Cクイックとは?バレーボールのクイックの具体的なやり方を解説!
バレーボールのCクイックとは、セッターのすぐ後ろで打つ速攻の事です。少し難易度が高いプレーですが、現代のコンビネーションバレーにおいては重要な攻撃です。セッターとアタッカーのタイミングをしっかり合わせることにより、バレーボールのCクイックは確実に成功率があがります。
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公式ライター Activel_director
Cクイックとは?
セッターは状況に応じてオープン攻撃や速攻を使い分けますが、相手ブロックやレシーブが整っていないときに速攻攻撃は特に効果を発揮します。
Aクイックとの違い
Aクイックではセッターが自身の前方に短いトスをあげ、アタッカーはボールの最高到達点や上がっている途中でスパイクを打ちます。CクイックはAクイックとは反対に、セッターが後ろ側に短く上げたトスをアタッカーがスパイクするものです。
Bクイックとの違い
Cクイックはセッターの後方で、距離もセッターに近い位置にトスが上げられる攻撃です。速攻はコンビネーションのなかで、AクイックをおとりにしてBやCクイックと組み合わせて使われています。
Cクイックのやり方
調査結果によるとセッターの手からボールが離れてから、アタッカーがスパイクするまでの時間は平均すると0.37秒となります。セッターの手からボールが離れるときには既にジャンプをしていないと間にあいません。
Cクイックの基本的な動作
【Cクイックの基本】バレーボール【スパイク】
【Cクイックの流れ】
①相手のサーブをカット、自分のレシーブでない場合はすぐに助走を始める場所に移動。
②レシーブがセッターの位置にきちんと返ったら助走を始める。
③素早いフォームでジャンプし、空中でトスを待ち、斜め下から上がってくるボールを叩くイメージでアタックする。
Cクイックの必要性
守備の的を絞りにくくさせて、確実に得点のチャンスを増やす有効な手段になります。
Cクイックのコツ
速攻は、オープン攻撃のように身体全体を使って力いっぱい打ち込むのでなく、コンパクトな助走で素早くボールにミートすることを意識する必要があります。
Cクイックの理解の仕方
基本のモーションはAクイックと変わりません。セッターの向いている側で打つのがAクイック、後ろ側で打つのがCクイックと覚えておけば間違いありません。動きはほぼ一緒で、クイックに入る時には動き出しの位置がとても重要です。
Cクイックのスパイクのポイント
①ボールがセッターに収まりそうになったら助走に入る
②セッターとボールを見ながら素早いモーションでジャンプ
③空中でボールを待ち、ネットに触れないようにコンパクトにミートする
Cクイックの練習方法
助走はライトの方向から真っ直ぐに入っていくパターンと、センターの位置からセッターの後ろに回り込むパターンで、2種類を練習しておきましょう。
Cクイック特有の打ち方には、他の攻撃とは違った特徴があります。2つを踏まえて練習していけば、Cクイックの成功率は高いです。
Cクイックの助走
助走の開始位置はセンターやライトの位置で、どちらの位置からでもスムーズにジャンプに入れるようにトレーニングしましょう。
ボールがセッターに収まるタイミングでジャンプできるように、ボールの軌道とセッターの位置を確認しながら踏み込んでジャンプする練習をしてください。
Cクイック特有の打ち方
ネットタッチを防ぐためには、右手のスイングをなるべくコンパクトに、ボールにミートしたら振り下ろさずに途中で止めるか、触らない方向に流す必要があります。
Cクイックのトスの練習法
Cクイックはライト側を見てトスをあげればもっと簡単ですが、相手ブロックにマークされやすくなってしまいます。
Cクイックはバックトスで打たせることによって、相手ブロックのマークを外しやすくしているので、後ろを向いたままアタッカーと呼吸を合わせることが大切になります。
Cクイックのトスのポイント
ネットに対して斜めに立つことにより、レフト側の選手のこともライト側の選手のことも見えるので、A、B、Cとクイックの選択肢も広がります。アタッカーが右利きの場合は、肩幅の分Aクイックに比べてトスが長めである必要があり、左利きの場合では、逆になります。
アタッカーとのタイミングの合わせ方
どういったタイミングで声を掛けあうかを前もって決めておけば、試合のなかでも活かせるはずです。
バレーボールの攻撃の幅を広げるCクイック
Aクイック、Bクイックやオープン攻撃と組みあわすことにより攻撃の幅が広がり、得点のチャンスを生み出してくれます。セッターやアタッカーにとって少し難易度が高い技術ではありますが、Cクイックをマスターすることによって、ますますバレーボールが楽しいものになるはずです。
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