佳純選手、伊藤美誠選手と、一度は聞いた事のある選手ばかり名を連ねています。

守備型

卓球の守備型は、卓球界でカットマンと呼ばれ、相手のドライブ回転の球種やスマッシュボールに対して、主にボールに下回転をかけて攻撃をしのぐプレースタイルです。

守備型は、攻撃型と違いシェイクハンドのみと選び方が限定されますが、独特なプレースタイルは、攻撃を交わすほどプレーに注目されやすく、攻撃型の選手がカットマンのプレーに魅了されて練習や試合中に真似するほどの奥深さをもっています。

相手のミスを誘うなど粘り強い気質の方におすすめしたいプレースタイルです。守備型の日本人トッププレーヤーでは、日本人初のプロ選手となった松下浩二元選手が守備型のカットマンで活躍しました。

ラケットの選び方②種類

卓球のラケットは、シェイクハンドとペンホルダーの2種類があります。

さらにシェイクやペンホルダーには、ドライブ攻撃や速攻攻撃、カット用、オールラウンド用など戦型に合わせる形でラインナップされています。また、選び方として戦型の特徴を存分に発揮するためには、シェイクやペンホルダーとラバー(面に貼り合わせるゴム状のシート)の選び方が重要となります。

近年の卓球界では、ペンホルダーのシェアが減少しつつあり、シェイクハンドを使用する選手が多く見られるようになりました。今や卓球初心者やトッププレイヤーの多くの選手がシェイクハンドを使用している人気ぶりは否めませんが、ペンホルダーの速攻もシェイクと違い魅力的です。

シェイクハンド

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シェイクハンドは、握手するようにラケットを握ります。シェイクの特徴は、卓球初心者の方でもラケットが握りやすく、練習や試合中にボールが飛んでくる位置によって表面と裏面を簡単に切り返すことができる使いやすい点が挙げられます。

また、シェイクハンドには、攻撃に適した威力のあるシェイクやコントロールを重視としたオールラウンド用シェイク、守備型のカット用シェイクなど幅広くラインナップされています。

シェイクハンドは、初心者にとって使いやすい、強烈なドライブ回転を打つことが可能な一方で、台上の小技がしにくいデメリットをもっていますが、初心者が種類に迷ったときは、まずシェイクをお試しする選び方をおすすめします。

ペンホルダー

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ペンホルダーは、ペンを持つようにラケットを握ります。ペンホルダーは、昔から親しみのある卓球ラケットで、手首の可動域の広さはシェイクと違い、台上での小技を仕掛けやすい特徴があります。

ペンホルダーには、4つの種類があります。

種類 特徴
日本式ペンホルダー(ドライブ用) ドライブ攻撃
日本式ペンホルダー(速攻用) フォアハンドとバックハンドの切り替えがしやすく攻守適応
中国式ペンホルダー 握りやすく操作性に優れている
反転用ペンホルダー ラケットを反転させながら多彩な球質を生み出す

ラケットの選び方③グリップ

Table Tennis Sport Games - Free photo on Pixabay (80000)

グリップは、卓球ラケットの選び方で特に重要視すべき項目で、自分の手に馴染むグリップの選び方が重要となります。グリップは、卓球の練習や試合中に握り続ける部分で、少しでも違和感を感じると、プレーに大きく影響を与えることや、人間の成長過程において、指や手のひらが大きくなり、手にフィットしていたグリップが徐々に合わなくなってきた場合は、買い替えが必要となってきます。

また、シェイクハンドには、グリップ形状の異なる3種類のグリップが用意されています。実際に全ての形状を握り、感触や個々の違いを確かめる選び方をおすすめします。ペンホルダーの場合は、指が当たる部分をやすりなどで削り、使いやすいラケットにします。

フレア

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卓球のフレアグリップは、グリップの部分が末広がりで、昔からシェイクハンドの定番グリップとして初心者から上級者まで幅広く愛用されています。グリップの中心側に重心があり、フィット感の高い形状とコントロールがしやすくて使いやすい点が特徴として挙げられます。これらの使いやすい理由から卓球初心者に好まれる傾向が高いグリップ形状で、これから卓球をはじめる初心者におすすめです。

フレアは無難な選び方としてありがちと言っても過言ではないほど卓球初心者が選択する率の高いグリップです。メリットが光るフレアですが、注意として卓球の試合や練習中に汗でグリップの握りが甘くなって手から滑り落ちてしまうことがあります。

ストレート

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卓球のストレートグリップは、その名の通りグリップの幅が均一かつ直線的で握りずらいがために、卓球初心者に敬遠される傾向があります。ストレートグリップの特徴は、打法によって握り方を容易に変えることができることや、スピードボールが打ちやすい点がメリットとして挙げられ、技の種類が豊富な中級者以上向けのグリップと言えます。

しかし、選び方として握りがフィットした場合、初心者にもおすすめで、フレアとの違いを感じることはありません。また、握り方一つで台上のボール処理や前陣でのドライブ打法、多彩な球種のサーブを出しやすいなど、シェイクハンドのテクニシャン系にとって最高に使いやすいグリップであると言えます。

アナトミック

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卓球のアナトミックグリップは、グリップ形状が波を打ったような波形形状で、その特徴から手のひら全体に馴染みやすいグリップです。見た目はフレアと同じように見えてグリップを握ると、一般的にはフレアやストレート以上に手に馴染む感覚が伝わり、練習や試合中に握りがブレにくくなるため、ラケット面のズレが少ないことが大きなメリットです。

しかし、グリップの選び方としてアナトミックは、メーカーの取り扱いが極僅かで選択肢が限られるため、総合的な性能面を考慮した選び方からすると、シェイクのフレアとストレートの2大グリップに隠れた存在となっており、使用している選手はごく少数で、初心者にはおすすめしにくいグリップです。

ラケットの選び方④板の構成

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卓球ラケットは、主に木材が使用されており、板1枚のみで加工された単板や複数枚の板を重ね合わせて加工された合板など、さまざまな構成が存在します。構成には特徴があり、単板、合板、特殊素材入り合板の3通りに分けることができます。

シェイクやペンホルダーの構成は、ラケット面に貼り合わせるラバーと密接な関係にあり、ラバーの特徴を考慮した選び方は、ラバー特性の膨大な組み合わせが存在するため、卓球初心者にとって最適なラケットを決める事が難しくなります。そのため、シェイクやペンホルダーの構成から、ボールの跳ねやすさや重量の軽さなどの特徴による選び方で、最適なラケットを選択します。

単板

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単板とは、1枚の板(=ブレードと言う)で加工されているラケットで、素材の多くはヒノキが使われています。通常は日本式ペンホルダー(ドライブ用)に採用され、単板はペンホルダーの代表格として君臨し、練習や試合でボールを打ったときの柔らかい打球感が特徴的です。

また、板の厚みが厚くなるほど、反発力が高くなるメリットを持っていますが、厚くなる分、ラケットの重量が重くなります。ペンホルダーの厚みは9mm前後が主流で、選び方としては、やや厚みのある単板が性能面の評価と共に人気傾向です。単板ペンホルダーは、ペンホルダー独自の風格を感じさせ、このペンホルダーはラケットの選び方の中で価値ある存在となっています。

合板

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合板とは、複数の板を貼り合わせて加工されているラケットで、素材は中国材やヨーロッパ材など多種の材質が使われています。貼り合わせている枚数は、主に3枚、5枚、7枚程度で、組み合わせる枚数や板の材質によってラケットの性質が変わってきます。言い換えると、無限の性質を設計することが可能な製法が合板ということです。

合板は、板の貼り合わせ枚数が多くなればなるほど、打球感は硬めになり、弾みがよくなり、選び方に関係してきます。また、厚みが増す分、ラケットの重量が重くなります。卓球初心者は、合板がおすすめで、その中でも選び方としては、シェイクの5枚合板が使いやすいため、入門として特におすすめです。

特殊素材入り合板

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特殊素材入り合板とは、貼り合わせる木材の他に、板と板の間にカーボンやグラスファイバーなどの特殊素材を編み込んだシートを組み合わせたラケットです。この合板は、合板ラケットの性能をより向上させる目的で作られており、反発力が増したり、打球感の向上など、組み合わせる素材によって性質が変わるため、ラケットの選び方に関係してきます。また価格は、特殊素材が使用されている分、高い傾向にあります。

特殊素材入り合板ラケットは、反発力が高くボールスピードが速いこと、そして球離れが速いため、ボールコントロールが難しいなど、入門者には決して使いやすいものではなく、高い技術を備えている中級者以上におすすめです。

ラケットの選び方⑤性能

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卓球ラケットの選び方の中で重要視すべき項目に、ラケット性能の選び方が挙げられます。卓球初心者は、基本フォームでしっかりとボールを打ち返すことのできるソフトタッチな感触とボールが飛び過ぎないラケットの選び方が大切であり、その選び方をおすすめします。

選び方として、練習で卓球の基本フォームを習得していない初心者の方が、練習の最初からスピードボールが出せるような上級者向けのラケットを選択した場合、ラケットの性能に頼るフォームが癖となってしまうことが懸念されます。癖の修正は膨大な時間を要し、後に伸び悩んでしまうことに繋がりかねません。卓球ラケットの性能の選び方は、それだけ重要な要素を含んでいます。

コントロールと反発性

卓球初心者のラケットの選び方で、重要視すべき一つにボールコントロールが挙げられます。入門者にとって、練習や試合でボールを打ち返すときに、ラバー面でボールの威力をしなやかに吸収し、球離れが速くないラケットがコントロールしやすく使いやすいと言え、コントロールは面でボールを捉えた後に、正確なフォームで打球を打ち返す必要があるため、フォーム固めに繋がりおすすめです。

また、反発性(ボールスピード)はボールコントロールと密接な関係性にあり、ボールを弾きやすくなればなるほどコントロールが難しくなるため、ボールスピードは意識しない程度の性能の選び方が初心者にとって使いやすいラケットに繋がり、おすすめです。

重量

卓球初心者のラケット選びでもう一つ重要視すべき点として重量が挙げられます。ラケット重量の選び方は、人によってパワーに違いがあるため、ラケットの外箱に記載されている重量で判断するのではなく、実際に複数のラケットを握って、素振りで重量を体感する選び方がおすすめです。

また、後にラバーを貼り合わせると重量は当然ながら重くなるため、卓球初心者は選び方として、ラバーの重量を考慮して、ある程度の軽量ラケットを選ぶとフォームの安定性に繋がります。逆に重量感のあるラケットは、練習や試合で次第に疲れがでてくると、フォームが乱れて、癖のあるフォームが身についてしまう恐れがあるため、おすすめできません。

ラケットの選び方⑥主要メーカー

卓球のラケットを手掛けている卓球メーカーは、国内のみならず広く海外にまで及びます。卓球入門者に向けて幅広く種類を揃えているメーカーやバタフライのように商品力のあるメーカー、ヴィクタスのように上級者向けのラケットを取り揃えているメーカーなど、各メーカーによって特色に違いがあります。

また選び方として、ラケットはバタフライやニッタクなどメーカーに拘わる方法も1つです。実際に同じメーカーを愛用している方もいます。レベルによっておすすめするメーカーは変わりますが、ここでは主に、卓球プレーヤーに人気のメーカーや、初心者向けのラケットを取り揃えているメーカーを中心におすすめをご紹介していきます。

バタフライ

バタフライは、日本国内事業所をはじめとして、ドイツや中国、韓国など海外にも法人を展開しています。今や卓球界をリードしているブランドの1つがバタフライです。バタフライは、ラケットの研究開発に力を入れており、バタフライ独自の開発とその能力の高さから性能の高いラケットを取り揃えている点が特徴的と言えます。

また、バタフライは世界卓球2019ブダペスト大会でのバタフライラケット使用率が50%を超え、世界中でバタフライの信頼度の高さが伺えます。ラケットは、入門者から上級者向けがラインナップされていますが、性能面から一般的に上級者におすすめされるメーカーです。一種のステータスとしての選び方もおすすめです。

ニッタク

ニッタクは、老舗卓球メーカーとして人気のブランドです。卓球用品の品質が高いと評判で、特に卓球ボールは卓球公式試合で使用されており品質の高さを証明しています。ラケットについては、初心者向けから上級者向けまで幅広く種類も豊富に取り揃えており、ブランド名だけの選び方としても入門者におすすめです。

ラケットの取り扱いは、シェイクハンドがやや多いもののペンホルダーもシェイクハンドの数に負けじと豊富な品揃えは他のメーカーを圧倒しており、ラケットの選び方としてニッタクショップへ足を運ぶと何から何まで揃うこと間違いありません。バタフライに続いて、卓球有名選手との契約が多く、背景からも信頼の高さはお墨付きです。

ヴィクタス

ヴィクタスは、一般向けからトッププレーヤーモデルの幅広い層に対応するTSPと、高品質のプロ仕様をコンセプトにしたラケットを揃えているヴィクタスの2つのブランドを展開しています。両ブランドの選び方としては、ヴィクタスは上級者向けの若い世代向け、TSPは、昔から存在しているブランドだけに馴染み深く、幅広い層に選ばれています。

両ブランド共に品質は申し分なくおすすめで、選び方の違いとして、両ブランドの品揃えの違いが挙げられます。ヴィクタスはシェイクと少数の中国式ペンホルダーのみ、TSPはシェイクとペンホルダー共に多く揃えています。ヴィクタスはバタフライを追従する勢いがあり、おすすめするブランドです。

ヤサカ

ヤサカは、ラバーで一斉風味を巻き起こし、初心者のラバーの選び方はヤサカからと言われるほど、ラバーに定評があります。しかし、ラケットもスピードボールを放つ性能が高く、反発力の強いカーボン素材を使用したラケットを多く取り揃えており、特に攻撃に特化した選び方ができる点が強みとして挙げられます。

ラケット性能から攻撃型中心の中級者以上向けのラインナップがやや多く、中級者以上におすすめと言えますが、5枚合板の初心者向けラケットやキッズ向けなども取り揃えており、入門者もおすすめです。また、5枚合板でも7枚合板のような反発力をもつラケットは特におすすめで、ヤサカならではの攻撃的魅力を味わうことができます。

スティガ

スティガは、スウェーデンの海外メーカーで、ラケットに強みをもっており、入門者に特におすすめです。スティガのラケットは、高級素材を扱う商品が多く、スティガならではの高級感漂うデザインと、拘りが感じられるエンブレムは、ラケットの選び方で外せないポイントとして、これまでに多くの卓球プレーヤーに支持されています。

また、コストはやや高めですが、選び方で重要視すべきグリップが比較的大きな作りとなっているため、握った感じがフィットしやすく、初心者にとって使いやすいラケットになっていることも選び方のポイントとなっています。これから卓球をはじめる初心者や入門して経験の浅いプレーヤーにおすすめしたいメーカーです。

卓球のラケットの選び方のポイントとは?

卓球のラケットの選び方には、大きく6つのポイントがありますが、その中でグリップと性能は最も重要視し、練習や試合で使いやすいものを選ぶことをおすすめします。握りの感触はプレーの質を大きく左右し、ボールコントロールができるラケットは正しいフォームを身につける大切な要素であることを忘れてはいけません。

ここに挙げた2点は、卓球初心者や入門してから経験の浅いプレーヤーの成長の近道であり、選び方として慎重でなければなりません。選び方を間違えると、成長を妨げてしまいます。そして、初心者の選び方の中では、シェイクやペンホルダーの実物を手に取り、使いやすいラケットや握りの違いを体感することをおすすめします。

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