卓球フォアドライブの打ち方とは?正しいフォームとコツを解説
卓球のフォアドライブとは、フォアハンドで強い前進回転を加えてボールを飛ばす技術です。卓球のフォアドライブの打ち方を、基本のドライブ・カーブドライブ・シュートドライブ・下回転に対するループドライブ・下回転に対するスピードドライブに分けて解説していきます。また、安定したフォアドライブを打つコツは、足・ラケットヘッド・バックスイング・打球点・ボールを捉える位置・打球後のヒジ・フリーハンドを意識することです。
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公式ライター Activel_director
卓球のフォアドライブとは?
フォアハンドドライブは、プレースタイルに関わらず基本の打法で、卓球の初心者が優先して覚えるべき技術になります。現代卓球では、フォアドライブが攻撃技術のメインとして使用されています。
卓球のフォアドライブの打ち方
・基本のフォアドライブ
・カーブドライブ
・シュートドライブ
・下回転に対するループドライブ
・下回転に対するスピードドライブ
基本のフォアドライブの打ち方
【基本のフォアドライブのフォーム(右利きの場合)】
①肩幅以上にスタンスを広げる
②ボールが飛んできたら、腰をひねってバックスイング
③腰の回転運動を利用して体の前でボールを捉える
④ラケットは斜め上方向にスイング
⑤打球後は次のボールに備えて元の体勢に戻る
カーブドライブの打ち方
【卓球動画】バナナのように曲がるドライブ??カーブドライブ/下回転カーブドライブ【卓球スクール・タクティブ】
【卓球のカーブドライブのフォーム(右利きの場合)】
①肩幅以上にスタンスを広げる
②ボールが飛んできたら、腰をひねってバックスイング
③ボールをしっかりと引きつけ、頂点から少しだけ打球点を落として打つ
④手首を少し内側に曲げ、ボールの右側を捉えて斜め上にスイング
⑤打球後は次のボールに備えて元の体勢に戻る
シュートドライブの打ち方
【卓球動画】変幻自在のドライブマンへ ~シュートドライブの基本~【卓球スクール・タクティブ】
【卓球のシュートドライブのフォーム(右利きの場合)】
①肩幅以上にスタンスを広げる
②ボールが飛んできたら、腰をひねってバックスイング
③腰の回転運動を利用しながら、ボールの正面を捉える
④車のワイパーをイメージして、ヒジを支点に右から左へスイング
⑤打球後は次のボールに備えて元の体勢に戻る
下回転に対するループドライブの打ち方
三田村宗明の強くなる10のレッスン ⑨ループドライブ
【下回転に対するループドライブのフォーム(右利きの場合)】
①肩幅以上にスタンスを広げる
②下回転のボールが飛んできたら、腰をひねってバックスイング
③体の軸を真っ直ぐにしたまま、右足を曲げて上体を沈ませる
④頂点から少し落ちた打球点で捉えて、ボールを擦り上げるようにしてスイング
⑤打ったボールの弧線の頂点が、自分のコート内にくるイメージで打つ
⑥打球後は次のボールに備えて元の体勢に戻る
卓球のループドライブとは、ボールに強烈な前進回転を加えて、弧線を描きながら打つドライブです。スピードは通常のドライブよりもゆっくりで、威力より回転量を重視した打ち方になります。
下回転に対するスピードドライブの打ち方
【下回転に対するスピードドライブのフォーム(右利きの場合)】
①肩幅以上にスタンスを広げる
②下回転のボールが飛んできたら、腰をひねってバックスイング
③体の軸を真っ直ぐにしたまま、右足を曲げて上体を沈ませる
④腰の回転運動を利用しながら、ボールに分厚く当てるイメージ
⑤打球してから、ヒジを前方の斜め上方向に出してボールを飛ばす
⑥次のボールに備えて元の体勢に戻る
安定したフォアドライブを打つための7つのコツ
・足の位置
・ラケットヘッドの位置
・バックスイングの大きさ
・打球点
・ボールを捉える位置
・打球後のヒジ
・フリーハンドの使い方
足の位置
卓球のフォアドライブを打つ時に、飛んでくるボールは1球1球微妙にバウンドする位置が異なります。ボールのバウンドする位置に合わせて、足を動かして体をボールの場所まで運ぶことが重要です。
腕を伸ばせば届く位置であっても、腕でフォアドライブをコントロールしようとすると、打球点やスイングがバラバラになりやすいので安定感が損なわれてしまいます。
ラケットヘッドの位置
手首が曲がってラケットヘッドを下げてしまうと、自然と打球点が落ちてしまいます。打球点が落ちることで、連続してフォアドライブを打つことが難しくなるので、手首を曲げてラケットヘッドが下がらないように注意しましょう。
打球点を落としてカーブドライブを打つ場合は、手首を曲げてラケットヘッドを落とした方がボールを曲げやすいので、カーブドライブを打つ時は例外になります。
バックスイングの大きさ
バックスイングを目一杯引いてしまうと、打球点が遅れやすくなり、連続してフォアドライブを打つことが難しくなります。
卓球のフォアドライブのバックスイングは、腰のひねりで引くようにして、コンパクトになるよう意識しましょう。
打球点
打球点はできるだけ高い位置で捉えることで、ネットを越えやすくなり、安定したボールを打てるようになります。打球点がバラバラになってしまうと、スイングもバラバラになってしまので、フォアドライブを連続で打つ時に安定感が損なわれてしまいます。
ボールを捉える位置
卓球のフォアドライブを打つ時は、ボールの正面の斜め上を捉えるようにしましょう。正面の斜め上あたりを捉えることによって、ボールに強い前進回転を加えることができます。
ボールの正面ではなく、外側や内側を捉えてしまうと、ボールに横回転が加わってしまい、安定して卓球台に入れることが難しくなります。
打球後のヒジ
ヒジが体にくっついたままだと、フォアドライブのスイングが窮屈になってしまいます。スイングが窮屈だと、スピードの速いドライブを打つことが困難です。バックスイングの時にヒジが体から離れていると、スイングがブレやすく安定しないので、ボールを打球後にヒジを体から離すようにしましょう。
フリーハンドの使い方
フリーハンドは胸の高さ付近に置くことで、体の軸がブレづらくなり、バランスを保ったままフォアドライブを打つことができます。フリーハンドが下がってしまうと、体が傾いてバランスが崩れてしまい、フォアドライブを安定して入れることが難しくなってしまいます。
フォアドライブを優先して練習する
バックドライブと比較して、体の横で打つフォアドライブの方が覚えやすいので、まずはフォアドライブから徹底して練習していきましょう。
卓球の初心者がフォアドライブを練習する時は、多球練習がおすすめです。フォア側に30球1セットで前進回転のボールを出して、フォアドライブを打ちます。多球練習では、ミスしても連続で打つことが可能なので、フォアドライブが安定するまで多球練習を活用しましょう。
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