ビーチバレーのルールとは?人数やコートの基本的なルール解説
ビーチバレーのルールは、6人制バレーボールのルールを基に作られています。ビーチバレーのルールは、通常のバレーボールのルールと比較すると、屋外競技であることをふまえて、人数や服装の点が大きく変更されています。ビーチバレーの人数は基本的に1チーム2人で砂地のコートを使います。服装は自由度が高く、水着である必要はありません。
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公式ライター Activel_director
ビーチバレーのルールとは?
【ビーチバレー特有のルール】
・試合会場が砂浜
・1セット21点の2セット先取で勝利
・登録できる選手は2人制の場合2人のみ
バレーボールのルールとの類似点
【バレーボールと共通なルール】
・ラリーポイント制
・返球は3回以内
・2回連続で同じ選手が打つ行為は反則
・ボールが相手のコート内に落ちると1点
・相手の返球が自コートに戻らないと1点
・得点したらサーブ権を得る
・相手にサーブ権が移るまでは同じ選手がサーブを打つ
・サーブはチーム内で順番にする
試合の会場
ただし集客や交通の面から都心や人の集まる商業スポットに砂地の特設ビーチを設けて試合をする場合もあります。
勝敗
ビーチバレーは、バレーボールと同様に、セット終盤でデュースになったときには2点差がつくまで戦い続けるルールです。
デュースとは、ルールで区切りとなる得点より1点少ない得点以上の点数で同点なる状態を指します。
登録選手
4人制で開催される学生やアマチュアの大会では、控え選手を2人加えた1チーム6人で登録可能な場合が多いです。
ビーチバレーの種類
4人制はバレーボール経験者からの流入を目的に作られた種類で、学生やアマチュアの大会を中心に親しまれています。バレーボールと違い、ビーチバレーに6人制は存在しません。
2人制
ビーチバレーは、基本的に男子と女子でコートの高さや使用するボールが異なるため、男子同士・女子同士でペアリングして試合に臨みます。
4人制
4人制はバレーボール経験者がビーチバレーを楽しみやすいように作られたもので、オリンピックやバレーボール協会が主催する国際大会には存在しない種目です。試合にはバレーボールの規約を転用することが多く、必要に応じて大会ごとにチームの男女比率や反則行為を定めます。
6人制
ビーチバレーのコートのルール
ビーチバレーのコートはバレーボールよりも2m×1mほど狭い16m×8mとし、表面を砂地で覆うルールです。ネットの高さはバレーボールと同一ですが、靴やコート表面の素材の違いからビーチバレーのネットを高く感じる傾向があります。ビーチバレーのボールはバレーボールよりも大きく、風の抵抗を受けにくくする工夫が施されています。
コートのサイズ・大きさ
ビーチバレーでは、バレーボールと同様にコートの長辺中央にネットを設置するため、自コートは8m×8mで、コートの周囲にサイドラインから最低5m、エンドラインから最低8mのフリーゾーンを設ける必要があります。
コートのラインはサイドラインとエンドラインのみでセンターラインとアタックラインはありません。
コートの表面
コートの表面に設置するラインには、見やすさを重視したカラフルで耐久性に富む紐やテープを使用します。
ネットの高さ
柔らかい地面の上を裸足で動き回るビーチバレーでは、靴を履いて固い地面上を動くバレーボールと比べ、選手も観客もネットを高く感じます。
ボールの大きさ
周囲 | 66~68㎝ |
---|---|
直径 | 21㎝ |
重量 | 260~280g |
ビーチバレーのボールは、風の影響を受けにくいように空気圧を70%程度に抑えて柔らかく作られているため、実際の大きさよりも重量感のある印象を受けます。
ビーチバレーの基本的なルール
・ポジション
・オーバーハンド
・フェイント
・ブロック
ポジション
ポジションがないビーチバレーでは、選手は試合中にコート内外を自由に動き回ってよいルールですが、サーブが打たれるタイミングでコート内に居ない場合は反則となります。
オーバーハンド
試合中にオーバーハンドパスの動作をしても、ボールに触れた位置が肩と並行なら、反則にはなりません。ただし、オーバーハンドで指先や左右の手のタイミングが少しでもずれた場合は、ダブルドリブルの反則が取られてしまうため注意が必要です。
オーバーハンドとは、腕を肩より上にあげてボールに触ることです。
フェイント
【ビーチバレーでOKなフェイント】
・ピンと伸ばした指先で打つコブラショット
・拳で打つショット
・指をまげた状態で打つショット
・手の甲で打つショット
指の腹を使い、速いスパイクと見分けがつかないフォームで相手コートにゆるい返球をした場合は反則です。
ブロック
両チームがネット上で押しあいをした場合にはノーカウントとなり、残り3回ボールに触れることができます。ビーチバレーではブロックもオーバーネットの対象となるため、ブロックの出しかたには注意が必要です。
ビーチバレーのルールの疑問
・服装の規定
・メガネや帽子の規定
・天候の規定
・怪我の規定
自然の影響を受けやすいビーチバレーでは、選手の安全を守るために服装やメガネ・帽子のルールを寛容にしたり、怪我に5分間の加療時間を与えたりとさまざまな工夫をしています。雨風に加えて日差しによる不平等も起こりうるため、バレーボールよりもコートチェンジが多いです。
服装の規定
チーム2人の服装が同一ならジャージやタンクトップの着用も許可されることが多く、長袖の上衣を着用する選手もいます。スポンサーのつく大会では、ユニフォームが大会本部から支給されることも多いです。
メガネ・帽子の規定
天候の規定
悪条件でも試合が開催されるビーチバレーでは、天候によるチーム間の不平等を減らす目的で、バレーボールよりコートチェンジを増やすといった工夫がされています。
怪我の規定
5分間を過ぎても試合に復帰できない場合には、怪我をしたチームの負けです。ビーチバレーでは、怪我による試合中断や不戦敗を減らせるよう、バレーボールよりもタイムアウトの回数を増やして選手の体調管理を徹底しています。
ビーチバレーのルールを知ろう
バレーボールとビーチバレーのルールの違いに着目してビーチバレーを見ると、新たな角度から楽しむことができます。
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