コントロールオリエンタードとは?ボールコントロールを身につけよう
サッカーのコントロールオリエンタードとは、ファーストタッチで相手を交わしてしまうというドリブルとトラップを合わせた技術です。コントロールオリエンタードとはスペイン語で方向づけをしたボールコントロールという意味で、足元に止めるだけがトラップではないということです。
2022.12.25
|
サッカー
Writer
Index
コントロールオリエンタードとは?
コントロールオリエンタード(Control Orientado)とはスペイン語で方向づけをしたボールコントロールの意味を持ちます。
ボールを受け手から次のプレーをしやすくするためには、視野を確保するための身体の向きを作り、自分がプレーしたい場所へと方向づけしたコントロールが必要となります。
このことをコントロールオリエンタードと呼びます。
ボールを受け手から次のプレーをしやすくするためには、視野を確保するための身体の向きを作り、自分がプレーしたい場所へと方向づけしたコントロールが必要となります。
このことをコントロールオリエンタードと呼びます。
トラップとの違い
トラップとはボールを止める技術のことを指しますが、ファーストタッチで体の向きを変えたり、ボールを運ぶことがコントロールオリエンタードです。
ボールを止めるだけなら技術を高めるとできますが、コントロールオリエンタードはどこにボールをコントロールするかという状況判断が必要となるという意味で違いがあります。
ボールを止めるだけなら技術を高めるとできますが、コントロールオリエンタードはどこにボールをコントロールするかという状況判断が必要となるという意味で違いがあります。
日本ではファーストタッチという言葉がありますが、ファーストタッチはトラップとコントロールオリエンタードを合わせたあいまいな意味で使用されます。
日本語でコントロールオリエンタードと使うのは長いですし、意味が想像しにくいので別の分かりやすい日本語でコントロールオリエンタードを表現する方法が求められます。
日本語でコントロールオリエンタードと使うのは長いですし、意味が想像しにくいので別の分かりやすい日本語でコントロールオリエンタードを表現する方法が求められます。
コントロールオリエンタードの練習方法
コントロールオリエンタードは鳥かごやロンドと呼ばれる少人数でのボール回しで練習することができます。
1つめは赤が攻撃側、青が守備側で右側の赤い選手にパスを出すシーンです。
2つめは、ボールを受けた赤い選手が足下にボールをトラップすると青の選手に寄せられてしまいますが、コントロールオリエンタードで前にボールを運ぶと青の選手の守備の狙いを外すことができます。
コントロールオリエンタードの練習のポイント
コントロールオリエンタードの練習するための3つのポイントを紹介します。
①ボールとゴールの両方を見られる身体の向きを作り、ボールを受ける
②前にスペースがあるときは、足元にボールを止めず、ゴール方向へボールを運ぶ
③右から来たボールは左足で、左から来たボールは右足で止める意識を持つ
この3つのことを意識しながらプレーするとコントロールオリエンタードが上手くなります。
①ボールとゴールの両方を見られる身体の向きを作り、ボールを受ける
②前にスペースがあるときは、足元にボールを止めず、ゴール方向へボールを運ぶ
③右から来たボールは左足で、左から来たボールは右足で止める意識を持つ
この3つのことを意識しながらプレーするとコントロールオリエンタードが上手くなります。
関連記事
コントロールオリエンタードを身につけるメリット
コントロールオリエンタードを身につけることは、攻撃面で大きなメリットがあります。
視野の確保
味方からパスを受けるときに、視野を確保することでプレーの選択肢を増やすことができます。
ボールにおへそを向けた正面の状態でトラップすると視野が狭くなってしまいます。
コントロールオリエンタードはボールに対して半身で受けるので、ボールと相手を同時に視野に入れやすく適切な状況判断につながります。
コントロールオリエンタードができると自然と視野が広くなりプレーの選択肢が増えます。
ボールにおへそを向けた正面の状態でトラップすると視野が狭くなってしまいます。
コントロールオリエンタードはボールに対して半身で受けるので、ボールと相手を同時に視野に入れやすく適切な状況判断につながります。
コントロールオリエンタードができると自然と視野が広くなりプレーの選択肢が増えます。
ボールキープを安定させる
相手ディフェンスからのフィジカルコンタクトを避けることは、ボールキープを安定させます。
コントロールオリエンタードは、相手とボールを同時に見ることが出来る半身と呼ばれる体の向きで相手のプレッシャーを視野に入れた状態でボールを受けるので、プレッシャーを外す受け方ができます。
コントロールオリエンタードによって相手ディフェンスから捕まらずにボールを受けることは、中盤の選手にとって重要なスキルです。
コントロールオリエンタードは、相手とボールを同時に見ることが出来る半身と呼ばれる体の向きで相手のプレッシャーを視野に入れた状態でボールを受けるので、プレッシャーを外す受け方ができます。
コントロールオリエンタードによって相手ディフェンスから捕まらずにボールを受けることは、中盤の選手にとって重要なスキルです。
コントロールオリエンタードが上手い選手
コントロールオリエンタードが上手い2人の選手を紹介します。FCバルセロナで育った選手は全体的にコントロールオリエンタードが上手い傾向があります。
イニエスタ
アンドレス イニエスタ
via www.youtube.com
イニエスタ選手はFCバルセロナの下部組織出身で現在はヴィッセル神戸所属のイニエスタ選手は体格も小柄で身体能力に優れた選手とはいえません。
しかしながら、イニエスタ選手からボールを奪うことは至難の業です。
ポジショニング、技術に加えて、コントロールオリエンタードを含めたボールの受け方が上手いからこそイニエスタ選手は超一流です。
動画のゴールシーンでは足下にトラップすると見せかけて、コントロールオリエンタードでターンしてディフェンスを置き去りにしてゴールを奪っています。
しかしながら、イニエスタ選手からボールを奪うことは至難の業です。
ポジショニング、技術に加えて、コントロールオリエンタードを含めたボールの受け方が上手いからこそイニエスタ選手は超一流です。
動画のゴールシーンでは足下にトラップすると見せかけて、コントロールオリエンタードでターンしてディフェンスを置き去りにしてゴールを奪っています。
香川真司
香川 真司 テクニック ルーレット ターン
via www.youtube.com
トップ下というもっともマークがきついポジションでブンデスリーガで大活躍した香川真司選手はコントロールオリエンタードが上手い選手としてあげられます。
香川真司選手は、小柄でパワーはありませんが、俊敏性とターン技術が高くコントロールオリエンタードを使うことで相手から捕まらないプレースタイルを確立しています。
動画はコントロールオリエンタード2連発です。
1度目は左足でボールを持つふりをして右足に持ち替えています。
2度目はターンでボールに触れることなく相手を置き去りにしています。
香川真司選手は、小柄でパワーはありませんが、俊敏性とターン技術が高くコントロールオリエンタードを使うことで相手から捕まらないプレースタイルを確立しています。
動画はコントロールオリエンタード2連発です。
1度目は左足でボールを持つふりをして右足に持ち替えています。
2度目はターンでボールに触れることなく相手を置き去りにしています。
FCバルセロナの下部組織出身の選手はコントロールオリエンタードが上手い傾向がありますが、イニエスタ選手だけではなく、香川真司選手もFC宮城バルセロナユース出身なのでバルセロナの育成メソッドで育った選手といえます。
コントロールオリエンタードを使ったプレー動画
【ドイツの天才】 トニ・クロースのワンタッチで相手を抜き去るドリブル&テクニック集
via www.youtube.com
コントロールオリエンタードを使ったプレー動画を紹介します。この動画はレアルマドリードのトニ・クロース選手のコントロールオリエンタードをまとめたものです。
トニ・クロース選手は、足が長く、状況判断が良く、ファーストタッチの上手さがあるので、コントロールオリエンタードがシンプルで上手いです。
動画の3分までのシーンでは、右足から左へ、左足から右足へ持ち替えるというコントロールオリエンタードを使っています。
トニ・クロース選手は、足が長く、状況判断が良く、ファーストタッチの上手さがあるので、コントロールオリエンタードがシンプルで上手いです。
動画の3分までのシーンでは、右足から左へ、左足から右足へ持ち替えるというコントロールオリエンタードを使っています。
海外で活躍するにはコントロールオリエンタードが必要な理由
海外で活躍するためにコントロールオリエンタードが必要な理由は、フィジカルコンタクトを避けることができるためです。
日本人選手がヨーロッパのリーグでプレーするときにはフィジカルコンタクトが弱点になりやすいために、攻撃的なポジションの選手は相手のマークから捕まらないための技術であるコントロールオリエンタードを習得しておく必要があります。
香川真司選手、南野拓実選手、乾貴士選手はJリーグ時代からコントロールオリエンタードが上手く、海外で活躍する日本人選手の共通点としてコントロールオリエンタードを身につけて海外に渡ったことが挙げられます。
日本人選手がヨーロッパのリーグでプレーするときにはフィジカルコンタクトが弱点になりやすいために、攻撃的なポジションの選手は相手のマークから捕まらないための技術であるコントロールオリエンタードを習得しておく必要があります。
香川真司選手、南野拓実選手、乾貴士選手はJリーグ時代からコントロールオリエンタードが上手く、海外で活躍する日本人選手の共通点としてコントロールオリエンタードを身につけて海外に渡ったことが挙げられます。
商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。