
なぜバレーボールのユニフォームが短いの?太ももが見えるパンツの理由とは?
女子バレーボールのユニフォームが短い理由は、プレー中の動きやすさと身体のラインをきれいに見せるためです。しかし、短いユニフォームには選手たちからの不安の声が上がります。また、女子バレーボールのユニフォームは、長袖からノースリーブ、ブルマからショートパンツと時代とともに変化しています。
2022.01.24
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バレーボール
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バレーボールのユニフォームが短い!
女子バレーボールのユニフォームといえば、太ももの見える膝上の短パンに、袖がなく短いノースリーブのTシャツを思い浮かべます。しかし、太ももの見えるショートパンツやお腹が見えそうなTシャツの身丈が短すぎると、たびたび問題になることが現状です。
実際に、バレーボール日本女子代表チームのユニフォームを担当しているスポーツ用品メーカーMizunoから売り出されているバレーボールのゲーム用パンツは、一番短いもので股下8.5cmです。
バレーボールのユニフォームが短い理由とは?
女子バレーボールのユニフォームが短い理由は2つ挙げられます。
①動きやすくするため
②身体のラインを美しく見せるため
女子バレーボールのユニフォームが短い理由はありますが、短すぎるユニフォームに不安を抱く選手もいるといいます。
①動きやすくするため
②身体のラインを美しく見せるため
女子バレーボールのユニフォームが短い理由はありますが、短すぎるユニフォームに不安を抱く選手もいるといいます。
パンツの丈が短い理由
なぜ女子バレーボールのユニフォームが短いのか1つめの理由は、プレー中の動きやすさのためです。バレーボールは、跳んだり、滑り込んだり、屈んだり、走ったりと動きの多いスポーツです。ゆとりのあるユニフォームでは、動きにくさが選手のプレーの邪魔をし兼ねません。
また、短パンに関してはサポーターをつける選手が多く、短いことはそこまで気にならないとの意見もあります。
また、短パンに関してはサポーターをつける選手が多く、短いことはそこまで気にならないとの意見もあります。
身体のラインが強調される理由
なぜ女子バレーボールのユニフォームが短いのか2つめの理由は、身体のラインを強調してきれいに見せるためです。身体のラインがきれいに見えるようにとの理由は、国際バレーボール連盟の意向とのことを、女子バレーボール元日本代表の大山加奈さんが証言しています。
男子バレーボールのユニフォームは、身体のラインを見せるユニフォームではないため、女子バレーボール特有の理由といえます。
男子バレーボールのユニフォームは、身体のラインを見せるユニフォームではないため、女子バレーボール特有の理由といえます。
バレーボールのユニフォームの変遷
女子バレーボールのユニフォームは、時代とともに変化しています。長袖から半袖、そしてノースリーブに変わったり、ブルマからハイレグ、そしてショートパンツに変わったりと、だんだん動きやすく短いユニフォームに変わっていることが特徴です。
また、全日本女子バレーボールのユニフォームは、1989年からスポーツ用品メーカーミズノが担当しています。
また、全日本女子バレーボールのユニフォームは、1989年からスポーツ用品メーカーミズノが担当しています。
1989年~1994年のユニフォーム

1989年の全日本女子バレーボールのユニフォームは、上は長袖、下は今のユニフォームより短いブルマの型のパンツでした。1993年まで似た形のユニフォームが続きます。1994年に大きく変わり、ワンピーススタイルのユニフォームを採用します。ワンピーススタイルのユニフォームは、日本で初めてのことでした。
1995年~2000年のユニフォーム

全日本女子バレーボールのユニフォームは、1995年に運動性機能の高いD.F.カットを使用した長袖のユニフォームを採用しました。1997年にはブルマだったパンツが、体にフィットしながらボディラインが目立たない長めのパンツに変更されています。
1998年からは、上が長袖から半袖かノースリーブに、下が股下5cmのショートパンツか角度30度のハイレグカットブルマタイプに変更されました。
1998年からは、上が長袖から半袖かノースリーブに、下が股下5cmのショートパンツか角度30度のハイレグカットブルマタイプに変更されました。
2001年~2005年のユニフォーム

2002年には、半袖かノースリーブのユニフォームはノースリーブの形に統一され、肩の動きを妨げずに脇を隠せるキャップスリーブのデザインを採用しました。2004年にはさらに進化し、給水速乾性や摩擦熱に優れたデザインとなりました。
2005年~2019年のユニフォーム

2006年から2019年までは、ノースリーブとショートパンツの形は変わっていません。しかし、機能重視のユニフォームが開発されています。解析データを元にした開発、動きや体形に考慮したユニフォーム、またユニフォームの軽量化も進んできました。
機能が優れた、より高い快適性を実現するユニフォームが着用されています。
機能が優れた、より高い快適性を実現するユニフォームが着用されています。
2021年のユニフォーム
2021年のユニフォームも、形はノースリーブ、ショートパンツです。生地は、撥水性や吸水性をよくし、通気性を保ちます。また、放熱性を高め運動パフォーマンスと快適性を保つユニフォームです。
バレーボールのユニフォームの今後

女子バレーボールのユニフォームが短い理由は、動きやすさと身体のラインを美しく見せるためでした。ブルマからショートパンツになったり長袖からノースリーブになったりと、1989年にミズノで初めてユニフォームがつくられてから2021年までにさまざまな変化がありました。
短すぎるパンツには抵抗がある選手もいるため、これからは選手の意見も考慮したユニフォームがつくられることに期待です。
短すぎるパンツには抵抗がある選手もいるため、これからは選手の意見も考慮したユニフォームがつくられることに期待です。
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