卓球の巻き込みサーブの打ち方とコツとは?【卓球ガイド】
卓球の巻き込みサーブとは、ボールを巻き込むようなモーションで打球するサーブです。巻き込みサーブの打ち方を、4種類に分けて紹介していきます。打ち方で気をつけるポイントは、同じフォームで違う回転を使い分けることです。さらに巻き込みサーブのコツは、体重移動を利用する、打球ポイントを意識する、長さとコースを工夫することになります。
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公式ライター Activel_director
卓球の巻き込みサーブとは?
巻き込みサーブの回転は、右利きの選手は左回転、左利きの選手は右回転のサーブになります。近年では幅広い層の選手が使用しており、特に女子選手の間で使用者が多い卓球のサーブです。
卓球の巻き込みサーブの特徴は、コンパクトなスイングで回転を生み出しやすく、対戦相手にとって回転の判断が難しいことです。
ラケットを横に使った巻き込みサーブの打ち方
下回転系と上回転系のフォームが、同じように見えることを意識して練習していきましょう。
下回転系の出し方
①卓球台とラケットを持つ腕が平行になるよう構える
②トスを上げると同時に、右足に体重をのせる
③ラケットのフォア面を相手に見えるようにして、肩甲骨を出すようにヒジを引いてバックスイング
④ボールの4~5時(右斜め下)あたりを捉え、手首を利かせてラケットヘッドを相手に向ける
⑤打球するタイミングで左足に体重を移動する
上回転系の出し方
①卓球台とラケットを持つ腕が平行になるよう構える
②トスを上げると同時に、右足に体重をのせる
③ラケットのフォア面を相手に見えるようにして、肩甲骨を出すようにヒジを引いてバックスイング
④ボールの正面を捉えて、ラケットヘッドからグリップ側に転がすように打球
⑤下回転と同じようなスイングにするために、打球後はラケットヘッドを相手に向ける
⑥打球するタイミングで左足に体重を移動する
ラケットを縦に使った巻き込みサーブの打ち方
下回転系と上回転系のフォームが、同じように見えることを意識して練習しましょう。
下回転系の出し方
巻き込みサーブで下回転をぶち切るには?村田コーチが解説!【Lili PingPong Channnel】
①トスを上げると同時に、右足に体重をのせる
②トスした後、卓球台とラケットを持つ腕が垂直になるように構える
③頭上にラケットを振り上げるようにしてバックスイング
④ラケットを振り下ろしながら、ボールの右側を上から下に切るように打球
(ラケットのグリップ部分から、ラケットヘッドに向けてボールを転がすイメージ)
⑥打球するタイミングで左足に体重を移動する
上回転系の出し方
【伝わらない!?】感覚的!村田コーチの伸びる巻き込み【Lili PingPong Channnel】
①トスを上げると同時に、右足に体重をのせる
②トスした後、卓球台とラケットを持つ腕が垂直になるように構える
③頭上にラケットを振り上げるようにしてバックスイング
④ラケットを振り下ろしながら、一瞬ラケットヘッドを下げてボールの下にラケットがくるようにする
⑤ラケットヘッドを元に戻す(ラケットヘッドを立てる)時、ボールを下から上に転がすように打球
⑥打球するタイミングで左足に体重を移動する
⑦打球後、ラケットを振り下ろすようにスイング
巻き込みサーブを出すときのコツ
・体重移動を利用する
・打球ポイントを意識する
・長さとコースを工夫する
体重移動を利用する
右利き選手の場合は、トスのタイミング右足に体重を乗せて、インパクトと同時に左足に体重を移動します。左利きの場合には、右足と左足を逆にして行いましょう。
打球ポイントを意識する
巻き込みサーブの回転量が多くても、バウンドが高いことで相手にとってチャンスボールになりかねないので、巻き込みサーブのバウンドが低くなるような工夫が必要です。
打球点を卓球台に近づける意識を持つと、低いバウンドの巻き込みサーブが安定して出せるようになります。
巻き込みサーブの打球ポイントを低くするために、サーブ時の姿勢にも注目してみましょう。前傾姿勢になることで、体を卓球台に近づけることが可能です。
体が卓球台に近づけば、自然と打球ポイントを低くすることにつながります。
長さとコースを工夫する
回転量の多い巻き込みサーブを出せるとしても、長さやコースが一定では対戦相手に慣れられてしまいます。巻き込みサーブで長短やコースのバリエーションがあると、巻き込みサーブの構えをしても、対戦相手は的を絞ることができません。
特におすすめなのは、相手のフォア前とバック側の奥深くに巻き込みサーブを出すやり方です。フォア前とバック奥は距離的に一番遠い位置であり、この2コースを出し分けることで巻き込みサーブがより効果的になります。
巻き込みサーブを極める
巻き込みサーブと一言でいっても、回転量や回転のわかりづらさ、ボールスピードやボールの変化の大きさなど、巻き込みサーブの完成度を上げるためにはさまざまな要素が存在します。
巻き込みサーブの基本の切り方を覚えたら、自分オリジナルのフォームで巻き込みサーブにチャレンジしてみましょう。卓球のサーブの上達は、いかにオリジナル要素を加えられるかが重要になってきます。
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