
フェデラーのサーブの凄さとは?フォームや打ち方を徹底解説!
フェデラーのサーブの凄さとは、コントロールが抜群でどの種類のサーブでも一定のフォームで打てることです。フェデラーのサーブフォームは、常に同じスイングスピードであり、回転量を少し変化させるだけで打ち分けられるよう一定に保たれています。フェデラーのファーストサーブとセカンドサーブのアプローチの違いは、サーブ精度が高いためほとんどありません。
2021.12.16
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テニス
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フェデラーのサーブとは?
フェデラーのサーブはコントロール、スピードともに一級品であり、かつ安定感も抜群です。
2018年のATPツアーでは、フェデラーのファーストサービスのポイント取得率が全体の4位、セカンドサーブのポイント取得率が全体の2位というデータが出ています。ファースト、セカンドともにポイント取得率の上位に位置しているのは、グランドスラムの優勝経験を持つ選手の中でもフェデラーしかいません。
2018年のATPツアーでは、フェデラーのファーストサービスのポイント取得率が全体の4位、セカンドサーブのポイント取得率が全体の2位というデータが出ています。ファースト、セカンドともにポイント取得率の上位に位置しているのは、グランドスラムの優勝経験を持つ選手の中でもフェデラーしかいません。
フェデラーのサーブの特徴
フェデラーのサーブの特徴は、ナチュラルなスピンをかけていることです。フェデラーは、基本的なフラットサーブでさえも、ボールに対しラケットを斜めに当て、ナチュラルにスピンをかけています。
スピンがかけられたボールは相手の前でバウンドが微妙に変化し、対応することが難しいという状況を作り出しています。
スピンがかけられたボールは相手の前でバウンドが微妙に変化し、対応することが難しいという状況を作り出しています。
フェデラーのサーブの凄さ
フェデラーのサーブの凄さは、どの種類のサーブでもフォームが一定であることです。フラットサーブでもスピンサーブでもスライスサーブでも、同じフォームから繰り出すことができます。フェデラーのサーブはセンターとワイドに打ち分ける際も、フォームがほとんど変わりません。
フェデラーのサービスエース数
フェデラーのサービスエースの数は、世界でもトップクラスです。世界レベルの男子テニスともなれば、時速230Kmを超える超高速サーブを繰り出す選手も珍しくありませんが、その中にあって、フェデラーのサーブは平均時速200kmとトップレベルに速いわけではありません。
それでもエースを決められるのは、どの種類のサーブでもフォームが一定であり一見してわかるものではないため、相手選手の対応が遅れてしまうからです。
それでもエースを決められるのは、どの種類のサーブでもフォームが一定であり一見してわかるものではないため、相手選手の対応が遅れてしまうからです。
フェデラーのフラットサーブの凄さ
フェデラーのフラットサーブの凄さは、コントロールがとても良いところです。スピードがそれほど速いわけではなくとも、抜群のコントロールでラインギリギリを突き、サービスエースを獲得しています。
フェデラーのフラットサーブは、無駄のないモーションで球の打ち出しがとてもなめらかです。顔の位置もほとんどぶれることがなく、綺麗なフォームを作り出しています。
フェデラーのフラットサーブは、無駄のないモーションで球の打ち出しがとてもなめらかです。顔の位置もほとんどぶれることがなく、綺麗なフォームを作り出しています。
フラットサーブのフォーム
フラットサーブのフォームは、野球の投球フォームをイメージするとよいでしょう。打つ方向に対して横向きになり、キャッチャーに向かってボールを投げるようなイメージです。
グリップはコンチネンタルグリップで、ラケットを下から上に放り投げるイメージで打ちましょう。ラケットの面が下から上に動きながらボールに当たるため、縦回転がかかります。
グリップはコンチネンタルグリップで、ラケットを下から上に放り投げるイメージで打ちましょう。ラケットの面が下から上に動きながらボールに当たるため、縦回転がかかります。
フラットサーブを打つコツと方法
フェデラーのようにフラットサーブを打つコツは、脱力、つまり力の抜き方がポイントです。中でも手首の脱力が大切です。常に全身をリラックスさせ、無理のないフォームで打っています。
スイングに無理な力をかけてしまうと、関節がダメージを受けます。脱力して打つことは肘への衝撃も軽減し、怪我の予防にも繋がります。
スイングに無理な力をかけてしまうと、関節がダメージを受けます。脱力して打つことは肘への衝撃も軽減し、怪我の予防にも繋がります。
フェデラーのフラットサーブを動画で解説
Roger Federer Serves from Back Perpsective in HD
力が抜けたバランスのよいフラットサーブ
via www.youtube.com
フェデラーはサーブの基本である、まっすぐにトスを上げるということがしっかりとできています。動作がスイングに移っても、ムダな力は抜けたままで、プロネーションをしっかり利かせ、フラットに叩いています。フェデラーのサーブフォームは、体のどの部分にとっても無理のない、バランスの良いサーブであるといえるでしょう。
フェデラーのスピンサーブの凄さ
フェデラーのスピンサーブの凄さは、鋭い回転数にあります。強烈なスピンがかかったボールは、着地した後斜め上に逃げるように高く跳ね上がり、正確に捕らえることがとても難しいです。仮に捕らえることができたとしても、強い回転がかかったボールを打ち返すことは容易ではありません。
スピンサーブのフォーム
スピンサーブのフォームは、フラットサーブのスイングを全体的に横に少し傾けて、斜め上に振り上げるようイメージします。これは、スピンを上手にかけるため、ボールの上側をたたく必要があるからです。
ラケットの握りは、フラットサーブのコンチネンタルではなくバックハンドイースタンをおすすめします。バックハンドイースタンに握ることによって面が伏せ気味になり、ボールの上をたたきやすくなります。
ラケットの握りは、フラットサーブのコンチネンタルではなくバックハンドイースタンをおすすめします。バックハンドイースタンに握ることによって面が伏せ気味になり、ボールの上をたたきやすくなります。
スピンサーブを打つコツと方法
フェデラーのようにスピンサーブを打つコツは、トスをするときに前よりも真上から後ろへ上げて、頭の後ろからボールをラケットに当ててこすり上げます。フェデラーも多少右側にトスすることで、ボールをこする動きをしやすく工夫していると考えられます。
ボールに縦回転を加えて沈むようにコートへと入れるスピンサーブは、回転を加えることを意識しながらも、ボールにしっかり力を伝えなくてはならない難しいサーブです。
ボールに縦回転を加えて沈むようにコートへと入れるスピンサーブは、回転を加えることを意識しながらも、ボールにしっかり力を伝えなくてはならない難しいサーブです。
フェデラーのスピンサーブを動画で解説
【フェデラー】相手が空振り!?超エゲツないツイスト、キックサーブ【サーブ】
対戦相手も困惑のスピンサーブ
via www.youtube.com
スピンサーブは、高い打点で打つことがコツです。フェデラーも、より高い打点で打つことにより、スピン量を増し、威力を高めています。
フェデラーのサーブフォームを見てもわかる通り、インパクト時に頭よりも肘の位置を高くしていることがわかります。
フェデラーのサーブフォームを見てもわかる通り、インパクト時に頭よりも肘の位置を高くしていることがわかります。
フェデラーのスライスサーブの凄さ
フェデラーのスライスサーブの凄さは、横に滑るように激しく変化する点です。スピードはそれほど速くなくても、外に逃げるように変化していくため、相手選手は捕らえるのも一苦労です。
また、フェデラーがスライスサーブを打つときはフラットサーブとほぼ同様のフォームで打つことができます。手首の位置だけを調節し、球をコントロールしている点がとても凄いです。
また、フェデラーがスライスサーブを打つときはフラットサーブとほぼ同様のフォームで打つことができます。手首の位置だけを調節し、球をコントロールしている点がとても凄いです。
スライスサーブのフォーム
スライスサーブのフォームは、体の回転を使いながら斜め前方に振り切るのがコツです。ボールの内側からボールの外側に向かってボールを捉えることができるように意識します。
そのため、トスの位置は斜め前方にし、ラケットの面が斜めの形でインパクトできるように心がけましょう。
そのため、トスの位置は斜め前方にし、ラケットの面が斜めの形でインパクトできるように心がけましょう。
スライスサーブを打つコツと方法
フェデラーのようにスライスサーブを打つコツは、フラットサーブのようにラケット面を打ちたい方向に向けるわけではなく、回転をかけるために若干左側を向けます。ラケットを横向きで当ててしまうとボールの威力が落ちるため、多少ラケットを斜めに使うイメージで打つことで強烈なスライス回転をかけるようにします。
フェデラーのスライスサーブを動画で解説
フェデラーがやるサーブ練習のパターン(Federer Serve Practice)
via www.youtube.com
スピンサーブが縦回転をかけるのに対し、スライスサーブは横回転を加えるサーブです。フェデラーのサーブフォームを見てもわかる通り、ラケットのエッジでボールを叩くように、ラケット面でボールを擦るイメージで打っています。スライス回転のかかったボールは、軌道が左にそれていきます。
ファーストサーブとセカンドサーブの違い
ファーストサーブとセカンドサーブの違いは、次のチャンスがあるかないかです。
テニスには、ファーストサーブ(1回目)とセカンドサーブ(2回目)があります。1回目のサーブがそのままポイントになる、もしくは相手のコートに入ればファーストサーブは成功となり、ゲームが動き出します。
しかし、ファーストサーブが相手のコートに入らずに失敗(フォルト)してしまった場合は、2回目のセカンドサーブとなり、これに失敗してしまうと相手にポイントが入ってしまいます。
テニスには、ファーストサーブ(1回目)とセカンドサーブ(2回目)があります。1回目のサーブがそのままポイントになる、もしくは相手のコートに入ればファーストサーブは成功となり、ゲームが動き出します。
しかし、ファーストサーブが相手のコートに入らずに失敗(フォルト)してしまった場合は、2回目のセカンドサーブとなり、これに失敗してしまうと相手にポイントが入ってしまいます。
ファーストは攻撃的に、セカンドは確実に
ファーストサーブは攻撃的に、セカンドサーブは確実にという考え方が一般的です。
失敗してもセカンドサーブのチャンスが残っているファーストサーブは、コースを突いた高速フラットサーブなどが選択されるケースが多いですが、後がないセカンドサーブはコースが甘めの回転系サーブが選択される傾向にあります。
失敗してもセカンドサーブのチャンスが残っているファーストサーブは、コースを突いた高速フラットサーブなどが選択されるケースが多いですが、後がないセカンドサーブはコースが甘めの回転系サーブが選択される傾向にあります。
フェデラーのファーストとセカンドのアプローチ
フェデラーの場合、ファーストもセカンドもほどんどアプローチが変わりません。
それは、フェデラーのサーブの精度がとても高く、失敗のできないセカンドサーブの場面でもファーストサーブと同じくらいリスキーな攻めのショットを放つことができるからです。
また、スピンサーブやスライスサーブといった回転系サーブのキレも鋭い上に、センターとワイドへ打ち分けるなど戦術面での巧みさもみられ、高確率でエースを奪っています。
それは、フェデラーのサーブの精度がとても高く、失敗のできないセカンドサーブの場面でもファーストサーブと同じくらいリスキーな攻めのショットを放つことができるからです。
また、スピンサーブやスライスサーブといった回転系サーブのキレも鋭い上に、センターとワイドへ打ち分けるなど戦術面での巧みさもみられ、高確率でエースを奪っています。
フェデラーのサーブは安定感抜群!
フェデラーのサーブは当たりが非常に安定しているため、常に同じスイング・スピードで、回転量を少し変化させるだけで打ち分けています。また、コントロールも自由自在で、ファーストでもセカンドでも両サイドにきっちり打ち分けることができる凄さがあります。
フェデラーのサーブは、どの種類もまったく同じフォームから繰り出されるため的が絞りにくいサーブです。常に相手よりも優位に試合を進められるのが強さの秘密といえるでしょう。
フェデラーのサーブは、どの種類もまったく同じフォームから繰り出されるため的が絞りにくいサーブです。常に相手よりも優位に試合を進められるのが強さの秘密といえるでしょう。
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