
タッチネットとは?バレーボールのルールを分かりやすく解説!
バレーボールのタッチネットとは、手や体でネットやアンテナを触ってはいけないことに関するルールです。アタックのときなどボールに関連する動作のみに適用されるもので、同じタッチネットに見える行為でも、得点が決まった後やボールと関係のないところでされた行為であれば反則になりません。
2021.12.16
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バレーボール
Index
タッチネットとは?
タッチネットとは、バレーボールの試合中に、ボールに反応して動いている選手の体が両アンテナ間のネットに接触することを指す反則です。
タッチネットの対象には、ボールに触れたプレーヤーのみならず、ボールの近くでボールにあわせて動いていた選手も含まれます。
タッチネットの対象には、ボールに触れたプレーヤーのみならず、ボールの近くでボールにあわせて動いていた選手も含まれます。
タッチネットの範囲
タッチネットの範囲とは、支柱や支柱とネットを繋げるロープ部分を除いた、次の3つの網部分を指します。
・左右のアンテナ
・ネット上部の白帯
・ネットの網部分
タッチネットの適用範囲は、2009年には白帯のみに緩和されましたが、2015年のルール改正で、ボールをプレーする動作中の選手が両アンテナ間のネットに接触することへと変更されました。
・左右のアンテナ
・ネット上部の白帯
・ネットの網部分
タッチネットの適用範囲は、2009年には白帯のみに緩和されましたが、2015年のルール改正で、ボールをプレーする動作中の選手が両アンテナ間のネットに接触することへと変更されました。
タッチネットの呼び方とは?
英語 | 意味 |
---|---|
タッチ(touch) | 触る |
ネット(net) | 網 |
タッチネットの呼び方には、タッチネットとネットタッチの2種類がありますが、ルールブック上では、タッチネットが正しいバレーボール用語だと記されています。
2つの呼び方は、どちらも英語の意味をあわせた和製語で、直訳すると網に触るとなり、関西圏ではネッチとも呼ばれます。
2つの呼び方は、どちらも英語の意味をあわせた和製語で、直訳すると網に触るとなり、関西圏ではネッチとも呼ばれます。
タッチネットのルール上の定義
via www.photo-ac.com
タッチネットのルール上の定義とは、ボールの近くでボールに紐づく動きをするときは、3つの箇所にぶつかってはいけないことです。
・アンテナ
・ネット
・白帯
タッチネットを取られるかどうかの判断には、ボールに関連した動きであるのかが重要で、プレーヤーがボールに触ったか否かは、反則に直接関係がありません。
・アンテナ
・ネット
・白帯
タッチネットを取られるかどうかの判断には、ボールに関連した動きであるのかが重要で、プレーヤーがボールに触ったか否かは、反則に直接関係がありません。
アタック時のタッチネットの定義
アタック時にタッチネットとなる行動の定義は、大きく分けて4つです。
・攻撃するための移動・走り出し
・スパイクを打つためのジャンプ
・ボールの打撃
・打撃後の着地
いずれの場合も、ボールに本当に触ったかどうかは関係なく、ボールを打とうとしたかやラリーに参加しようとしたかが着目点となります。スパイクで得点が決まった後であれば、着地でネットやアンテナに当たったとしても反則にはなりません。
・攻撃するための移動・走り出し
・スパイクを打つためのジャンプ
・ボールの打撃
・打撃後の着地
いずれの場合も、ボールに本当に触ったかどうかは関係なく、ボールを打とうとしたかやラリーに参加しようとしたかが着目点となります。スパイクで得点が決まった後であれば、着地でネットやアンテナに当たったとしても反則にはなりません。
ブロック時のタッチネットの定義
ブロック時にタッチネットを取られる行動の定義は、大きく分けて4つあります。
・ブロックするために場所を移動する動き
・ブロックのためのジャンプ
・手を伸ばすなどのブロック
・ブロック後の着地
実際にボールが当たっていなくても、球際でブロックをしていた選手の手や体が白帯やアンテナに当たった場合には、タッチネットの反則が適用されます。判断のポイントは、ラリーに参加していた選手であるかどうかです。
・ブロックするために場所を移動する動き
・ブロックのためのジャンプ
・手を伸ばすなどのブロック
・ブロック後の着地
実際にボールが当たっていなくても、球際でブロックをしていた選手の手や体が白帯やアンテナに当たった場合には、タッチネットの反則が適用されます。判断のポイントは、ラリーに参加していた選手であるかどうかです。
タッチネットの実際の反則の例
タッチネットは、2つのシーン別の実際の反則の例を見ると理解しやすくなります。
・アタックするときの例
・ブロックするときの例
・アタックするときの例
・ブロックするときの例
アタックするときの例
アタックのシーン | タッチネットの反則 |
---|---|
スパイクで手が白帯に当たる | 〇 |
クイックでジャンプしてネットに当たる | 〇 |
ネットに触って高くジャンプする | 〇 |
アタックの着地でネットにぶつかる | 〇 |
アタックの勢いで頭がアンテナに当たる | ☓ |
アタックの反動で体が支柱にぶつかる | ☓ |
得点が決まってから着地でぶつかる | ☓ |
スパイク後の着地でネットにぶつかった場合は、当たったタイミングによって反則か否かが変わるため、反則を取られる状況を場面別に理解することがポイントです。
ブロックするときの例
ブロックのシーン | タッチネットの反則 |
---|---|
ブロックでジャンプしてネットに当たる | 〇 |
ブロックで腕が白帯に当たる | 〇 |
ブロックで腕がネット脇のロープに当たる | ☓ |
ラリーに関係ない場所でブロックの手がネットに当たる | ☓ |
ブロック後に振り向いた体がネットにぶつかる | ☓ |
相手スパイクがネットを揺らし、体にネットが触れる | ☓ |
ブロックの場合では、アタッカーが打つボールの近くで飛んだか否かと、クイックなどによる相手チームのフェイクでボールと関係のない場所でブロックしていたかの2点に着目します。
タッチネットでボールプレーなる場合とは?
via pixabay.com
タッチネットでボールプレーになる場合とは、コート内にいる選手がボールに絡むために動き出した瞬間から、ボールに触れるような3つの動きを終えてフロアに足が着くまでの時間の全てのことを指します。
・アタック
・ブロック
・パス
実際に触れていない場合でも、ボールの近くにいてラリーの動きに連動していれば、ボールプレーだとみなされてしまうため注意が必要です。
・アタック
・ブロック
・パス
実際に触れていない場合でも、ボールの近くにいてラリーの動きに連動していれば、ボールプレーだとみなされてしまうため注意が必要です。
ボールプレーとは?
ボールプレーとは、試合中にボールに対してする動きのことで、ボールに関わるプレーの動き出しから動き終わりまでの全ての行為を指します。ただし、コート内のプレーヤーであっても、止まってラリーを目で追う状態である場合はボールプレーをしているとはみなしません。
【スパイクを打つ場合の例】
走り出す→ジャンプする→ボールを打つ→着地
【ブロックをする場合の例】
移動する→ジャンプする→ブロックする→着地
【スパイクを打つ場合の例】
走り出す→ジャンプする→ボールを打つ→着地
【ブロックをする場合の例】
移動する→ジャンプする→ブロックする→着地
ボールに触れていなくても適応されるボールプレーとは?
選手はボールに実際に触れていない場合でも、ボールの近くにいてラリーの動きに連動していればボールプレーをしているとみなされます。
【タッチネットを取られるボールプレー】
・クイックのおとりになって飛んだアタッカーが、ネットや白帯に当たる
・ボールの近くで飛んだブロッカーが、ネットや白帯に当たる
【タッチネットを取られるボールプレー】
・クイックのおとりになって飛んだアタッカーが、ネットや白帯に当たる
・ボールの近くで飛んだブロッカーが、ネットや白帯に当たる
タッチネットの気になる疑問
タッチネットに対して、バレーボール初心者やルールに詳しくない人が持つ疑問点は、次の2つです。
・髪の毛はどうなるか
・オーバーネットとの違い
・髪の毛はどうなるか
・オーバーネットとの違い
髪の毛はどうなるの?
選手の髪の毛がネットやアンテナに当たってしまった場合は、試合内容に影響がでたときのみタッチネットとなります。
【タッチネットになる場合】
・毛束がネットに触れたことで相手のプレーに影響を及ぼしたとき
・髪の毛がネットに絡まってラリーを中断させとき
【タッチネットにならない場合】
・毛先がネットやアンテナに触れる程度
【タッチネットになる場合】
・毛束がネットに触れたことで相手のプレーに影響を及ぼしたとき
・髪の毛がネットに絡まってラリーを中断させとき
【タッチネットにならない場合】
・毛先がネットやアンテナに触れる程度
オーバーネットとの違い
種類 | 反則となる内容 | 対象部位 |
---|---|---|
タッチネット | ネットに触る | 全身 |
オーバーネット | 相手領域で攻撃 | 手・腕 |
タッチネットとオーバーネットの違いは、対象となるプレー内容と部位の違いです。タッチネットは接触プレーに対する反則ですが、オーバーネットはプレー領域に対する反則となります。
オーバーネットでは手や腕のみが対象になりますが、タッチネットでは、プレーヤーの全身を対象とすることが違いを見分けるポイントとなります。
オーバーネットでは手や腕のみが対象になりますが、タッチネットでは、プレーヤーの全身を対象とすることが違いを見分けるポイントとなります。
バレーボールのタッチネットを理解しよう
バレーボールのタッチネットは、一見単純なルールに見えますが、偶発的な接触であったり、ラリーに直接関係していなかったりした場合にはネットをタッチしても反則行為とはみなされないため、厳密な判定が難しいです。
プレーヤーには、タッチネットの判断基準を理解し、ネットに触れないようにプレーすることが求められます。
プレーヤーには、タッチネットの判断基準を理解し、ネットに触れないようにプレーすることが求められます。
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