バレーボールのアタックの打ち方!強く打つための方法とは?
バレーボールで相手コートに突き刺さる強いアタックを打ちたい!バレーボール選手、特にスパイカーの一番の願いです。しかし、ただ筋力をアップさせるだけでは強いスパイクを打つことはできません。今回はバレーボールのアタックをより強く打つために必要なポイントやコツ、そして練習のやり方を詳しく解説していきます。
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公式ライター Activel_director
アタックを強く打つために必要な2つのポイント
バレーボール どうすれば強いスパイクを打てるようになりますか?
まずはこの2つのポイントを理解して、その上でどうすれば実践していけるのか詳しく解説していきます。そして筋力アップと柔軟性を高めるトレーニングを並行して行っていくことが、バレーボールのスパイクを強く打つことにつながります。
①正しいミートポイントで打つ
もう一つ、どの位置でボールを捉えるか、これも重要な要素となります。ベストの位置は自分の斜め前で、それより前でも後ろでもスパイクに力が伝わりません。まず、この2つのミートポイントを理解してバレーボールのアタック練習をしていきましょう。
②正しいフォームで打つ
言い換えれば正しいフォームを体で覚えることで、余分な力を使う必要がなくなり、自然体で強いスパイクの打ち方ができるということになります。バレーボールでは、むやみに力を入れて打っても強いスパイクを打つことはできません。まずは、全身の力をボールに伝えることができる正しい打ち方・フォームを身につけましょう。筋力をつけるのは、その後で間に合います。
アタックを強く打つための4つの要素
こんなに力を入れているのに強いアタックを打つことができないと感じている方は、もう一度正しいミートと打ち方というものを見直してみてみましょう。これを改善するだけで、劇的にスパイク力が上がった例もたくさんあります。
①ボールをミートするタイミング
【バレーボール】スパイクのタイミング・かぶってしまうことの改善練習方法!!
打点を高くするためにミートの瞬間は肘を伸ばす、と指導する方もおられますが、実は無理に手を伸ばそうとすると肘に無駄な力が入りすぎて手の振りが鈍くなります。あくまでも肘に力を入れすぎないように、自然に手を伸ばした形がバレーボールのアタックのベストな打ち方だと覚えておいてください。
②ボールを捉える位置
そして横の位置も大切です。トスの真下に入りすぎて、自分の肩よりも内側(頭寄り)でボールを捉えたり、斜め上で打つことがないように、トスをよく見てジャンプしましょう。
③ボールを叩く時の手の形
そしてボールヒットの瞬間に体中の力を手に集中させることが、威力のあるアタックの打ち方のコツとなります。その時の手の形は上図のピンクの位置を中心に手のひら全体を使う、ちょうどボールを軽くつかむ感覚をイメージしてください。
このとき、手首を返さないように気をつけることも重要です。
④自分の力をボールに加えること
一番無理なくボールに力を伝えることができる打ち方、それが正しいフォームです。
例えるならば「強い矢を放つために、正しく強く弓を引く」ということ。バレーボールの正しい助走は高くジャンプするため、正しいジャンプフォームは力を最大限にボールに加えるための準備なのです。
アタックを強く打つためのフォーム解説
一度身についてしまった間違った打ち方を修正するのは簡単なことではありませんが、アタック技術の向上を目指すのであれば、時間をかけてでも自分の打ち方を見直して改善していくことが大切です。それにはまず、どこに問題があるのか確認する必要があります。自分ではわかりにくい場合もありますので、チームメイトに見てもらい指摘してもらうのも一つの方法です。
バレーボールのスパイクの打ち方!フォームのコツと練習方法を解説
助走からジャンプまで
必見!!【バレーボール】スパイクジャンプ力UPの助走の仕方!!【ポイント4つです】
この際に気をつけたいことは、3歩目のジャンプはこれまでの横の動きを縦に、つまり真上にジャンプすることです。かかとで強く踏み込んでややブレーキをかける感覚で真上にジャンプ、決して前跳びにならないようにすることがコツです。
ジャンプからの空中姿勢
ちなみに、ただ普通にジャンプするのと、両手を振り上げてジャンプするのとでは10㎝の差が生まれるとされています。
左手の動きがキーポイント
バレーボールでは腕や肩の力だけでは強いアタックは打つことができません。反動を全て有効に使ったタイミングの良い打ち方が大切なのです。
ボールを打った後
ダイレクトで自コートにボールが返ってくる場合もあるので、着地後もボールから目を離さないことも重要です。アタックがレシーブされて相手からの攻撃を受けることを想定して、すぐに自分のポジションに戻りましょう。
アタックを強く打つための練習方法
【バレーボール】スパイクミート上達のコツを3つ紹介します!!
強いアタックを打つためには、肩や腕そして全身の筋力があった方がいいというのは事実です。しかし、それ以上に大切なのは、正しいミートのやり方とフォームです。そこを理解してまずは地道に基礎を固めていきましょう。そして筋力と肩回りの柔軟性をアップするトレーニングを並行して行っていくのが一番早い上達法です。
キャッチボール(フォームの確認)
腰・肩・腕そして手首の動きをスムーズに行うことを意識しながらキャッチボールをすることが、無理のないスパイクフォームを身につける練習のやり方です。その形に慣れれば、体に負担をかけずに強いボールを投げることができるようになります。
ボールを投げる瞬間に左腕を引き、体を内転させる力を加えることも必須です。強く投げることを意識する必要はありません。あくまでフォームを確認しながらキャッチボールを行いましょう。
腕を使ってのジャンプ(ジャンプフォームの練習)
それに慣れたら、アタックの助走をしてからの垂直ジャンプの練習を行います。その際にはまだボールを使わなくていいので、助走の勢いを腕を使って垂直に高く飛ぶことを目標にします。勢いがあまりつかない場合は、助走の歩幅を大きめにとってみてください。助走開始から目標地点(ジャンプ地点)までの距離を長くして、助走を歩幅を長くすることによって、より助走の効果が高まります。
壁打ち(ミートの練習)
【バレーボール】壁打ち【1人でできる】
正しくミートできているかどうかの判断は、自分の手の感覚と音です。
バシッという気持ち良い音、これがしかりとミートできている証です。手先や手首の方にボールが当たっていると、良い音がしないばかりかボールに勢いがつかないので、どう打てば良い音がするかを目安にして練習を重ねましょう。
ジャンプキャッチ(タイミングをつかむ練習)
慣れてきたら、助走を使って同じ練習をしてみましょう。トスの高さから逆算して助走を始めるので、タイミングを計るには若干難易度が高くなりますが、これは回数をこなして体で覚えていく以外にはありません。実際のバレーボールの試合では様々な種類のトスが上がってきます、この練習で色々な種類のトスに対応できるようにしておきましょう。
フェイント(高い位置でボールを捉える練習)
バレーボールでフェイントをするにはネット越しにブロックを見なければなりませんし、手首を使ってブロックをかわすことも必要です。上手くフェイントができないということは、最後までボールを見ていないということも考えられますので、フェイントの練習はフォームやミートを確認するという意味でも有効な練習方法です。
バレーボールの強いアタックを実戦で活かす方法
バレーボールで強いアタックを実戦で武器にして得点に結びつけるには、いくつかのテクニックが必要になります。それを知って実践していくことで、強いアタックをチームの得点に結びつけることができるのです。
相手コートの奥を狙う
ブロックでシャットされないようにするにはアタックコースを打ち分けるスキルが必要になりますが、まずはフォームとミートを意識して、コートの奥を狙って強く打つ練習をしていくことが大切です。
ブロックを意識する
それには、ボールと一緒にブロックを見ることができる視野の広さと気持ちの余裕が要求されます。ボールを正しい位置、頭よりも前で捉えることができていれば自然とブロックも視野に入ります。そういう意味でも、正しい位置でボールを捉えることがいかに大切かわかります。
バレーボールの実戦ではアタックには必ずブロックがつく、このことをいつも頭に置いておいてください。
緩急をつける・フェイントを使う
【バレーボールスパイク】フェイント【基礎】
強いスパイクを打つことができる選手だからこそフェイントが有効となり、また強打を得点にすることができる、これこそが相手のチームにとっての一番の脅威です。フォームとミートを体得すれば、意識せずに強いスパイクを打つことができて、気持ちにも余裕が出てきます。
バレーボールのアタックを強く打つために!
【バレーボール】化け物級のスパイカー達!これが世界のスパイクだ!!【衝撃】Spike of the world【volleyball】
バレーボールでアタックを強く打つためには、正しいミートポイントとフォームが大切なキーポイントです。
正しい形が一番自然に強いスパイクを打つことにつながりますので、基礎からきっちり体で覚えていきましょう。そしてバズーカアタックを相手コートに叩き込んでください!
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