バレーボールのフライングレシーブとは?やり方と練習方法を解説!
バレーボールのフライングレシーブとは、遠くに落ちそうなボールに向かってジャンプしてするレシーブです。フライングレシーブは守備範囲は広くなりますが、正しいフォームを知らないと体を強打します。フライングレシーブの入り方は、床に対して斜めに入り、胸・腹・足の順に着床する形です。
Writer
公式ライター まる蔵
選手・コーチ・認定審判員と、バレーボールと共に人生を謳歌しています。スポーツやバレーの楽しさをお伝えしたい、そう思いながらweb記事を書いています。
フライングレシーブとは?
フライングレシーブは全体が1度床から離れるので、飛び込む体制と着地の仕方が重要になります。
フライングレシーブのメリット
床に落ちそうなボールがフライングレシーブで上がると、チームの士気が上がり、攻撃も積極的になります。フライングレシーブの成功でチーム全体のモチベーションが上げることも大きなメリットです。
パンケーキレシーブとの違い
フライングレシーブはボールに飛びついて取るレシーブ全般のことを指し、パンケーキレシーブもフライングレシーブの1つです。
フライングレシーブのやり方
低い姿勢から前へジャンプしてボールを拾い、正しい着地をするまでの一連の動作をマスターしてフライングレシーブを試合で活かしましょう。
フライングレシーブの練習を始めるときは、肘や膝を床に打ち付けることが多いので、サポーターをつけることが怪我防止になります。
フライングレシーブの一連動作
①タイミングを計り、片足で踏み込む
②踏み込んだ足と逆側の足をけり上げる
③ボールに飛びついてすくい上げる
④アゴを上げて手・肘・胸・腹・足の順で床に着地する
着地のときにドスンと落ちると、アゴやお腹を強打して怪我をします。フライングレシーブの一連動作は着床するときの順番と形を覚えることが大切です。
正しいフォーム
バレーボールレシーブ技術/フライングレシーブ【バレCH#58】
フライングレシーブ初心者は、飛ぶ恐怖心から腰を曲げたり膝をつきがちです。初めはボールを使わずに、体を充分伸ばして胸から着地して滑る安全なフォームを覚えるのが正しい順番です。
ボールに触る位置
手をボールの真下に差し出すには、飛ぶタイミングを計ることが重要です。飛ぶ距離が短かいか飛びすぎるとボールの真下に手首が入りません。ボールをよく見てボールの真下に手首を入れることを意識しましょう。
見るべき場所
ボールの下を見ながらボールに向かうのが正しい方法ですが、他の選手にぶつからないことをあらかじめ確認することと、声を出してアピールすることが危険防止になります。
フライングレシーブのコツ
・飛ぶ恐怖心を克服すること
・正しい飛び方と滑り方を体得すること
正しい形が身につけば、飛ぶことに対する恐怖心もなくなります。飛ぶことに対する抵抗をなくしながら、滑り込みの形を体に覚えさせていけば、必ずフライングレシーブをマスターできます。
飛ぶ恐怖心の克服
実戦では立って構えた位置から飛び込みますが、初めは座った状態から手・胸・腹・足の順に床に着く感覚を覚えましょう。足をけり上げて斜めに床へ向かうことも同時に練習して、痛くない着地ができれば恐怖心もなくなります。
滑り込みの形
滑り込みの形は、チームメイトにチェックしてもらうのも効果があります。自分はできていると思っても、周りから見れば間違っているケースが多く、指摘してもらい修正することが上達の早道です。
ボールとの距離感
フライングの体勢を覚えたら、次に自分の手首にボールが当たることを目標に距離感を覚えましょう。ボールとの距離感を計るには、ボールの下をよく見て飛び込むタイミングを調整することが大切です。
フライングレシーブの練習方法
【バレー初心者向け】フライングレシーブが上手になる練習方法【逆立ちから胸つけ】パート①
初めに正しい体勢を覚えてからボールを使った練習をするのが正しい順序です。
フライングフォームの習得
2013年08月17日 プリンズバレー フライングレシーブ練習
【正しいフライングフォームの基礎】
①アゴを上げて胸から着地してお腹・太ももの順番で着地
②背筋を使って体を反らせる
ボールを使っての練習の前に、体育館や家の床で、胸から着地することに慣れるまで繰り返し練習しましょう。同時に、足をけり上げることも意識して飛び込む角度を調節することも大切です。
ボールに飛びつく練習
ボールに意識がいくと、ボールなしで飛ぶよりも難易度があがるので、初めはボールに触ることを目標にしましょう。
具体的な練習方法は、飛び込んでレシーブすることができる位置にボールを高めに投げてもらいフライングレシーブをします。レシーバーから2m前方に投げることから始めて、3m~4mと徐々に距離を伸ばすのがコツです。
飛び込みタイミングを覚える練習
フライングレシーブを試合で使えるコツと練習方法をスロー映像で徹底解説【バレーボール】
タイミングを覚える練習のやり方はボールに飛びつく練習と同一で、レシーバーの前に投げるだけではなく、ネットの反対側からフェイント気味にボールを入れることが有効です。アタックラインの後ろで構えて逆コートからフェイント気味のボールを繰り返し入れてもらいフライングレシーブします。
フライングレシーブの疑問
フライングレシーブの最終目的は、遠くに落ちそうなボールをレシーブして守備範囲を広げることなので、疑問を解決して積極的にチャレンジしましょう。
初心者はまず何からしたらいいの?
正しいレシーブの基礎は腰を低く構えることで、低い位置からのレシーブはフライングレシーブのコツにつながります。高い位置からのフライングは危険なので、初心者は常に腰を落としてレシーブすることを体得してからフライングレシーブに挑戦することが大切です。
家でできる練習方法はあるの?
フローリングの床で、手をついて胸で着床して腹・太ももの順で滑り込む練習ができます。カーペットや畳は滑らないことと材質を傷めてしまうのでおすすめできません。
フライングレシーブは背筋が強くないとできないので、自宅に適当な場所がない場合は背筋を強くする筋トレが効果的です。
筋トレはどこを中心にしたらいいの?
背筋トレーニング7種目!
家でも、うつぶせになりアゴと手と足を上げる動作を30秒間繰り返すだけで背筋の強化ができます。家でスキマ時間やテレビを見ながら毎日数セットおこなえば、必ずフライングレシーブに必要な背筋力がアップします。
フライングレシーブはレシーブ範囲を大きく広げる
女性の選手の場合は、男性以上に体を反らせることを意識して胸を強打しないことに留意しましょう。
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