タッチネットとは?バレーボールのルールを分かりやすく解説!
バレーボールのタッチネットとは、手や体でネットやアンテナを触ってはいけないことに関するルールです。アタックのときなどボールに関連する動作のみに適用されるもので、同じタッチネットに見える行為でも、得点が決まった後やボールと関係のないところでされた行為であれば反則になりません。
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公式ライター Activel_director
タッチネットとは?
タッチネットの対象には、ボールに触れたプレーヤーのみならず、ボールの近くでボールにあわせて動いていた選手も含まれます。
タッチネットの範囲
・左右のアンテナ
・ネット上部の白帯
・ネットの網部分
タッチネットの適用範囲は、2009年には白帯のみに緩和されましたが、2015年のルール改正で、ボールをプレーする動作中の選手が両アンテナ間のネットに接触することへと変更されました。
タッチネットの呼び方とは?
英語 | 意味 |
---|---|
タッチ(touch) | 触る |
ネット(net) | 網 |
2つの呼び方は、どちらも英語の意味をあわせた和製語で、直訳すると網に触るとなり、関西圏ではネッチとも呼ばれます。
タッチネットのルール上の定義
・アンテナ
・ネット
・白帯
タッチネットを取られるかどうかの判断には、ボールに関連した動きであるのかが重要で、プレーヤーがボールに触ったか否かは、反則に直接関係がありません。
アタック時のタッチネットの定義
・攻撃するための移動・走り出し
・スパイクを打つためのジャンプ
・ボールの打撃
・打撃後の着地
いずれの場合も、ボールに本当に触ったかどうかは関係なく、ボールを打とうとしたかやラリーに参加しようとしたかが着目点となります。スパイクで得点が決まった後であれば、着地でネットやアンテナに当たったとしても反則にはなりません。
ブロック時のタッチネットの定義
・ブロックするために場所を移動する動き
・ブロックのためのジャンプ
・手を伸ばすなどのブロック
・ブロック後の着地
実際にボールが当たっていなくても、球際でブロックをしていた選手の手や体が白帯やアンテナに当たった場合には、タッチネットの反則が適用されます。判断のポイントは、ラリーに参加していた選手であるかどうかです。
タッチネットの実際の反則の例
・アタックするときの例
・ブロックするときの例
アタックするときの例
アタックのシーン | タッチネットの反則 |
---|---|
スパイクで手が白帯に当たる | 〇 |
クイックでジャンプしてネットに当たる | 〇 |
ネットに触って高くジャンプする | 〇 |
アタックの着地でネットにぶつかる | 〇 |
アタックの勢いで頭がアンテナに当たる | ☓ |
アタックの反動で体が支柱にぶつかる | ☓ |
得点が決まってから着地でぶつかる | ☓ |
ブロックするときの例
ブロックのシーン | タッチネットの反則 |
---|---|
ブロックでジャンプしてネットに当たる | 〇 |
ブロックで腕が白帯に当たる | 〇 |
ブロックで腕がネット脇のロープに当たる | ☓ |
ラリーに関係ない場所でブロックの手がネットに当たる | ☓ |
ブロック後に振り向いた体がネットにぶつかる | ☓ |
相手スパイクがネットを揺らし、体にネットが触れる | ☓ |
タッチネットでボールプレーなる場合とは?
・アタック
・ブロック
・パス
実際に触れていない場合でも、ボールの近くにいてラリーの動きに連動していれば、ボールプレーだとみなされてしまうため注意が必要です。
ボールプレーとは?
【スパイクを打つ場合の例】
走り出す→ジャンプする→ボールを打つ→着地
【ブロックをする場合の例】
移動する→ジャンプする→ブロックする→着地
ボールに触れていなくても適応されるボールプレーとは?
【タッチネットを取られるボールプレー】
・クイックのおとりになって飛んだアタッカーが、ネットや白帯に当たる
・ボールの近くで飛んだブロッカーが、ネットや白帯に当たる
タッチネットの気になる疑問
・髪の毛はどうなるか
・オーバーネットとの違い
髪の毛はどうなるの?
【タッチネットになる場合】
・毛束がネットに触れたことで相手のプレーに影響を及ぼしたとき
・髪の毛がネットに絡まってラリーを中断させとき
【タッチネットにならない場合】
・毛先がネットやアンテナに触れる程度
オーバーネットとの違い
種類 | 反則となる内容 | 対象部位 |
---|---|---|
タッチネット | ネットに触る | 全身 |
オーバーネット | 相手領域で攻撃 | 手・腕 |
オーバーネットでは手や腕のみが対象になりますが、タッチネットでは、プレーヤーの全身を対象とすることが違いを見分けるポイントとなります。
バレーボールのタッチネットを理解しよう
プレーヤーには、タッチネットの判断基準を理解し、ネットに触れないようにプレーすることが求められます。
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