卓球のカットマン用ラバーの選び方を解説!表と裏の組み合わせも紹介
卓球のカットマン用ラバーの選び方は、プレースタイルによってラバーの組み合わせを考えることが重要になります。攻撃重視のカットマンであれば、攻撃力を考えて弾みの良い卓球ラバーを選択し、守備重視のカットマンは球質の変化を求めてラバーの組み合わせを考えることが大切です。
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公式ライター Activel_director
攻撃重視カットマンの卓球ラバーの選び方
攻撃重視のカットマンは、フォア面に飛距離と回転力に優れた裏ソフトラバーを選択しましょう。フォア面には、飛距離と回転力が優れている裏ソフトラバーを使用しましょう。裏ソフトラバーは、カットマンのプレー領域である中・後陣からでも攻撃で得点を奪うことができます。
フォア面には飛距離に優れたラバーを選ぶ
なおテンション系ラバーに限らず飛距離がでるラバーの厚さは、スポンジ厚1.7mm以上選びましょう。
フォア面は回転力に優れたラバーを選ぶ
※各メーカーの回転力が優れているラバーの見分け方
・バタフライ社→スピン性能10以上のラバー
・ニッタク社→スピン性能12以上のラバー
・スティガ社→スピン性能130以上のラバー
・TSP社→スピン性能11以上のラバー
バック面でも攻撃をするならテンション系裏ソフト
フォア・バックどちらでも攻撃を仕掛けられるカットマンは、対戦相手からしてみると甘いボールを送れないというプレッシャーが強くなります。バックハンドに自信があるカットマンは、バック面にも裏ソフトを貼って積極的に攻撃してみましょう。
守備重視カットマンの卓球ラバーの選び方
安定してカットで粘るためには、卓球台におさまりやすいように適度な弾みのラバー、またカットに変化をつけるためには裏ソフトと粒高や表ソフトなど異質ラバーを組み合わせることが重要です。両面に裏ソフトを貼ってしまうと、カットで変化をつくることが難しくなります。
テンション系ラバーで弾みを抑える場合には、スポンジの厚さで調節しましょう。1.7mm以下の厚さのラバーであれば、テンション系ラバーでも弾み過ぎることはありません。
粘着性ラバーに注目
粘着性ラバーは多少扱いづらい部類ですが、カットの回転力と安定感を求める場合にはおすすめの種類です。
日本やヨーロッパで粘着性ラバーの使用者は少ないですが、中国選手のほとんどが粘着性ラバーを使用しています。
バック面は粒高や表ソフトで変化をつける
粒高ラバーは、守備では相手の回転を利用して強烈な回転量のボールを生み出します。守備技術は活躍が期待できますが、粒高はスピードが出にくいラバーなので、攻撃には向いていません。
カットマンの卓球ラバーの組み合わせによる特徴
それぞれの組み合わせの特徴を理解して、自分の目指すプレースタイルに合う最強の組み合わせを探していきましょう。この記事では、テンション・高弾性・粘着性のラバーの性能ではなく、表ソフト・裏ソフト・粒高・アンチラバーの4つのラバーの種類に焦点を当てて組み合わせを紹介します。
裏ソフト×裏ソフト
扱いやすさ | ★★★★★ |
カットの変化 | ★★☆☆☆ |
攻撃力 | ★★★★★ |
両面裏ソフトラバーのデメリットは、球質の変化がなく対戦相手がカットに対応しやすくなってしまいます。両面に裏ソフトを貼ってカットする場合には、カットで粘るだけで得点を奪うことは難しいので、積極的に攻撃を仕掛けていく必要があります。
・裏ソフトラバーはフォアとバックどちらのカットも球質が同じになる
裏ソフト×表ソフト
扱いやすさ | ★★★☆☆ |
カットの変化 | ★★★★★ |
攻撃力 | ★★★★☆ |
また、表ソフト特有のナックルボールやスマッシュの打ちやすさも特徴で、使いこなすことができれば最強の組み合わせになります。
バック面に表ソフトを貼るデメリットは、球離れが早い表ソフトでカットを安定させることが難しく、ある程度慣れが必要になります。裏ソフトや粒高ラバーと比較して安定感は劣りますが、カットの変化と鋭い攻撃で得点を奪うプレースタイルに向いています。
・表ソフトラバーはカットを安定させるのは難しい
裏ソフト×粒高
扱いやすさ | ★★★☆☆ |
カットの変化 | ★★★★★ |
攻撃力 | ★★☆☆☆ |
バック面に粒高ラバーを貼るデメリットは、自分から回転を生み出せないため、カットの回転量も相手のボール次第になってしまいます。
・粒高ラバーは自分から回転を生むことができない
裏ソフトラバー×アンチ
アンチラバーの使用者は少なく、卓球界では希少な存在です。他のラバーと比較してアンチラバーの変化に慣れている人は少ないので、対戦相手に嫌がられる卓球ラバーになります。
バック面にアンチラバーを貼るデメリットは、アンチラバーではドライブやツッツキで強烈な回転を生み出すことができないことです。アンチラバーを使用する場合は、あくまでカットの変化や安定感を得点源にしていきましょう。
扱いやすさ | ★★★★★ |
カットの変化 | ★★★★☆ |
攻撃力 | ★★☆☆☆ |
・アンチラバーは自分から強烈な回転を生めない
カットマンにおすすめの裏ソフトラバー3選
カットマンにおすすめの裏ソフトラバーを3つ紹介するので、ラバー選びの参考にしてみてください。
テナジー05
メーカー | バタフライ |
---|---|
厚さ | トクアツ、アツ、中 |
比較的打球感が硬いラバーなので、カットマンの中でも攻撃を多用する中級者以上のプレーヤーに適しています。
マントラS
メーカー | スティガ |
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厚さ | 特厚 、厚 、中厚 |
ラバーに安定感を求める選手や、ミート系の技術を多用する初・中級者カットマンにおすすめのラバーになります。
VS>402 リンバー
メーカー | ヴィクタス |
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厚さ | 1.8、2.0、MAX |
また、ハイエナジーテンションのスポンジを組み合わせていることで、攻撃時の性能も申し分ありません。初心者カットマンでも扱いやすい、微粘着性のバランス型ラバーです。
カットマン用ラバーはプレースタイルによって選ぶ
カットマンのラバー選びでは、裏ソフトラバーの他にも表ソフトや粒高など、さまざまな選択肢が考えられます。プレースタイルの特徴を活かせるラバー、もしくはラバーの組み合わせを考えながら選んでいきましょう。
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