須江航監督の名言30選!仙台育英の「青春って、すごく密なので」と人生は敗者復活戦
仙台育英の須江航監督の名言30選を、2018年の監督就任から2026年夏の甲子園まで年ごとに。「青春って、すごく密なので」の優勝インタビューや「人生は敗者復活戦」の場面、須江航監督が著書に書いた指導の名言も、何年のどの試合の言葉かと一緒に読めます。
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公式ライター Activel編集部
「青春って、すごく密なので」。2022年8月22日、夏の甲子園で東北勢として初めて優勝した仙台育英の須江航監督は、優勝インタビューでコロナ禍の高校生をこうたたえました。須江航監督の名言30選を、監督になった2018年から2026年夏の甲子園まで、どの試合の後の言葉かと一緒に年ごとに並べ、最後に著書の名言も載せています。
須江航監督のプロフィール
仙台育英の選手としては試合に出ないまま高校野球を終えた須江航監督は、中学校の監督を経て、母校の硬式野球部の監督になりました。名言の多くは、仙台育英の野球部の監督として甲子園や宮城大会を戦った試合の後に生まれています。
基本プロフィール

埼玉県で生まれた須江監督は、高校から宮城県の仙台育英に進みました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 生年月日 | 1983年4月9日 |
| 出身地 | 埼玉県 |
| 出身校 | 仙台育英高校・八戸大学 |
| 秀光中の監督 | 2006年〜 |
| 仙台育英の監督 | 2018年1月〜 |
| 夏の甲子園 | 2022年優勝・2023年準優勝 |
| 担当教科 | 情報科 |
| 著書 | 3冊 |
高校では2年の秋から選手をやめてチームを支える裏方(グラウンドマネージャー)になり、3年の春と夏は記録員として甲子園のベンチに入りました。八戸大学では学生コーチを務め、2006年から仙台育英の系列校、秀光中等教育学校の軟式野球部を率いて、2014年に全国中学校軟式野球大会で優勝しています。2018年1月に仙台育英の監督に就任し、2022年夏に東北勢初の全国制覇、2023年夏に準優勝、2026年夏に8強入りしました。
仙台育英がどんな学校と宮城の代表を争ってきたかは、宮城県の野球が強い強豪高校で紹介しています。
座右の銘
須江監督の座右の銘は「人生は敗者復活戦」です。2022年12月の著書『仙台育英 日本一からの招待』の第1章に「私の座右の銘は、『人生は敗者復活戦』です。」と書き、続けて「人生というのは、負けて終わるのではなく、負けから始まるものです。ずっと勝ち続ける人生など、絶対に存在しません。」とつづっています。2023年1月のインタビューでも、座右の銘を聞かれて同じ言葉を答えました。
須江航監督の名言30選
須江航監督の名言は、監督1年目の2018年8月に甲子園の初戦で0対9と大敗した後の「2018年8月12日という日を一生忘れないようにしたい」に始まり、2026年8月に準々決勝で敗れた夜の「何1つマイナスにはならない」まで続きます。年ごとの言葉の後には、著書に書いた指導の言葉が続きます。
監督に就任してから優勝の前まで(2018〜2021年)
須江監督が就任したのは、2017年12月に部員の不祥事で前の監督が辞めた直後で、チームは対外試合禁止の処分を受けていました。2018年夏の甲子園は初戦で敗れ、2019年夏は8強、2020年は新型コロナで春夏の甲子園が中止になり、2021年春のセンバツは8強でした。
01「ここからの2年間で、向こう20年間の仙台育英の野球を作るつもりで取り組んでいく」
— 2018年1月、監督に就任してすぐの部員77人との面談で
02「勝ちたい選手が目の前にいて、勝利に導けませんでした。指導者として、2018年8月12日という日を一生忘れないようにしたいと思います」
— 2018年8月12日、監督として初めての甲子園の初戦で浦和学院に敗れた後
03「年功序列じゃない文化が、仙台育英にはあるからです」
— 2019年12月、1年生が活躍できる理由を聞かれて
04「僕は監督の仕事はふたつしかないと思っています。ひとつはモチベーターであること。監督の発言や振る舞いによって、生徒のやる気を上げることですね。生徒に夢と希望を与えてあげられるモチベーターじゃなきゃいけない。同時に、思考の交通整理をしてあげること。いまの時代にはそれが絶対に必要なんです」
— 2021年3月、センバツの期間中のインタビューで
2022年夏の甲子園優勝と「青春って、すごく密なので」
2022年8月22日、仙台育英は夏の甲子園の決勝で下関国際に8対1で勝ち、東北勢として初めて優勝しました。2018年夏の初戦で大敗した後に「1000日以内に甲子園で優勝したい」と宣言してから、4年後の優勝でした。決勝の後の優勝インタビューのスピーチで語った「青春って、すごく密なので」は、その年の新語・流行語大賞で選考委員特別賞に選ばれています。9月に始まった新チームでは、「2回目の初優勝」を目標に掲げました。
05「100年、開かなかった扉が開いたので、多くの人の顔が浮かびました。準決勝を勝った段階で、東北や宮城の皆さんのメッセージをいただいたので、熱い思いに応えられてよかった」
— 2022年8月22日、夏の甲子園の決勝の後の優勝インタビューで
06「入学どころか、おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて、高校生活は、なんというか、僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんです。青春ってすごく密なので。でもそういうことは全部ダメだダメだと言われて、活動をしていてもどこかでストップがかかって、どこかでいつも止まってしまうような苦しい中で、諦めないでやってくれた」
— 2022年8月22日、同じ優勝インタビューで、3年生をたたえて
07「本当にすべての高校生の努力の賜物で、ただただ僕たちが最後にここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います」
— 2022年8月22日、同じ優勝インタビューの最後に
08「その難しいことをやったのは決してここにいる18人のメンバーだけでなく、控えの選手や学校の皆さん、吹奏楽部、チアリーディング、生徒会執行部、みんなで成し遂げたことなんです」
— 2022年8月23日、学校で開かれた優勝報告会のあいさつで
09「幸福度の高い運営をして、2回目の初優勝を目指す」
— 2022年9月1日、新チームが始まった日のミーティングで
10「高校生の二度と返ってこない青春の時間が奪われてしまうのが、本当にやるせない。これを言ったら怒る人もいるかもしれませんが、大人の1年よりも、子どもたちの1年のほうが“密”ですから」
— 2022年秋、優勝インタビューの言葉が注目されたことについて聞かれて
2023年夏の準優勝とグッドルーザー
2023年夏、仙台育英は2年続けて甲子園の決勝に進みましたが、慶応に2対8で敗れて準優勝でした。選手たちは試合の後、慶応の優勝インタビューの間ずっと拍手を送り、須江航監督は「グッドルーザー(よき敗者)であれ」という日ごろの教えを口にしています。この姿勢が評価され、須江監督は2024年に日本スポーツマンシップ大賞2024のグランプリに選ばれました。
11「僕らが2年連続決勝に進出できたのは奇跡みたいな話なので。この奇跡みたいな瞬間を楽しもうと。とびきりの笑顔でやってくれたら。準備はもうしっかりできましたから。結果はあとからついてくる」
— 2023年8月22日、慶応との決勝の前日に
12「慶応がただただ強かった。完敗です。選手たちも最高のプレーをしてくれた。点差は開いたが、最高のベストゲームだった」
— 2023年8月23日、決勝で慶応に敗れた後の取材で
13「2年間で頂点、あとひとつの悔しさ、ともに味わうことができた。人生は敗者復活です。この経験を次に生かします」
— 2023年8月23日、同じ取材で
14「負けたときに人間の価値が出るから、グッドルーザーであれと言ってきた。ずっと拍手してたので誇りですね」
— 2023年8月23日、決勝で敗れた後、選手が慶応に拍手を送り続けたことについて
15「秋のミスは“成長痛”なので」
— 2023年秋、秋の大会の初戦で苦戦した後に
2024年〜2025年の言葉
2024年夏は宮城大会の決勝で聖和学園に敗れて甲子園を逃し、須江監督は直後に1・2年生へ座右の銘の「人生は敗者復活戦」を説きました。2025年夏は2年ぶりに甲子園へ戻り、3回戦で沖縄尚学に延長タイブレークの末に3対5で敗れています。この年の甲子園では、夕方の試合について「人生最高の夜更かし」という言葉も生まれました。
16「成功ではなく、失敗にこそ再現性があります。多くの人が、成功した話を聴きたがりますが、その人、その環境、さらに言えば、運や偶然の要素も絡み合っていて、残念ながら、成功には再現性がありません。」
— 2024年2月、愛知県の東海中学・高校での講演で
17「『人生は敗者復活戦』なんだから、負けて学べるかどうかなんだ。口で言うのと、体で感じるのとは違うんだ。きょうのことは一生忘れたくないよな。負けたということを忘れずにいたい。沈んだ後なんだから、ジャンプできるのは」
— 2024年7月23日、宮城大会の決勝で敗れた後、1・2年生に
18「正直言って、選手たちを叱る意味を年々感じなくなってきています。こちらが叱ったところで、その気持ちや言葉が選手には伝わっていないんですよね。」
— 2025年2月に公開された、臨床心理士の村中直人さんとの対談で
19「初めての甲子園みたいなもの。表現がおかしいかもしれないが、Tシャツとジーパンで行くくらいのラフな、フラットな気持ちで目の前のことに集中して、一戦必勝で戦えたら」
— 2025年7月28日、宮城大会で優勝し、2年ぶりの夏の甲子園出場を決めて
20「甲子園は倍速どころか、1日に1年分の経験を積める。ドラゴンボールだと『精神と時の部屋』、1日で1年分の修業ができる。まさにそういうスピード感で成長している」
— 2025年8月14日、夏の甲子園2回戦で1年生のショートとセカンドが併殺を決めた試合の後
21「人生最高の夜ふかしですよ。夏休みに友達と夜ふかししたんだっていう、最高の思い出じゃないですか。だから僕は肯定的に考えています」
— 2025年8月、夏の甲子園の夕方の試合について
2026年夏の甲子園(8強)の言葉
2026年夏、仙台育英は甲子園の開幕戦で札幌日大に3対1で勝って8強まで進み、準々決勝で智弁和歌山に3対11で敗れました。開幕戦はナイターで、須江航監督は前の年に生まれた名言「人生最高の夜更かし」を「やっぱりそうでした」と振り返り、選手に聞くと「夏祭りより、甲子園のナイターのほうが楽しい」と答えたと明かしています。準々決勝で敗れた夜には、宿舎でのラストミーティングで選手に語りかけました。
22「連覇という概念はない。毎年生徒は変わりますから。毎回初優勝みたいな感じ。甲子園なんて、まだまだ見えていないので。甲子園のことなんて考えないで、1イニング一球一球に集中して、自信を持ってやってもらいたいなと思います」
— 2026年7月27日、宮城大会の準決勝に勝った後
23「彼らがここまで味わってきた、人生最高の夜更かしだと思います」
— 2026年8月5日、ナイターで行われた夏の甲子園の開幕戦に勝った後
24「素晴らしいジャッジでしたね、みなさん。何一つ疑問を持つようなジャッジはなかったですね」
— 2026年8月5日、この大会から入った、審判の判定を映像で確かめるビデオ検証について
25「総じて力負けです。シンプルに力負けですね。完全にノックアウト負けですから。判定でもなけりゃ何でもないので。こんなにすがすがしいというか、もう次にやるぞと思えるような完敗は気持ちいいぐらいですね」
— 2026年8月18日、夏の甲子園の準々決勝で智弁和歌山に敗れた後
26「最初から失敗してもいいやと思って失敗することに得られるものなんてないんですが、絶対に成功したいとか、成長したいという心意気や行動で失敗したことというのは、何1つマイナスにはならないわけですよ」
— 2026年8月18日の夜、宿舎での最後のミーティングで
著書に書いた指導とチームづくりの言葉
須江監督の著書は、2020年の『二度消えた甲子園』、2022年の『仙台育英 日本一からの招待』、2023年の『伝わる言葉。 失敗から学んだ言葉たち』の3冊です。『仙台育英 日本一からの招待』には、チームスローガン「日本一からの招待」の意味や、就任1年目から選手に伝えてきたチームづくりの考え方が書かれています。
27「すなわち日本一は勝ち取るもの以上に、招かれるものである、と。」
— 著書『仙台育英 日本一からの招待』(2022年12月)で、チームスローガンについて
28「チーム作りは文化作り。今後、5年、10年と続いていくような、文化を作り上げてほしい」
— 著書『仙台育英 日本一からの招待』(2022年12月)で、就任1年目の選手に繰り返し伝えた言葉として
29「現状を「仕方がない」と思ってしまったら、何も生まれません。」
— 著書『仙台育英 日本一からの招待』(2022年12月)で、コロナ禍でより強く実感するようになった日ごろの心がけとして
30「この世のなか、ほとんどのひとはなにかに傷ついていると思うのです。そう考えるだけで、相手とのコミュニケーションが大きく変わるはずです。」
— 著書『伝わる言葉。 失敗から学んだ言葉たち』(2023年3月)の「伝える」の章で
高校野球のほかの強豪校は高校野球の全国強豪ランキング、プロ野球選手の名言はプロ野球選手の名言60選で読めます。
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