2021年3月16日 更新

ツーセッターとは?バレーボールのフォーメーションを解説!

ツーセッターとは、バレーボールの戦術の1つで、2名のセッターがいる編成のことです。セッターがアタッカーを兼任する場合はコート内のアタッカーが6名となり、攻撃力の高いフォーメーションとなります。ツーセッターを効果的に活かすためには、選手の能力を高めることがポイントとなります。

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ツーセッターとは?

ツーセッターとは、バレーボールの戦術の1つで、コート内の6名のうち2名がセッターとなるシステムです。1名のセッターがレシーブした場合でも、残る1名のセッターがトスを行えばよいのでアタックの成功率が上がります。

セッターがアタッカーを兼任することで前衛にいるアタッカーは3名となり、攻撃の幅が広がりますが、選手にはトスとアタック両方の練習をしなければならないため、採用しているチームは限られています。

ツーセッターの特徴

ツーセッターの特徴は、2名のセッターが前衛と後衛に配置されることです。後衛のセッターがトスを担当するときは前衛のセッターがアタッカーを、前衛のセッターがトスを上げるときは後衛のセッターがディフェンダーの役割を務めます。

2名のセッターは対角線上、特にライト対角に配置されることが一般的ですが、対角ではないポジションやセンターでのフォーメーションが組まれることもあります。

メリット

ツーセッターのメリットは2つあります。

・スパイクが打ちやすいトスを上げることができる
・コンビネーションアタックの可能性が広がる

セッターが2名いれば、セッター以外の人がトスを上げる確率は低くなります。セッターがアタッカーへトスを上げることができればトスの精度が上がり、スパイクが決まる確率も高くなります。安定したトスワークは、コンビネーションアタックの可能性を広げることにつながります。

デメリット

ツーセッターのデメリットは3つ挙げられます。

・ツーアタックが不可能
・ブロック力が低くなる

・アタッカーは、セッター2名と息をあわせる練習が必要

ツーセッターを導入して得られるメリットと比べてデメリットの方が多く、選手の育成に時間がかかることから、実際に戦術で活かせるチームは少ないことが現状です。

ツーセッターの注意事項

トスを上げる後衛のセッターが、ネットの高さを超えてツーアタックを行うことは反則です。ネットの高さを超えられないことから、フェイントやブロックも不可能です。

セッターはアタッカーと比べると小柄な選手が担当することが多いポジションでブロック力が低くなります。アタッカーは2名のセッターと息をあわせる必要があり、セッター1名の場合と比べると余分な練習が増えることになります。

ツーセッターのフォーメーション例

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ツーセッターのフォーメーション例は3つあります。

・4-2システム
・6-2システム
・5-2システム


最初の数字はアタッカーの人数、後の数字の2はセッターが2名であることを表しています。2名のセッターはどのフォーメーションでも前衛と後衛に1名ずつ配置されることになります。

4-2システム

4-2システムは、初心者向けのフォーメーションで、セッターはセンター対角に配置されるのが特徴です。前衛のセッターがメインでトスを上げて、後衛のセッターは守備の役割を担うことになります。

体育の授業や初心者が多いチームで、バレーボールの基本的な攻撃システムを理解させるのに適しているフォーメーションです。トスワークが正確なセッターの場合、ライト対角に配置することで攻撃のバリエーションが広がります。

6-2システム

6-2システムは、非常に攻撃力の強いフォーメーションです。コート内の6名全員がアタッカーの役割を果たすことで、バランスの良い攻撃システムを構築することができます。

セッターはトスの練習に加えてスパイクのトレーニングも行わなければなりませんし、セッター2名とアタッカーの息をあわせる練習が必要です。バレーボールの戦術で高い効果を得るためには、チーム全員の技術向上が求められます。

5-2システム

5-2システムは、リベロの選手がセッターを兼ねるフォーメーションです。リベロはネット以上の高さからスパイクを打つことができないことから、コート内にいるアタッカーは5名となります。

リベロがレシーブボールを正確にコントロールし、セッターにパスすることで最大限の効果を発揮します。ブラジルが2004年のアテネオリンピックのバレーボール競技で金メダルを獲得した際、実際に使った戦術です。

ツーセッター制を戦術で活かす

ツーセッター制をバレーボールの戦術で活かすには、セッターがアタッカーの役割をこなせることがポイントです。前衛のアタッカーが常に3名いる状態になり、試合を有利に進めることができます。

ツーセッターを導入する場合は、2名のセッターを息をあわせる練習や、セッターのスパイクの練習を追加する必要があります。チームにいる選手全員の能力を見極めて、戦術を考えることが大切です
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