卓球ラケットの種類とは?特徴と気になる選び方【初心者ガイド】
卓球のラケットの種類は、大きく分けて2種類ですが、卓球の試合で重要なことは、自分に合った卓球ラケットの選び方ができるかどうかと言っても過言ではありません。大切な卓球のラケットの選び方を失敗しないためにも、ラケットに関する種類や個々の特徴を把握して選びましょう。
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公式ライター old_user_id: 316
卓球ラケットの種類とは?
2種類の中でも卓球のプレースタイル(戦型)やグリップ形状、板の種類と構成が異なり、組み合わせによって多岐に渡る性能をもったラケットなど、様々な種類の卓球ラケットが存在しています。
そこで卓球のラケットを整理すると以下のようになります。
分類 | 戦型/種類 | グリップ | 板/構成 | |
---|---|---|---|---|
シェイクハンド | 攻撃 | フレア/ストレート/アナトミック/コニック | 単板/特殊素材入り合板/合板 | |
オールラウンド | ||||
守備 | ||||
ペンホルダー | 日本式 | ドライブ | 角型/丸型 | |
速攻 | ||||
中国式 | 丸型 | |||
反転用 | 丸型 |
シェイクハンドの卓球ラケットの3つの種類
それだけ3種類のシェイクハンドはプレーヤーの戦型に依存しているため、予めプレースタイルが決まっていれば、卓球初心者でも選びやすいラケットとなります。
シェイクハンドは世界中で多くの卓球プレーヤーに愛用されていておすすめです。
種類①シェイクハンド攻撃型
最大の特徴は、卓球のラリー中にフォア面とバック面の切替えがしやすく、特にカーボン素材のラケットは、ボールが弾みやすくフォア面の破壊力は群を抜きます。
攻撃だけでなく、相手の強いボールに対しても素早くラケット面を合わせることがき、大きさ的に守備面でも使いやすいラケットで、いわば万能型と言っても過言ではありません。シェイクハンド攻撃型は、多くのメリットからも多くの卓球プレーヤーが使用している種類のラケットです。
種類②シェイクハンドオールラウンド型
シェイクハンド攻撃型と比較すると、カーボン素材はほぼ使用されず、ボールの弾み具合は控えめですが、その分、フォアやバックの確実なフォームでボールを打ち返したり、ブレードの大きさでラバー面を合わせたときのボールコントロールのしやすさが最大の特徴と言えます。
ラケットの特徴から、卓球のフォームをしっかりと確立させたり、卓球の基本を習得しようとするプレーヤーに対してもっともおすすめする種類で、卓球初心者のラケットの選び方として、最適であると言えます。
種類③シェイクハンド守備型
特徴は、カットの安定性を重視して、カーボン素材などによる特殊素材を使用せず、極力ボールの反発力が抑えられている板の構成であることが挙げられます。他の種類のシェイクと比較すると、ブレードの大きさが一回り大きく面が広い点も特徴的です。
近年のカットマンはチャンスがあれば攻撃を仕掛けるため、カット用モデルの中でも、カットの回転力とドライブ回転の両方を兼ね備えた種類も存在しています。
シェイクハンドラケットの4つのグリップ
グリップは、卓球の練習や試合中に握り続ける部分で、少しでも違和感を感じると、プレーに大きく影響を与えることや、人間の成長過程において、指や手のひらが大きくなり、手にフィットしていたグリップが徐々に合わなくなってきた場合は、買い替えが必要となってきます。
シェイクハンドには、形状の異なる4種類のグリップが用意されています。中でもフレアとストレートに人気が集中していますが、実際に全ての種類の形状を握って、大きさや木に触れて個々の感触を確かめる選び方をおすすめします。
①フレア
フレアは無難な選び方としてありがちと言っても過言ではないほど卓球初心者が選択する率の高いグリップです。メリットが光るフレアですが、注意として卓球の試合や練習中に汗でグリップの握りが甘くなって手から滑り落ちてしまうことがあります。
②ストレート
握りがフィットした場合、幅の大きさやフレアとの違いを感じることはなく、卓球初心者にもおすすめできるグリップです。また、握り方一つで台上のボール処理や前陣でのドライブ打法、多彩な球種のサーブを出しやすいなど、シェイクハンドのテクニシャン系にとって使いやすいグリップであると言えます。
③アナトミック
しかし、グリップとしてはメーカーの取り扱いが少なく、総合的な性能面を考慮した選び方からすると、シェイクのフレアとストレートの2大グリップに隠れた存在となっています。使用している選手もごく少数で、卓球初心者にはおすすめしにくいグリップです。
④コニック
グリップとしては、面の安定しない卓球初心者のうちは有効ですが、グリップ特性からフォアとバックハンド共にテクニカルな操作性には向いておらず、上を目指すプレーヤーにとっては、テクニックの幅が広がりにくく、いずれはラケットを買い替えしなければなりません。
ペンホルダーの卓球ラケットの4つの種類
ペンホルダーには、攻撃プレーヤー向きの日本式ペンホルダードライブ型や日本式ペンホルダーでも速攻と守備の両方に長けた速攻型、卓球ラケットの中でも特にラケットの操作性がよい中国式ペンホルダー、そして多彩な球質で相手を翻弄させる反転用ペンホルダーの4種類があります。
種類①日本式ペンホルダードライブ型
シェイクハンドの両面ラバーとは対照的で、ドライブ型は片面にのみラバーを貼り、片面だけでプレーする種類のラケットです。また、フォアとバックの切り替えしに手首を返すため、最初は扱いにくいと感じることがありますが、手首の返しやすさから、ボールさばきに適しており、台上プレーも可能とする種類のラケットです。選び方としてドライブ回転で攻めながら、細かなテクニックも併せ持ちたい方におすすめです。
種類②日本式ペンホルダー速攻型
速攻型も片面にのみラバーを貼り、片面だけでプレーする種類のラケットです。そのため、シェイクハンドと比較してフォアハンドとバックハンドの切り替えしに手首を返すため、慣れない間は扱いにくいと感じることがあります。
しかし、手首の返しやすさから、細かいテクニックはシェイクハンドより勝り、特に台上のプレーを得意とするラケットです。
種類③中国式ペンホルダー
ただし、日本人向けに開発された日本式ペンホルダーとはブレードの大きさやグリップ形状に違いがあること、また、カーボン素材が使われているペンホルダーは慣れていないと逆に扱いにくいラケットとなります。卓球初心者向けというより、中級者から上級者向けと言えます。
種類④反転用ペンホルダー
また、種類の多いラバーから、自分に合ったラバーの選び方が難しく、個々のラバー性質の違いに慣れることやラバーの使い方を習得するまでに相当の練習が必要です。言わば上級者向きの種類であり、選び方として卓球初心者が必要とする種類のラケットではありません。
ペンホルダーラケットの2つのグリップ
握り方はどのペンホルダーラケットも同様ですが、グリップ形状の違いから、握っている親指と人差し指の間隔に違いがあります。同じ種類の卓球ラケットでも、プレーヤーの指の長さによって木の感触やグリップのフィット感に違いが生じます。
ペンホルダーを選択したいプレーヤーは、2種類の形状の木のフィット感、そしてフォアとバックの切り替えしのしやすさを確かめることをおすすめします。
①角型
角型は丸形と比較して、フォアとバックハンドの切り替え、台上プレーでのグリップワークはやや劣りますが、グリップの幅の大きさが小さくて固定しやすい分、強打やドライブ回転をかけやすく、攻撃に適した種類のグリップです。また、角型の材質はコルクが主となっています。
②丸形
指でグリップの木の部分を回しながら角度をつけやすいので、卓球台に近い位置でのプレーに適している種類のグリップです。
角型と比較すると、ラケット面の固定がしにくいため、思っている以上にラケット面に十分なパワーが伝わりにくく、強打を打つ力はやや劣ります。また、丸形の材質は、一般的にブレードと同じ素材の木が使用されます。
卓球ラケットの板の種類と構成も重要!
また、シェイクやペンの構成は、ラケット面に貼り合わせるラバーと密接な関係があり、ラバー性能を優先したラケットの選び方をおこなうと、ラバーの種類が膨大であるため、卓球初心者にとって選び方が難しくなります。そのため、板の種類や構成から、ボールの跳具合や軽さなどによる選び方で、自分に合ったものを選択すると、選び方として最適です。
単板
板の厚みが厚くなるほど、反発力が高くなりますが、厚くなる分、ラケットの重量が重くなります。ペンホルダーの厚みは9mm前後が主流で、選び方としては、やや厚みのある単板が性能的に人気傾向です。単板ペンホルダーは、ペンホルダー独自の風格を感じさせ、このペンホルダーはラケットの選び方の中で価値ある存在となっています。
特殊素材入り合板
特にカーボンはボールの弾みや打球感がよく、選び方としてカーボンを優先的に選択するほどの人気ぶりです。しかし、反発力が高くボールスピードが速いこと、そして球離れが速くコントロールが難しいため、中級者以上向けにおすすめです。
合板
合板は、カーボンには至りませんが、板の貼り合わせ枚数が多くなるほど打球感は硬めで弾みがよくなるため、選び方に関係してきます。また、厚みが増す分、重量が重くなります。
卓球初心者は合板がおすすめで、選び方としては5枚合板が使いやすく、卓球の入門として特におすすめです。
卓球ラケットの種類と選び方のポイントとは?
世の中には数多くの卓球ラケットが存在するため、卓球初心者の方のラケット選びは決して容易ではありません。卓球初心者の選び方では、シェイクやペンホルダーの実物を手に取り、使いやすさや大きさ、カーボンなどの弾み具合、フォアとバックの切り替えし、そして重要な握りの違いを体感することをおすすめします。
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