2021年8月18日 更新

バレーボールのシンクロ攻撃とは?時間差攻撃との違いも解説!

バレーボールのシンクロ攻撃とは、複数のスパイカーが同時に助走動作をして相手ブロックを迷わせる攻撃方法です。時間差攻撃はシンクロ攻撃の1つで、いずれもブロックに的を絞らせない戦術です。シンクロ攻撃は、現代の男子バレーボールの世界標準戦略といえます。

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バレーボールのシンクロ攻撃とは?

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バレーボールのシンクロ攻撃とは、セッターのトスアップのときに、複数のスパイカーが同時に助走を始める攻撃方法です。シンクロ攻撃の目的は、数人のスパイカーが同時に助走を開始することで、ブロック陣に的を絞らせないことです。打ち手は最大4人で、誰が打つのかわからない状態は相手ブロッカーやレシーバーを混乱させます。

複数のスパイカーの助走動作がシンクロして見えることから、シンクロ攻撃の名がつきました。

時間差攻撃との違い

シンクロ攻撃と時間差攻撃の違いは、おとりで助走を開始するアタッカーの人数です。
通常の時間差攻撃は、1~2人がおとりでジャンプ、または実際に打つ選手が相手ブロッカーのタイミングをずらす行動をとります。シンクロ攻撃は最大4人のアタッカーが打つ体勢に入って、ブロックの的を絞りづらくする方法です。

時間差攻撃は、シンクロ攻撃の中の1つのパターンといえます。

シンクロ攻撃のメリット

シンクロ攻撃のメリットは、ブロックの的を絞りにくくして、ブロックの枚数を減らすことで、ノーブロックに持ち込むこともできます。スパイカーはブロックがつく前提でアタックを打ちますが、ブロックの枚数が少ないほうが成功率が上がります。ブロックを遅らせる効果もあり、シンクロ攻撃は得点を稼ぐ有効な手段です。

シンクロ攻撃は、セッターを数歩動かしてもレシーブが高く上がっていれば可能です。

シンクロ攻撃のデメリット

シンクロ攻撃のデメリットは、セッターのトスアップが正確でない場合成立しないことです。

シンクロ攻撃をする場合、すべてのアタッカーが打つ意志を持って助走を開始します。誰が打てばよいのかわからない曖昧な位置にトスが上がった場合、誰も打てず、最悪床にボールを落とすケースも発生します。シンクロ攻撃を成功させるには、セッターの正確な判断とトスアップが必要です。

シンクロ攻撃の動画の例

複数のアタッカーが同時に準備動作を始めると、相手コートのブロッカーやレシーバーの対応が確実に遅れて守備に隙が生まれます。

シンクロを成立させるためには、レシーブを正確にセッターの位置に返すこと以上に、レシーブボールを高くゆっくり返球することが大切です。ボール回しに余裕を持つことで、アタックを打つ選手は余裕を持って助走動作に入ることができます。

スパイク決定率を大幅に上げるシンクロ攻撃

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バレーボールのシンクロ攻撃は、2004年のアテネ五輪でブラジル男子チームが見せた戦術です。

シンクロ攻撃は、現代のトレンドのリードブロック戦術に対抗するもっとも有効な攻撃方法です。シンクロ攻撃はブロックが完成する前に打ち切る速い攻撃よりも安定性が高いことから、ハイレベルのバレーボールはシンクロ攻撃を使用する割合が高く、日本の高校バレーもシンクロ攻撃を取り入れています。
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