テニスボールでリフティングするとサッカーが上達する!効果的なやり方を解説!
テニスボールリフティングとは、サッカーボールではなくテニスボールを使ってリフティングすることを指します。通常よりも小さい球体でリフティングをするためコントロールが難しく、難易度の高い練習です。ボールタッチの精度や身体の動かし方を習得でき、サッカーに必要な技術が向上します。
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公式ライター Activel_director
テニスボールリフティングとは?
サッカーボールに比べて圧倒的に小さい球体をリフティングするため、難易度がかなり高まります。神の子と呼ばれた元アルゼンチン代表マラドーナ選手をはじめ、サッカー界の多くの一流選手が実践していたトレーニング方法です。テニスボールリフティングを極めてボールコントロール技術を高めましょう。
テニスボールリフティングの効果
【得られる効果】
・ボールミート力の向上
・ボディーコントロール力の向上
・集中力の向上
テニスボールリフティングはボールコントロールの技術だけでなく、身体の動かし方も鍛えられる練習方法であり、サッカー選手に必要な要素が多く含まています。テニスボールを自由自在に扱えるようになると、必ずサッカーのパフォーマンスも向上します。
ボールミート力の向上
テニスボールを蹴る位置が中心から少しでもずれていると、真上にボールが上がらないためサッカーボール以上に中心を捉える力が必要です。テニスボールでボールの中心を蹴る感覚がつかめると、ミート力が向上し、より強いシュートや正確なパスが出せます。
ボディコントロール力の向上
テニスボールリフティングでボディーコントロール力を向上させると、常にボールを身体の正面で扱う意識づけがされ、正確に身体が動かせるようになりコントロールを乱さずにトラップしたり、ドリブルしたりすることができます。
集中力の向上
サッカーの試合終盤でよく起きることは、疲労を原因とした集中力の散漫でボールの芯を捉えられずにミスをしてしまうことです。テニスボールリフティングで集中力を向上させると、疲れていてもボールの芯を捉える力が身につき、ボールコントロールをいつでも正確にできる選手になります。
テニスボールリフティングのやり方
サッカーボールのリフティングとやり方は基本的に同じですが、ボールが小さいのでテニスボールの軌道をよく見ながらリフティングをおこないます。
テニスボールリフティングの基本姿勢
背中から頭までの上半身全体が前かがみになってしまうと足が窮屈になり動かしづらくなりますが、首から頭にかけての顔全体は前傾を意識することでボールと身体の距離感を一定に保つことができ、ボールコントロールが安定します。
テニスボールの捉え方
・テニスボールを足の甲で捉える
・テニスボールの真下かつ中心を捉える
次のコントロールがしやすいように真上にボールをあげるためには、面積が一番広い足の甲でボールを捉えて軌道を安定させることが必要です。テニスボールは、ボールの真下かつ中心を足の甲でとらえることで、まっすぐに上がっていく性質があるため、足がボールの右や左にずれないようにしてボールを捉えます。
身体の動かし方
身体移動は身体とボールが離れてボールが浮いているタイミングでおこない、ボールの落下地点に対して正面に身体がくるように毎回移動します。リフティング中の身体とボールの距離間が常に一定の間隔を保てる位置に身体を動かすことが重要です。
テニスボールリフティングのコツ
ボールを蹴り上げるときに足がボールに対して一定の方向を向いていないと、ボールが予期していないところに飛んでいってしまいます。また、足首やひざの関節に力が入っていると、いくら正確な方向や角度でボールが捉えられていても、正確にコントロールすることができなくなります。
テニスボールに当てる足の向き
つまさきを45°以上に反るとボールが自分の体の方向に返ってきてしまいますし、反対につまさきを20°以下に下げると体の外側にボールが飛んでいってしまいます。地面に対して20°〜45°の足の角度でボールに触り、自分にとって一番安定する足の角度をトレーニング中に見つけることがおすすめです。
足首とひざの使い方
足首とひざの関節に力が入ってしまっていると、脚全体が棒のようになりボールに対する反発力が大きくなります。布団にボールを投げても大きく跳ね返ってこないことからも分かりますが、やわらかいところにボールが当たると跳ね返りは少なくなります。足首とひざの関節には力を入れず、脚全体をクッションのようにしてボールを蹴りましょう。
テニスボールを使ったリフティングのアドバイス
毎日短時間なら飽きずに継続ができ、前日のトレーニングで良かった感覚を忘れないまま翌日のトレーニングに活かすことができます。5〜10分の短時間でよいので、毎日自主練に取り入れることをおすすめします。
テニスボールとリフティングボールの違い
テニスボールリフティングは小さくて難しすぎると感じた場合は、まずはリフティングボールを使ってトレーニングすることをおすすめします。
ボールの種類 | 直径 | 素材 |
テニスボール | 6.54〜6.86cm | 表面はフェルト、中はゴム製 |
---|---|---|
リフティングボール | 10〜15cm | ゴム製 |
テニスボールリフティングのバリエーション
※テニスボールリフティングのバリエーション
・つまさきでテニスボールリフティング
・2人組でテニスボールリフティングパス交換
・複数人でしりとりをしながらテニスボールリフティングパス交換
テニスボールリフティングでサッカーの技術を向上させよう!
テニスボールリフティングで100回や1000回をクリアすることはすごいことですが、結果的に試合中のパフォーマンスが向上しなければ練習の意味はありません。リフティングの回数は大切ですが、テニスボールリフティングのトレーニングを通じて試合中に活かせるボールの芯の捉え方や身体の動かし方を習得しましょう。
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